一週間以上日本の株式市場はお休み、明日まで休日の中みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
そこそこいいねが付いているツイート
月2万円の積立で世界中の株に投資。年5%のリターンがあるとすると40年後に3000万円になるんだよね。しょーもない年金制度やベーシックインカムより二十歳の時に強制的に全ての国民にiDeCo口座開いて月2万円積立させた方が遥かにいいんだよね。
— cub/底辺セミリタイア〜 (@cub_nomad) 2019年5月5日
休日の最中、これからの日本人は投資をする人としない人でも圧倒的な資産形成に差がつく不都合な真実を紹介したいと思います。
それではどうぞ
国民年金のリターンが驚くほど低いことについて
毎月高い年金を払っていますが、実際支払った額に対してどのくらい貰えるのか?正確なリターンを考えたことはあるでしょうか?
これを調べると本当に泣けるほどのローリターンなのです。
国民年金の支払額
現在毎月の支払額は月16340円 年間にして196080円およそ20万円です。
これを40年間(20歳〜60歳)まで1ヶ月も欠かさず支払うと満額を受け取る権利があります。
総支払額は
年間20万円×40年=800万円
40年間で800万円を支払うことになります。
国民年金の受け取り総額
反対に受け取り額は65歳になると月64941円、年間779292円およそ年間78万円を受け取れます。
65歳の男性の平均余命は19.41歳およそ20年生きることになります、平均85歳まで生きる。
国民年金の受け取り総額は
78万円×20年=1560万円
支払額800万円に対しておよそ1600万円と二倍になります。
ただし実際には支払額と同額の税金を投入していることになるので実際の総支払額は
年金支払い800万円+税金800万円=1600万円となり支払いと受け取り額はほぼ同額となります。
つまり40年間のリターンはゼロなのです。
国民年金は賦課方式となっており一定期間の年金給付に必要な費用を、その期間の現役被保険者と国が納める保険料で賄う方式となっています。
ウキペディアより引用
つまり現役世代の保険と税金が今の老人の年金になっている。
右から左にお金を移動させているだけなのです。
個人的にはこの賦課方式がダメだとは思いませんが物凄く非効率的な気がします。
つまり無駄が多い・・・
もしこれも非課税口座であるiDeCoで運用するとどうなるか
例
毎月2万円を積立 年間24万円
世界中の株式に分散投資を行う。期待リターンを年5%とする
40年間運用
3000万円になっている計算になります。
国民年金だと保険料年間20万円+税金20万円で40年支払って合計1600万円にしかなりませんが、イデコで積立を行うとずっと少ない資金で老後の資金も沢山貯まります。
3000万円も運用ゼロで単純に20年間分割で使ったとしても年間150万円となります。
つまり年金の2倍以上。
運用しながら上手に利用すればもっと長期に渡り使っていくことが出来ます。
その辺の記事はこちらを参考に
積立NISAで運用したら
20年間は毎年40万円ずつ積立て残りの20年は運用のみとするとどうなるのでしょうか?
前半の20年間で1330万円となります。
その後は1330万円を5%で20年間運用するとおよそ3500万円になります。
どちらも積立額の合計は国民年金の総支払額の合計と同じ800万円です。
もちろんリスクもあります。過去のデータからは十分あり得るリターンだが、今後40年間の世界の株式の平均リターンが5%もあるかはわかりません。
また国民年金には年金だけなく障害年金や遺族年金などの保険もあります。
しかしそれらを考えても国民年金のリターンは低すぎると思いませんか?
年金は世代間の助け合いだと言うなら、より支払額が少なく受取額が多くなるような制度にすべきだと思います。
更に年金はあくまで今の支払額であり将来はもっと支払額が増える可能性もあります。実際には受け取り年齢を厳しくしていく可能性が高いと思いますが(65歳→67歳〜70歳など)。また国民年金はインフレ率-0.9%しか増えないため将来インフレになると実質受取額が徐々に減っていくと言う制度上の欠点もあります。(持続性のある年金制度維持のための名目で実質受け取りを減らす制度変更にしています。)
個人的には将来の年金は生活保護+iDeCo月2万円強制支払いこれだけで十分じゃないかと思えます。
2万円払えない低所得者にはそれこそ政府が援助してもいい(ある意味ベーシックインカムです)
イデコ以外は自己責任で貯める。それでも生活が出来ない人には生活保護制度を利用する。
まぁこんな大胆な制度変更は不可能だと思いますけどね。
つまり最大の不都合な真実は
年金制度廃止してもあまり困らないってこと
まとめ 投資をする人としない人では大きな差になる
投資と言うと元本が沢山なくてはやっても仕方がない、高いリターンを追い求めるのが投資と勘違いをしている人が多いですが、実際は月2万円や積立NISA分の月3.3万円でも長期に投資を行うと大きな資産格差になっていきます。
マネーリテラシーとはそう言うことに気が付くことだと思います。
間違ってもレバレッジをかけてFXをやることやソーシャルレンティング のような怪しげな投資をすることではありません。
私は底辺セミリタイには2000万あれば十分だと考えていますが、月2万円〜3.3万円積立を行うことができる人は老後までにそれ以上の資産が蓄えられることになります。
難しいことですかね?
10年前に比べて非課税口座が出来て低コストインデックスファンドもあります。
要はやるかやらないかだけだと思います。
一生底辺で社会に文句垂れながら過ごすか底辺セミリタイア で楽しく過ごすか老後資金を運用で貯めるか今はもう本人次第だと思いますよ。
それでは
「iDeCo」と「つみたてNISA」の運用先にオススメの証券会社
つみたてNISAはこの2つ
iDeCoはこの3つ
ブログ主の運用先金融機関
参考記事