
毎月一定額を死ぬまでもらえたらどんなにいいことだろう。
働かずお金がもらえたら・・・・
そんな夢を実現できるベーシックインカム制度、しかし実現にはそのお金をそもそも何処から持ってくるの?と言う根本的な問題があります。
しかし自分でベーシックインカムを作れば問題ないじゃんってことで自分で作ってしまえばいいのです。
それが可能なのが底辺セミリタイア の資産運用なのです。
今回は自分で作るベーシックインカムについての話です。
2019年5月15日、一部改正
運用リターンを2.5%で計算しました。
自分ベーシックインカムを作ろう!
ベーシックインカムとは
ベーシックインカム(basic income)とは、最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対て最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策
ウキペティアより引用
毎月一定額のお金を国が国民にばらまく制度です。年金が年齢制限があるベーシックインカムだとすれば年齢制限なしの年金がベーシックインカムだと思えばいい。
ベーシックインカムの課題
その1 財源
最大の課題は財源確保です。月5万円を全ての国民にバラまくとしても年間60万円×1億2500万人=75兆円の予算が必要です。
これは年金の予算50兆円、医療費32兆円、生活保護3.8兆円、児童手当2兆円と比較しても巨大な予算が必要となります。
仮に高齢者が賛成したとして全ての社会保障費をベーシックインカムにしたとしても55兆円ほど(医療費は別枠として更に必要です。)
多分、全ての社会保障費をベーシックインカムに一本化プラス消費財5%アップで月5万円のベーシックインカムが可能じゃないのかなと思う。
財源の議論について
山崎元の試算によれば年金・生活保護・雇用保険・児童手当や各種控除をベーシックインカムに置き換えることで、1円も増税することなく日本国民全員に毎月に4万6000円のベーシックインカムを支給することが可能であるとする。具体的には日本の社会保障給付費は平成21年度で総額99兆8500億円であり、ここから医療の30兆8400億円を差し引くと69兆円となる、これを人口を1億2500万人として単純に割ると月額4万6000円となる。小沢修司も月額5万円程度のベーシックインカム支給ならば増税せずに現行の税制のままで可能と試算している。
ウキペディアより引用
山崎さんによると増税なしで月46000円ほどのベーシックインカムは可能とのことです。
その2 弱者対策
ベーシックインカムは一見バラ色の政策に思えますが、実は弱者に厳しい政策です。
なぜなら一律5万円の毎月支給は今の年金・生活保護費より少ないからです。
結局老後の資金は自分で貯めなくてはなりません。
老後資金を自分で貯められなかった人は月5万円のみで自己責任で老後を生活しなければなりません。
また結婚ができて二人の子供を持つことができる人は一世帯20万円のベーシックインカムが受け取れますが、結婚のできない男性は月5万円のままです。
つまり正社員や所得の高い人はより沢山のベーシックインカムが受け取ることができて、結婚できない所得の低い非正規雇用な人との所得格差はより広がる可能性もあります。
ベーシックインカムは本当に困ってる人への福祉を減らしてそれほど困っていない人に分けるという福祉の不公平性があるということは賛成派はあまり言いません、なぜなら不都合な真実だからです。
ある意味、究極の自己責任社会でありのです。
決してバラ色の政策ではありません。
個人的には賛成でも反対でもない
私個人的には賛成でも反対でもないです。多分できないだろうが、できたとしてもベーシックインカム賛成派が言うほどの制度でもないと思います。決してバラ色の制度ではない。もし素晴らしい制度ならどこかの国がすでに始めているはずです。
私の考えはベーシックインカムはただの年金の前借りだと考えています。
将来もらえる年金を減らして今もらえるようにする制度がベーシックインカム、だからこの制度が始まっても老後の資金は自分で貯めなくてはならないし、現行の生活保護よりもらえるお金が減るので、ある意味徹底した自己責任制度だと思っています。
月5万円あげるから後は自分で生きてくださいと言うある意味弱者には厳しい制度です。
まぁ私は仮にベーシックインカム制度ができたらありがたくお金を受け取りますが(笑)
そんな面倒で実現できるかわからないベーシックインカムより自分でベーシックインカムを作った方がはるかに簡単です。
2000万円あれば月5万円の自分ベーシックインカムが作れる
この要点は2000万円までお金を貯めて、その後は運用しながらお金を切り崩していく。
運用しながら取り崩していくところがミソなのです。
運用リターンはおよそ2.5%あれば十分です。(運用リターンを少し厳しめにしました)
2000万円を年2.5%で運用した場合の引出額と取り崩し可能年数
月 | 年間 | 取り崩し可能年数 |
---|---|---|
5万円 | 60万円 | 70年 |
5万5000円 | 66万円 | 56年 |
6万円 | 72万円 | 47年 |
6万5000円 | 78万円 | 40年 |
理論上年2.5%で運用した場合、月5万円の引出額なら70年間もちこてることが可能です。
月6万円・年間72年ならおよそ47年間引き出しが可能です。
実際には手数料や税金・インフレなどがあるのでここまで引き出せる余裕はないかもしれませんが月5万円ぐらいならほぼ一生引き出すことが可能と考えていいと思います。
ゼロ金利の銀行に預けて月5万円・年間60万円の引き出しならおよそ33年しか持ちこたえられません。
月6万円・年間72万円ならたったの27年です。
これが年2.5%の運用で引き出すと倍以上の期間引き出しが可能となります。
たった2.5%とバカにする人も多いでしょうが、たったこれだけのリターンで十分な自分ベーシックインカムが可能となります。
大切なことは運用しながら取り崩していくことです。
私の底辺セミリタイアの予算は長期で続ける予定なので少し厳しめの月2.5万円・年間30万円の引き出しにしています。
月0.125%〜0.25%ほど取り崩していくイメージですね。月2.5万円〜5万円ほど毎月引き出す感じです。
私の場合、年間120万円ぐらいの生活費が実質かかるので足りない分を労働やブログなどで得ています。
参考記事
リターン2.5%の運用は
自分ベーシックインカムを作るには
2000万円を自分で貯めなくてはならない。
2000万円を2.5%で運用しなくてはならない
この問題点はこの二つをクリアーしなくてはなりません。
所得の低い人が2000万円も貯めることができるのか?2.5%で運用が可能なのか?
私は十分可能と考えているのですが、やはり節約やお金を効率的に稼ぐノウハウ、運用知識が必要です。
それらも貯めながら学んでいけばいいと思っています。
まとめ 底辺セミリタイアを目指すなら自分ベーシックインカムを作るつもりで
私が実践している海外底辺セミリタイアは基本生活費が月5万円あれば可能と考えて実践しているので2000万円あれば十分ベーシックインカムの代わりになります。
個人的には年間生活費の10年分があればセミリタイアは可能と考えていますが、より生活を安定させるなら2000万円ぐらいあればいいかなと思っています。
底辺セミリタイアを目指すなら自分ベーシックインカムを作るつもりで資産形成をしていきましょう。
月5万円ほど毎月自由に使えるお金があるだけで人生の選択は劇的に増えると思います。
いつ実現可能かわからない国のベーシックインカムより自分で2000万円を貯めて資産運用をした方がずっと実現できる可能性が高いです。
それではまた。
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