2024/11/06
2023年のアジアの株式市場ですが、国別ETFで比べると明暗がくっきり分かれていて興味深いです。
今回は2023年の1年間の主要アジアの株式市場の成績です。
それではどうぞ
主要アジア市場の年間リターン
国別ETFでアジア市場の年間リターンを比べてみます。
ティッカー | 国 | 銘柄名 | 年間リターン(%) |
EWV | 韓国 | ishares Msci South Korea ETF | +18.2 |
EWJ | 日本 | iShares MSCI Japan ETF | +17.2 |
INDA | インド | iShares MSCI India ETF | +16.4 |
EWT | 台湾 | ishares Msci Taiwan ETF | +14.0 |
VNAM | ベトナム | Global X MSCI Vietnam ETF | +6.9 |
EIDO | インドネシア | iShares MSCI Indonesia ETF | -0.45 |
EWS | シンガポール | ishares Msci Singapore ETF | -0.64 |
EPHE | フィリピン | iShares MSCI Philippines ETF | -2.0 |
EWM | マレーシア | iShares MSCI Malaysia ETF | -5.89 |
THD | タイ | ishares Msci Thailand ETF | -16.0 |
MCHI | 中国 | iShares MSCI China ETF | -17.0 |
EWH | 香港 | iShares MSCI Hong Kong ETF | -19.3 |
米国のETFなのでリターンはドル建てとなります。配当は含みません。
アジアでのドル建てリターンナンバーワンは意外に韓国。日本は円建てだと30%近くのプラスですがドル建てだと円安のため17%ほどのプラスとなります。
世界的に見ると株式市場は好調だったのですが、ここアジアでは明確に二極化した年でした。
勝ち組と負け組
プラスだった国とマイナスだった国を分けると
勝ち組国
韓国・日本・インド・台湾・ベトナム
負け組国
香港・中国・タイ・マレーシア・フィリピン・シンガポール・インドネシア
ここには明幕な差があります。
それは
中国と関係の深い国のリターンが低かった
中国・香港だけでなく東南アジアの国のリターンも全く冴えなかった。
東南アジアの国々のリターンはここのところ全く冴えません。
反対に西側と友好的な国の株式市場は好調。
グローバルサウスなどと言われていますが、実際のところは西側といかに貿易を結んで友好的になっているかパフォーマンスn影響しているかわかりますね。
まぁ・・・要は米国と仲良いことです。
反米左翼の意見だと
グローバルサウスやBRICSの拡大はドル離れだの米国のオワコンだの言われていますが実際はそんなことは全く起こっていません。
結局、中国と関わった国は碌な成長をしていないことになります。
ただし・・・・
株式市場は見捨てられた市場が割安になっていることがあるので、今後はこのような国の成長率が良くなっているかもしれません。
ただし、2023年に限っては中国と中国の関係が深かった国の株式のリターンが低かったということです。
2024年はもしかしたら中国の景気が底打ちをして、これかの国パフォーマンスが良くなっているかもしれません。
2024年の高パフォーマンス国
それでは、アジアの国で今年パフォーマンスの良さそうな国を予想してみます。
それはズバリ
フィリピン
マルコス政権は西側との関係、特に米国と日本との関係を重視しており、前政権とはかなり外交を変更しています。
そのため、今後、西側からの投資が増えていく可能性が高いと思います。
よって、2023年不調だったフィリピン市場は今年好調になる
・・・・と予想してみました。
どうなるか?
年末が楽しみです。
まとめ
アジアの株式市場は中国市場とそれ以外の市場で大きくパフォーマンスが違っていました。
今後はどうなるのか、しばらく注目していこうと思っています。
定期的にアジア株のパフォーマンスを紹介していく予定です。
それでは。
コメント
日本と台湾の時代、始まりましたね
by にし 2024年1月3日 09:26
日台の時代きたーーーーー!!!!!
by cub 2024年1月3日 10:23