2024/11/06
米FRBがついに金利の引き上げを開始しました。
インフレもなかなか収まらず私の所有している債券投資群が株式のクッションになるどころかガソリンばら撒く状態で二重に損失が拡大しています。
高インフレ経済化では全くリスク分散にならない・・・
そんな債券投資の現状報告です。
それではどうぞ
米長期債券ETFと物価連動債券
現在所有している米国長期債券ETFと物価連動債券の評価額です。
(金価格も含めました)
アセット | ティッカー | 商品名 | 評価額(円) | 評価損益(円) | 利回り |
米長期債券ETF | 2621 | iシェアーズ 米国債20年超 ETF(為替ヘッジあり) | 906,300 | -114,300 | 2.1% |
EDV | バンガード 超長期米国債 ETF | 922,543 | -92,118 | 2.3% | |
米物価連動債券ETF | TIP | iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF | 2,002,192 | -65,941 | 4.9% |
金 | 投資信託 | 三井住友TAM-SMT ゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジあり) | 1,067,774 | +56,603 | |
現物金 | 131.1g | 1,047,226 | +68,816 | ||
合計 | 5,946,035 | -146,940 |
長期債券ETFは今年に入って-10%以上下落をしています。
株式以上に下落中。
EDVのチャート
TIPのチャート
EDVは超長期債券でデュレーションが20年以上あるので金利が1%上がることに債券価格が20%は下がるので仕方がないとしても意外とインフレ連動債券の価格は上昇しません。
ただしTIPの配当利回りは高くて現在4.8%ほどあります。
物価連動債券の仕組みがイマイチわからないのですが償還される時にインフレ分債券価格が上乗せされるからその分配当に回しているのかな?
米国の金利動向
現在の米国債券の金利は次のようになっています。
米国の10年国債の金利2.17%
10年BEI(期待インフレ率)2.8%
2022年2月のインフレ率7.9%
このようになっています。
米国の期待インフレ率が2.8%で10年国債の利回りが2.17%なので国債の実質金利は-0.63%となります。
実質利回りがマイナスなので債券を持っていれば損をすることになります。(インフレに負けて目減りしていく)
トントンになるには2.8%まで債券利回りが上がらなくてはなりません(債券価格が下落する)
ただしマーケットは2月のインフレ率が7.9%と高い割には10年平均では3%ぐらいのインフレになるとみているので、それほど高いインフレ率でもありません。
将来的には長期債券の利回りが3%前後になるのかな?
なぜ将来のインフレ率が低いのか
世の中の予測ではやれスタグフレーションだのハイパーインフレだの大げさな予想が目につくことが多いですが、なぜこのようになるかと言えば、最大の理由は
不景気になる可能性がある
これに尽きると思います。
高インフレで生活が苦しくなる→みんな節約や経済活動を抑える→経済成長が低くなる→景気後退へ
こうなる可能性があります。
もちろんインフレ率が高止まりのまま止まらない可能性もあります。
この辺の予想がどうなるかは難しい判断です。
もし景気後退の指数が出てくると長期債券などは先取りして利回りが下がってくる(債権価格が上昇)かもしれません。長短金利のフラット化へ。
米国FRBが金利を0.25%引き上げましたが、早速BEIも下がってきましたしね。
追加投資はどうするか
株だけでなく債券も下がっているので追加投資をどうするかですが、
半年に一回6月か7月ごろの価格を見て判断します。
あまりにも下落していたら追加投資をする予定です。
今とあまり変わらないならこのまま放置でいいかな。
まとめ
今回はインフレ率が高い中の債券投資で、株式だけでなく債券も下がり損失拡大に塩を塗る展開となっています。
一応、金と物価連動債券はインフレに強いらしいのでその分多少はマイナス幅を減らしてくれると思うのですが正直わからないですね。
わからないのでポジションはこのままにしておきます。
今回はマイナス幅が広がっていく債券投資の話でしたが、長期債券はもっと下がりそうな気がする、後20%ぐらい下がる覚悟はしていきます。
これからどうなるか楽しみにしていてください。
それでは。