そろそろ海外セミリタイアが復活するので、2023年度版のセミリタイアに必要な資金額を紹介したいと思います。
今年で8年間セミリタイアをしてきて実践でこれくらいあれば大丈夫だろうという金額です。
それではどうぞ
セミリタイア別資産額
去年も同様の記事を書きましたが、バージョンアップ版です。
セミリタイアの種類は3つ
名称 | 定義 |
アーリリタイア | 全く稼がないで資産や不労所得のみで生活が可能。世間が考えるリタイアスタイル。 |
セミリタイア | 生活費の一部を収入と資産運用の取り崩しで行っていくスタイル。今後メインとなると思われるスタイル |
収支均衡型リタイア | 生活費は全て稼いでいくタイプ。資産は取崩すことなく運用を続けていく。 |
アーリーリタイアは資産運用のみで生活。セミリタイアは収入と資産運用で生活、今回は収入と運用は半々とします。
収支均衡型は生活費は稼ぐは投資分には回さない、運用は続けていきます。
生活費は月10万円
生活費は年間120万円とします。
コロナ禍の3年間の日本の生活費の平均は1ヶ月66,000円でした。
私の場合は実家があったので安くできました。
普通は家賃込みも必要なので月10万円・・・海外も同様の金額です。
まもなく始まる海外セミリタイアシーズン2の生活費は月10万円とします。
収入は月5万円
今回のセミリタイアは収入と運用を半々としているので収入は月5万円とします。
収入は年金が貰える65歳まで続ける。
65歳以降は年金5万円・・・私は底辺なので年金が少ないです(涙
セミリタイア期間の副業は月5万円ほどとして65歳の年金をもらえる時まで続ける。
アーリーリタイアに入れば副業ゼロでも良し!
資産運用は3%
資産運用は3%としましたが、もう少し運用利回り上げてもいいかもと思っています。
実際運用をしているとこのくらいのリターンは十分に上がっています。
また来年から新NISAが始まり枠が1,800万円と大きいの非課税口座だけでセミリタイア資金は運用できると思う。
コロナ禍でも実際に増えています。
3年間で1,800万円→2,700万円
資産運用のリターンは年3%とする。ただしNISA口座にリスク資産を全て投資したら4%でもOKか?
必要な資金額
3つのタイプで必要な資金。
タイプ | 必要額(円) |
---|---|
収支均衡型セミリタイア | 1,000万円 |
セミリタイア | 2,000万円 |
アーリーリタイア | 3,000万円 |
前提
これはあくまで私の場合です。もちろん人によって必要額が違うことは了承してください。
インフレ率は1%・年金は65歳から月5万円・運用利回りは3%としています。
年金は私が貰える予想額です。
65歳の時点で年金5万円➕運用5万円で生活しています。
この生活費は今の段階の価値で実際はインフレ率1%あるので実際は多いと考えてください。
インフレを過剰に心配する人がいますが、実際はインフレ率よりやや低いぐらい年金が増える。
運用もインフレ率+リスクプレミアム(3%)と考えていいと思います。
数年後にインフレなどで予定にズレが生じた時は随時資産額を変更していく。
あくまで2023年の段階の金額。
65歳の時点で1,500万円以上+年金5万円以上あれば老後は生活可能と考えています。
アーリーリタイア・セミリタイアは何歳でもこの金額で可能。
収支均衡型は40歳以下なら1000万円、40歳以上なら1000万円以上・・ちょっと多めに必要。
若く収支均衡型したほうが資産が少なくて済むのは意外に思われるかもしれませんが、若い方が運用できる期間が長いので高齢の方より資産が少なくて済む。
これは意外にセミリタイア本などで指摘されていないですが重要なことです。
セミリタイア後もお金が増えるのです。
FIREしてからも運用
ほとんどの人はFIREしてからも資産運用を続けていきます。
そうするとリタイア後も運用額が増えていく可能性が高い。
私の場合は2015年に2000万円でセミリタイアしましたが、そこから8年で2,700万円に増えています。
このペースだとあと数年アーリーリタイアに必要な資産額に達成してしまいます。
目標金額より少なくても、リタイア後に運用を続けていく・・取り崩し額もリターンより少なくしているとお金が増えていくのです。
多分、FIREしている多くの人は資産額が増えているんじゃないかな。
リタイア後も運用を続けていくと資産は増える可能性が高い
また何度も言いますが来年から始まるNISAで運用を続ければ単純に利益に対する20%課税が非課税になるのでリターンが1%上乗せされることになります。
目標リターン3%→NISAで運用することによって4%になる。
長期では、この1%の差が物凄く大きくなります。
新NISAによってセミリタイアのハードルが凄く下がる可能性が高い。
セミリタイア資金は少なくてもいい?
必要な資金が多くなればリタイアは遅くなります。
そして目標額に達成しても、意外とお金は減らないで増えることもある・・使いきれないお金がありながら墓に入ることも実際に多い気がする。
少ない額でセミリタイアしても運用に副業、小さな稼ぎで意外となんとかなれてしまうのが8年間セミリタイアした感想です。
月数万円の小さな収入でも数年・10年以上あるとないのでは大きな差になります。
私の今後のセミリタイア
最後に私の今後のお金について話しましょう。
セミリタイア後はずっと資産運用・取り崩しと副業で生活してきました。
8年間の間でも時々相場が下がり資産が大きく下がることがありましたが、その後、上昇して徐々に増えています。
リタイア後に大きく減ったのは2016年のチャイナショックと2020年のコロナショックです。
後300万円ほどで3000万円・・・このペースだと3年後に達成してしまいます。
(年100万円ペースで増えていった)
資産が3000万円以下の時は運用+副業でセミリタイアをして超えたらアーリーリタイアをする。
65歳時点で1500万円以上あれば・・まぁ何とか老後も生きていけるんじゃないかと。
このくらいに考えています。
どうなるかは・・・今後をお楽しみに!
まとめ
今後は新NISAが始まり本当にセミリタイアのハードルが下がる気がします。
セミリタイアしたからと言って引きこもり必要はありません。
自分の興味のあることをすればいい、興味などないのなら自分の嫌なことはしなければいい。
セミリタイアをして改めて働くのも良し!趣味に生きるのも良し!まったり生きるのも良し!
自分で決めれば良いのです。
改めて思うセミリタイアの資金額は
世間が思っているほど多くは必要ない
やはり底辺セミリタイアですね。
セミリタイアに必要な資金は実践データは元に時々バージョンアップしていく予定です。
コメント
大変参考になり、生きる希望が出ました。
早くセミリタイアしたいです。
もう働きたくありません。
by yo 2023年4月14日 12:08
セミリタイアしても意外と何とかなるものですよ。
無理に働かないで生きていきましょう!!!!!!!
コメントありがとうございます。
by cub 2023年4月14日 13:00
現在、37歳で3450万ですが、これだと暮らせることになりそう。
ちなみに会社を体調不良で辞めてしまって、失業保険もらった後働こうってなっています。
私の場合は、働きたくはないけれど、働いてないとソワソワ鬱々してしまいます。
by 訪問者。 2023年4月15日 06:29
金銭的には問題ないと思います。
セミリタイアは人によって適性があると思うので働かないことでストレスを感じるなら無理のない範囲で働いていけばいいと思います。
疲れたら辞めて休むという選択ができるのもセミリタイアの魅力です。
コメントありがとうございます。
by cub 2023年4月15日 11:08
cubさん、いつもブログ読ませてもらってます^_^
元々は浪費家でしたが、ブログを読み少しずつ行動して500万円程資産を作る事ができました。40歳前でこの金額は少ないですが自信が持てました。このブログのお陰です。
1000万円で終始均衡型リタイアを目指していて、半分まで来たので週5日勤務から週4日勤務に減らしました。少しずつダウンシフトしてリタイア適性を見ていきたいです。
同じ介護職としてセミリタイアを達成されたcubさんのブログはリアルでとても貴重な情報なので、これからも参考にさせていただきます^_^
by kiyo 2023年4月15日 19:07
大丈夫です。
私も30歳まで貯金はゼロで全くしていませんでした。
一度貯金や投資を始めると1000万円ぐらいは十分行けると思います。
自分のペースでやっていけばいいと思います。
介護も無理のない範囲で働けば高齢になっても働けると思うのでリスクヘッジの職業として最適ですね。
私の困ったら介護と考えています笑
コメントありがとうございます。
by cub 2023年4月16日 08:33
いつも楽しくブログやツイッターを拝見させていただいています。
先日たまたまテレビを見ていたら、クローズアップ現代にてFIREの特集をやっていました。
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/QWKN7Q48Z7/
ただ自分としては違和感を感じましたが、こちらのブログ記事を見て解決しました。
今はFIREどころかセミリタイアに程遠い現状ですが、気長に働きつつ投資積立でぼちぼち資金を貯めていきます。
by エーオーブン 2023年4月16日 11:26
NHKのFIRE特集は旅先のホテルで見ました。
私は当たり障りのない感じの内容でしたね。
やはりFIREは少数派の生き方なのです・・・・良かった。
コメントありがとうございます。
by cub 2023年4月16日 16:24