2024/11/06
前回の記事では私自身のセミリタイアのシミュレーションをしました。
結果としては48歳までに2500万円以上あれば働かないで生きていけるライン。
ちょっと余裕を持って年金がもらえる65歳まで月2万円稼いでいればセミリタイアラインは十分と出ました。
今回は年齢やセミリタイアの種類によっていくらぐらい資産と稼ぐがあれば可能かシミュレーションをしてみました。
それではどうぞ
3つのセミリタイア
今回は資産と働き方によって違う3つのリタイアについて定義します。
名称 | 定義 |
アーリリタイア | 全く稼がないで資産や不労所得のみで生活が可能。世間が考えるリタイアスタイル。 |
セミリタイア | 生活費の一部を収入と資産運用の取り崩しで行っていくスタイル。今後メインとなると思われるスタイル |
収支均衡型リタイア | 生活費は全て稼いでいくタイプ。資産は取崩すことなく運用を続けていく。 |
セミリタイアは生活費の一部を稼ぐスタイルなのですが、収入が9割・運用が1割と収入が1割・運用が9割とではかなり違ってくるので定義上、収入と資産の運用を半々で生活費を補うスタイルとします。
収支均衡型リタイアは生活費のみを稼ぎ、投資には回さないタイプとします。
生活費は低コストタイプとして月10万円と前回と同じとします。
資産 | A万円 | 運用リターン | 3% |
リタイヤ後の収入(65歳まで | 5万円or10万円 | 生活費 | 月10万円 |
年金受給開始年齢 | 65歳 | 年金 | 5万円 |
リタイア開始年齢 | X歳 | インフレ率 | 1% |
今回もリタイアシミュレータというサイトを利用しています。
リタイア別シミュレーション
65歳までセミリタイアは月5万円を稼ぐ、収支均衡型リタイアは月10万円を稼ぐ。
100歳で資産がゼロになるとします。
年齢 | アーリリタイア | セミリタイア (月5万円稼ぐ) | 収支均衡型リタイア (月10万円稼ぐ) |
30歳 | 3,300万円 | 1,900万円 | 970万円 |
35歳 | 3,130万円 | 1,870万円 | 1,000万円 |
40歳 | 2,930万円 | 1,830万円 | 1,070万円 |
45歳 | 2,700万円 | 1,780万円 | 1,110万円 |
50歳 | 2,450万円 | 1,730万円 | 1,180万円 |
通常リタイア年齢が高くなれば必要な資金は少なくなるのですが収支均衡型リタイアのみ若くなればなるほど必要資金が少なくなります。
これは資産を使わない前提なので長期の運用によりリターンが上がっていくためです。
30代・40代でセミリタイアをしたいのなら月5万円を65歳まで稼ぐなら2000万円ほど。
生活費は全て稼ぐつもりなら1000万円あれば可能となります。
実際はリターンに課税されますし、保険や年金を支払う人もいると思うのでこのシミュレーション通りになるとは限りませんが、ローコストで生活が可能な人は予想以上にお金がなくても生きていけることになります。
どのタイプでも年金がもらえる65歳の時点で1700万円ほどあれば100歳まで生活できることになります。
リタイア後の目安にしてください。
セミリタイアの鍵
月10万円生活+ちょい稼ぐこと
この二つが重要になっていきます。
これが可能な人はセミリタイアのハードルは世間が思うよりずっと低くなります。
ちょっと稼ぐことも節約生活も昔よりずっと簡単になった
年を取って稼ぐ難易度がちょっと前なら急激に上がったかもしれませんが、今は高齢化もあってハードルがすごく下がっています。
フルタイムで20万円・30万円稼ぐのは今でも大変だと思います。
しかし数万円から5万円・・・または10万円ぐらいは凄く難易度が下がっている。
今の私もブログやポイ活・ウーバイーツ・時々バイトなどをやって5年間の平均収入は月8万円ほどになっています。
2017年から21年の5年間の家計簿
収入 | 支出 | 収支 | |
2023年 | 215,640 | 983,520 | -767,880 |
2022年 | 791,140 | 986,720 | -195,580 |
2021年 | 446,920 | 866,620 | -419,700 |
2020年 | 1,268,355 | 1,324,051 | -55,696 |
2019年 | 960479 | 1122835 | -162356 |
2018年 | 799136 | 1380553 | -581417 |
2017年 | 1481705 | 1694725 | -213020 |
5年間の月平均はなんだかんだ8万円ほど稼いでいることになります。
過去5年間は月8万円稼いで生活費は月10万円足りない部分は運用資産から取り崩していたことになります。
改めて反省・・・稼ぎすぎですね。
節約も今では普通の生き方の一つとなっています。
昔は男性が節約生活などと言ったら甲斐性がないとネットで叩かれたものです。
月10万円よりもっと低コストで生活している人も世の中たくさんいますからね。
まとめ リタイア資金
物凄くざっくりですが、30代・40代のセミリタイア、生活費が月10万円。
働かないでやっていけるラインがおよそ3,000万円。
月5万円を65歳まで稼ぐつもりなら2,000万円。
生活費10万円を65歳まで稼ぐつもりなら1000万円。
このようになります。
また一つのスタイルをずっと続けなければならないという決まりはありません。
最初は収支均衡型リタイアでセミリタイアをしたけど、結局月15万円稼いで生活費も月8万円で済んむようになり、その分を投資に回したら45歳で3000万円貯まったのでもう働かないスタイルに変更する、それでも問題ありません。
実際、私も最初は2,000万円でセミリタイアをしましたが、資産が増えたので稼ぐ必要額が事前の予想より減っていきました。
50歳で2500万円あればシミュレーション上は稼ぐ必要はなくなります。
こんな感じで柔軟に生活スタイルをかえていけばいいと思います。
世の中、FIREやセミリタイアに5000万円必要、最低1億円ないと不可能なんてハードルが高すぎると思いますよ。
また5年後ぐらいに実際どうなったかシミュレーションをしたいと思います。
それでは。