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【深センノマド編】世界一ネトゲ廃人「三和ゴッド」の密集地。日雇い100元(1,600円)の街、中国の深セン・三和に行ってきたので紹介します。

[記事公開日]2018/01/30
[最終更新日]2018/05/06

【深センノマド編】世界一ネトゲ廃人「三和ゴッド」の密集地。日雇い100元(1,600円)の街、中国の深セン・三和に行ってきたので紹介します。

WHOにも病気に認定されたネットゲーム依存症。

そんなネットゲームに一日中没頭して自堕落な生活を送る私の仲間のような中国人が密集している街が深センにあると聞き今回その街を訪ねてきました。

去年の6月ぐらいにマスコミで報道されて私は一度自分の目で確かめて見たいとずっと思っていました。

文春オンラインより

今回、香港へ行ったついでに行ってきましたのでブログの記事にします

深センにある格安生活地帯について

前回深センを訪れるまで深センの街のことをほとんど知らなくて、知っている町と言ったら有名な電気街「華強北」ぐらいでした。

深センは最近急成長して香港より凄いらしいぞ!

そんなネット情報ぐらいの知識で深センへ行ったのですが、私、あまりそういうの興味がないんですよね(笑)

ドローンとかも別に欲しくもないしw

そんな中、偶然泊まった街をウロウロしていたら、突然、別世界のような下町が現れてとても驚いたの経験があります。

その時の記事はこちら

地下鉄の崗廈(Gǎng shà)という駅です。

表通りは高層ビルに大きな舗装された道路が走っているのですが、その数本裏道に行くとそれこそ私が子供時代のような街並みがあり、そこの生活コストも表通りの半分ぐらいに下がって深センの街にもこんなところがあるのかとワクワクしたものです。

これなら深センで外こもりできるぞ!ってね。

これ以外にも地下鉄の3号線の終点駅双龍(Shuāng lóng)も凄かったですね。

深セン・三和の場所

今回の三和という街は地下鉄2号線の終点駅の一つ手前「龍華站」ところにあります。

場所

記事で紹介されたイメージを想像していて、どのくらいやばい所なんだろうとワクワクしながら行ったのですが、龍華站を降りると拍子抜けするぐらい発展していた街でした。

地下鉄沿いには店が並んでいて、夜や休日になると人で溢れていて殺伐とした雰囲気など全くありません。

駅を少し歩くと巨大なデパートがあります。

カルフールのようなスーパーがあり人で溢れていました。

休日になると人で溢れてこれぞ中国という感じです。

駅周辺にはカフェテラス式の飲食店やカフェが沢山あります。

カフェの値段も安くても15人民元(255円ほど)と台湾や日本とほとんど同じです。

1人民元17円で計算。

夜になると沢山の人が店で食事をしています。

龍華公園も家族連れ・カップルで賑やかな所です。公園もとても綺麗でした。

朝鮮族打糕、朝鮮族の名物料理でしょうか?日本のきな粉餅のような食べ物です。

中国のシェア自転車はここでも大活躍。本当に便利なサービスです。

・・・・まぁ自転車多過ぎると思いますが(笑)

中国のパクリ企業として有名な「名創優品」メイソウではなく「木槿生活」ムムソウなんて名前の店もありましたね。

中国はガソリンバイクはほとんど走っていなくてほとんどが電動バイクでした。

この街では電動バイクで中国版uber eatsのような個人宅配業者が沢山走っていましてね。

これも多すぎだろってぐらい。

中国のコンビニの店の前にある充電器はスマホの充電器だと思っていましたが電動バイクの充電スタンドでした。

日中は個人宅配業者が沢山充電していましたね。情報交換でもしているのかな?

中国は米系ネットサービスはほぼ規制されてアクセスすることが出来ません。

事前にローミンングSIMをアマゾンなどで購入するといいです。

香港・台湾・台中で売っている場所の紹介記事。

旅に必要な荷物などは参考にしてください。

噂のネトゲ廃人の街「三和」はどこか?

物凄く大きなスラム街をイメージしていたのですが、龍華站周辺は活気があるし本当にそんな所あるのか疑問に思っていましたが・・・・

ありました。ネトゲだらけの街が!

場所

海新信人力資源有限公司という人材紹介場所があるのですが、そこの少し南側にあります。

地図でいうとこの辺です。

海新信人力資源有限公司周辺

男たちが仕事を探しています。

従業員募集のチラシ、「包吃包住」が強調されています。前は気づかなかったのですが中国の飲食店の募集とかも包吃包住の所が多いですね。

包吃包住とは住居費・食費込みという意味です。そう考えると深センの飲食店の給料思っているほど悪くないのかも・・・

台湾や香港ではサトウキビを潰してジュースとして出すのですが、こちらはそのまま丸かじりw

台湾にも同じような宝くじ売り場があるのですがガラガラ、中国がどこも人が沢山いましたね。

ネカフェはこの囲み以外にも沢山あるのですが、特にこの辺が異常なぐらい沢山ありました。

この街にも言えるのですが、深センの街は表通りは広くて立派なのですが一本奥へ行くと舗装されてない所が沢山あります。この辺の囲んだところをは挟んだ道は舗装されているのですが、その両側は同じように舗装されていません。

こんな感じでデコボコです。

これは前回訪れた崗廈や双龍でも同じでした。

噂の三和はネトゲと安宿と自助飯だらけの街

とにかくこの街に来て驚いたのがビルというビルに安宿とネカフェが乱立していることです。

小さな看板を持って安宿の呼び込みをしているおばちゃん。

安宿だらけ・・・

値段は個室が30〜40元(日本円で500円〜600円)

共同部屋が15元(250円)

安宿が借りられない!

こんなに沢山あるから安宿なんて簡単に借りられるだろうとタカをくくっていたのですが、全然借りられないです。

部屋を借りようと思うと

「身分証を見せろ」

と言われてパスポートを見せると

「これ何?護照じゃなくて身分証だよ」

と言われる始末。どうやら中国には二代身分証というものがあるらしくそれがないとダメなようです。

ただ宿によってはパスポートを一様スキャンのようなものに通して登録できるか試してくれる所もありました。

(中国はこんな安宿まで身分証をスキャンして登録するシステムがあるのに驚きです)

それで通らないとダメだよという宿もありました。

そしたら、道に立っていたおばさんが身分証なくてもいいよというのでそこで泊まることにしました。

ラッキー!

一泊30元(500円)の宿とは

もう西成のドヤ街と同じですね。

ただ、トイレとシャワーが中国式の一体型でなんとも言えないのですが・・・

mobikeを宿の前に泊めておくと便利です。

 

ここはドミトリーというか共有部屋もあって20元以下で泊まれるようでしたが・・・

流石にアウェー過ぎて私でも無理でした。

始めは気づかなかったのですが、どうやら宿にも二通りあるようで、ホテル名がしっかり書かれている所は正規のホテルでただ「住宿」と書かれた所は無許可の宿ではないかと思います。

沢山宿があるのですが宿名が書かれていないところも結構ありました。このようなところは私のような外国人でも泊まれる可能性があります

・・・ただし何が起こっても自己責任です。

私が泊まったところも60前後のおばさんが住んでいるところでその何室かを貸し出しているような感じの宿でした。

おばさんもその一室で寝泊まりしていました。

私は二泊しただけなのですが、残念なところは丁度深センが寒波の時期で隙間だらけでとても寒くて我慢ができなかったところです。

もう少し暖かい時期ならよかったのですが・・・

台湾・香港・深センは意外と冬が厳しいです。(暖房が全くないので)

この宿も当然ですがエアコンなどありません。夏は夏で我慢できないかも。

驚きのネトゲカフェの密集・・そして人も沢山

「网吧」と書かれた店が全部ネットカフェです。ちなみに繁体字では「網咖」と書くそうです。

店の数にも驚きますがもっと驚くのがほとんどの店に沢山の客がいること!

PCも30インチ以上の大型画面で最新の物です。

店主もネトゲに夢中w 

トランク持ち込んで泊まり込みの人もいました。こんな感じで寝ています。

特別な日ではなく平日の午後の時間帯です。

とにかく人人人・・・

料金は店によって多少違うのですが、大体1時間1.5元〜2元ぐらいです。日本円で30円前後、8時間通しで8元140円、一日20元340円ほどです。

私もやってみようと思ったのですが、ここでもダメで・・・

というより部外者だと分かるともう相手にしてくれないというか。

ちょっとでも言葉が通じないと「ダメダメダメ」って感じでしたね。

自分の中国語の能力の無さがアダとなってしまった。

店自体に入るのは特に問題はないです。

若者はネトゲ・・大人は賭博の街

実はこの街、ネトゲの街として紹介されてますが、実際の規模は物凄く小さくて100m範囲に収まるぐらいの小さな所です。そこからちょっと抜けるともう普通の深センの活気のある街という感じで決して大きくもなくそして治安もそれほど悪い所という感じもありませんでした。

メイン道路に出れば若い女性も普通に歩いていますし店でも働いています。

ほんの一部だけがこのようなネットカフェだらけの場所となっています。

ただしネトゲだけではなく賭博も普通にやっていて賭け麻雀店も沢山ありましたね。

麻雀店は夜中の12時ぐらいまで客が入っていました・・・平日ですが。

行李寄存・・・行李は中国語で荷物という意味。

荷物を預けてくれる所も沢山ありました。写真の店は一日3元(50円)ほど。

2元ほどの店もありました。

しかしこの手の店は必ず麻雀をやっている中年男女が常にいましたね。

いやー預けたくないです(笑)

男たちが沢山集まっているところがあり、そこに行くと必ずトランプ博打をやっていましたね。

これも隠れてコソコソやる感じではなくビルの一回で上記の写真のようなところで堂々とやっていました。

これは流石に写真に取れませんでした。

おじいちゃんも道端でトランプを楽しむ(当然賭けありですw)

ずらっと並ぶ自助飯店

自助飯とは台湾にも沢山ありますがオカズを数種類選んでご飯にかけるぶっかけ飯です。

個人的には安くて美味しくて好きです。

この店は時間帯が悪かったのかオカズが冷めていて不味かったですね。

10元(170円)

その自助飯店の隣の小さな店がとても美味しかったので紹介します。

「蒸味小碗菜」という店です。

場所

蒸した料理を小皿に分けて一品ずつ選ぶ店なのですが、どれも安くて美味しい!

深セン滞在中はずっとこの店に通っていました。

オカズ二品とご飯で料理にもよりますが10元(170円)前後。おまけにご飯はおかわり自由という太っ腹な店です。

台湾にも日本にもないタイプの店ですが作れば流行りそうな店でした。

オススメです。

生活コストが激安な街

このように安宿と自助飯店、それにコンビニも沢山あり、近くに仕事の紹介センターもあるためなのかホームレスなどはとても少ないようです。

日本の西成の方がよっぽど停滞していますね。治安もスラムと言われるほど悪くありません。

多分、この辺に住んでいる中国人が聞いたら怒ると思いますね。

安宿・自助飯・コンビニ、駅周辺にはカフェも沢山あるのでローコストで生活するには十分な場所だと思います。

1ヶ月の生活費

安宿 30元×30日= 900元(15,300円)

食費 20元×30日=600元(10200円)

合計 1500元(25,500円)

三和に引きこもっていれば月3万円あれば生きていけます。

深センですよw

ネトゲ屋がなぜここまで多いのか?

実はここ三和に限ったことではないのですが中国は意外にネトゲカフェが多いです。珠海にも結構ありました。

ここほど密集はしていないですが・・

この街を見た感想ですが、娯楽が少ないよう気がしました。

多分、若い男性が地方からこの街にやって来てもやることあまりないんだと思います。

そんな中、安い料金でネットゲームが24時間楽しめる場所がある。

そりゃハマるでしょうね。

言い方悪いですが

パタヤはエロの街

三和はクズの街

自堕落な人間にとっては最高の街だと思いますよ。半径10mの範囲で生活が完結してしまうのですから。

便利この上ないです。

深センノマドとしてはどうか?

生活コストとしては月5万円ぐらいで十分生活できます。

ただこの地下鉄2号線の路線沿いは新興の住宅地なのか、この龍華站までの間が凄い住宅開発をしていて高層マンションが凄まじい数があり当然ですが人も物凄く多いです。

活気があっていいのですが少し疲れますね。休日や朝夕のラッシュアワーは東京並です。

これなら珠海でいいかなというのが正直な気持ちです。

深センの最先端の場所からもそれほど遠くなく、それでいて生活費も安いので悪くはないと思います。

ただ深センの中心地に近い崗廈も生活コストが安い場所があったのでそこでもいいかなってのもあります。

深セン街ノマド編は自分も面白いので次回も訪れて追加記事を書いていきますね。

特に「三和大神」こと三和ゴットについてはリアルに知り合いたいと思うのでまた必ず訪れます。

オススメの本

最近読んだ本で面白かったので紹介します。

20年ほど前の本で香港を舞台にした「転がる香港に苔は生えない」という本があるのですが、「3億人の中国農民工 食いつめものブルース 」はその21世紀の上海版としてリアルの中国底辺の生活が書かれていて今の中国を感じるオススメの一冊です。

個人的にはこの二冊どちらも面白いです。

深センにもこの本に書かれている出稼ぎ労働者の街が沢山あり、私は最先端の深センの街より人間臭いこのような中国の方にとても引かれますね。

ネトゲに明け暮れて道端で賭博をやる中国人とはきっと仲良くやれると思う

by 台湾太郎

今の中国はいろんな意味で面白い国だと思うので絶対に訪れてみるべきだと思います。

変な反中とかで行かないのは勿体無いと思うなぁ〜

それでは

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