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【インデックス指数】MSCI新興国株式指数に中国A株組み入れを発表!今後、エマージング指数の構成国の割合が大きく変わる。

[記事公開日]2017/06/21
[最終更新日]2018/04/07

【インデックス指数】MSCI新興国株式指数に中国A株組み入れを発表!今後、エマージング指数の構成国の割合が大きく変わる。

毎年、検討されては見送られていたMSCIエマージング指数に中国A株が組み入れられると発表がありました。

これにより新興国株式指数の構成国の比率が大きく変わります。

時価総額が日本円にしておよそ860兆円(7兆5,000億ドル)とニューヨーク市場、ナスダック市場に次いで世界第3位の巨大な株式市場がインデックス指数に組み込まれることになります。

中国A株とは

正式名称は人民元普通株

中国には大きく二つの市場、上海証券取引所と深圳証券取引所があります。

中国の株式には外国人が取引可能な中国B株と中国人にしか取引ができない中国A株があります。

A株・B株とも権利の違い等はないが、外国人が自由に中国A株を取引することができませんでした、そんな中2002年より外国の機関投資家にもA株が取引を認められ、一部外国人にもA株売買が可能になった。

今回は中国の大型株大型株222銘柄を新興国株指数に組み入れる。

組み入れ時期は2018年5月と8月の2段階に分けて行う。

中国のA株の市場規模

企業数(B株)株価収益率時価総額
上海市場1295社(52社)16.66倍498兆円(30兆人民元)
深圳市場1991社(49社)35.38倍368兆円(22兆4500億人民元)
東証一部2007社20.7倍578兆円
東証二部526社17.9倍8兆9,400億円

1人民元16.4円で計算。 カッコ内の数字はB株の数です。

B株は上海・深圳市場共に50社ほどと実際はほとんど発行されていません。

東証一部に匹敵する2つの市場が国際的な指数に組み込まれていきます。

参考サイト

MSCIエマージング指数の40%が中国株に!

MSCIエマージング指数とはMSCI Inc.が開発した時価総額型の株価指数で新興国、大型・中型株を対象としたインデックス指数です。

MSCIエマージング指数=新興国の大型株・中型株に連動する指数(833銘柄)

MSCIエマージングIMI指数=小型株まで連動する指数(2619銘柄)

エマージングIMI連動指数の方が小型株も含まれていてより分散投資になります。

構成数 23ヵ国

南北アメリカ・・・ブラジル・チリ・コロンビア・メキシコ・ペルー

欧州・中東・・・チェコ・エジプト・ギリシャ・ハンガリー・カタール・ポーランド・ロシア・南アフリカ・トルコ・アラブ首相国連邦

アジア・・・中国・インド・インドネシア・韓国・マレーシア・フィリピン・台湾・タイ

今回、アルゼンチンがエマージング国の対象になるか検討されましたが、含まれることはありませんでした、フォロンティア市場のまま。

現在の各国の割合

中国の割合は20%ぐらいのイメージがありましたが、最新のデータでもすでに28%まであります。

中国A株が含まれると最終的には40%以上になると言われています。

MSCIコクサイ指数は50%以上が米国、エマージング指数も40%以上が中国になりそうです。

株式市場も中国・米国の二強時代になりそうですね。

最新の保有国の割合(iシェアーズエマージングETFより)

中国 25.56%
韓国 15.56%
台湾 12.87%
インド 9.47%
ブラジル 6.25%
南アフリカ 6.09%
メキシコ 3.55%
ロシア 2,82 %
マレーシア 2.52%
インドネシア 2.41%
タイ 2.36%
ポーランド 1.27%
フィリピン 1.2%
トルコ 1.16%
チリ 1.15%
その他 5.29%

保有銘柄数 1,885

個人的な感想ですが、韓国と台湾は先進国でいいと思う。

MSCIエマージング指数に連動した投資信託でおすすめは

おすすめのMSCIエマージング指数に連動した投資信託

名称 信託報酬(税込)
たわらノーロード 新興国株 0.5346%

 

小型株まで含まれるエマージングIMI指数に連動する投信は今はないのですが国内ETFにあり、そちらもおすすめです。

名称 信託報酬
iシェアーズ・エマージングETF 0.14%

 

一般証券口座ではどちらも購入可能です。

NISA口座で取引をすればETFのなら購入時や売却時の手数料も無料になるのでお得です。

大手ネット証券が手数料無料で購入できるのでおすすめです。

確定拠出年金口座での運用では楽天証券ではたわら新興国株ファンドを購入できますが。SBI証券ではMSCIエマージング指数に連動した新興国株インデックス投資信託がありません。

現状はFTSEエマージングインデックス指数に連動したETFに投資をするファンド・オブ・ファンド

EXE-i 新興国株ファンドがあるのみです。

大きな違いはFTSEエマージング指数には韓国が含まれていません。韓国はETSE先進国に含まれているためです。

ですから、もしMSCIコクサイインデックス指数に連動した先進国株インデックス投信を購入してFTSEエマージング指数に連動したEXE-iを購入すると韓国が入っていないことになります。

韓国が入っていないと絶対にダメということではありませんが気になる方は参考にしてください。

新興国株に投資はすべき?

最近は投資をするなら米国株市場のみかその他の国の株にも投資するかがホットな話題ですが、少し前は新興国不要論がホットな話題でした。

しかし、最近はあまり聞かれませんね・・・まぁ、この1年のリターンは先進国より良いので誰も言わなくなたのでしょう(笑)

私は新興国株もしっかりと投資をすべきと考えています。

理由はこの一年も見てもわかるように所詮、特定のアクティブ投資はその時の相場観によって大きく変わるんですよ

つまり後追いです。

今は米国株のリターンが最も良いので米国市場がホットエントリーで、もし5年後に中国市場のリターンが良ければ中国市場オンリー投資が流行りますよw

しっかり分散しておけば、どこの市場が上がろうが、平均のリターンが上がるのですから、世界市場にしっかり分散投資をしておきましょう。

・・・と言っても今後は米国と中国市場が大きくなるので、この2つの市場の影響が大きくなるのですが。

それでは

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