
Twitterで金融資産に課税されるのではないかというツイートが定期的に流れて来たのですが、私はこのツイートに驚きました。
「とっくに金融資産に課税されているでしょ!、気づかない情弱が多いんだなぁー。」と思いましたね。
今回はもうとっくに金融資産に課税されている話です。
金融資産に課税
定期的に金融資産に課税されるのではと言う話ができるのですが、今回の出所の記事はこちらのようです。
資産のうち土地には課税されるが預貯金などの金融資産には課税されないのは不公平だから課税すべき。
と言う話のようです。
いずれ金融資産に課税されるのではないかという話でTwitterでは
自民があああーー岸田があああーーー
と相変わらずしょーもない議論がありますが、
私の考えを言うと
金融資産には課税されません!!ドン!!
今後も金融資産は課税されないと思います。
その最大の理由ですが・・・
すでに課税されているからです!!
今はかなり重税が金融資産に課税されており圧倒的大多数はそれに気づいていません。
金融資産に課税されない理由
その理由は物凄く簡単で
インフレを起こせば簡単に課税できるから
元記事にも書かれていますが、日本の金融資産の大多数は60歳以上が持っており、その半分は金利のつかない預貯金となっています。
ちなみに今年にインフレ率はいくらでしょうか?
Global Inflation Rates… pic.twitter.com/9SA5Eb1V33
— Charlie Bilello (@charliebilello) March 14, 2023
日本のインフレ率は4%です。
では銀行の貯金の金利はいくらでしょうか?
私が知っている範囲で一番良い金利は0.2%ほどです。
つまり
銀行に貯金しているだけで
0.2%-4%=-3.8%
実質的に3.8%のお金が減っていくことになります。
これは1万円の商品が一年後には10,400円になるが銀行に預けている1万円は10,020円にしかなりません。
同じものを買うのに3.8%余分なお金がかかることになります。
記事に書かれている1%の課税どころか3.8%の課税がされていることになります。
インフレ率の高い米国と言われていますが、米国は6%のインフレに対して銀行の貯金が4.5%から5%あります。
4.5-6%=-1.5%
米国以上にインフレで実質的なお金の価値が減っていす。
これがよく言われるインフレ税です。
金融資産はインフレ税によって実質的な課税をされておりわざわざ金融課税などする必要はないのです。
インフレによってお金が減る
長いデフレが続いた日本ではインフレで実質的なお金が減ると言う感覚は直感的には分かりにくいです。
また預貯金を多く持っている層は高齢者層が多く、インフレに対応したリスクをとった資産運用もしないでしょう。
こう言う人たちに向けて投資なんてお辞めなさいと言う人も多いです(笑)
よって貯金だけしている人々はインフレによって徐々に貧しくなっていくのです。
金融課税がぁあああああと言いながら、もう金融課税が始まっていることにすら気づかない情弱から早く卒業することが底辺から脱出する道です。
労働者の賃金は上昇
インフレは労働者にとってはプラスになることも多いです。
賃上げ率が3.8%とインフレとほぼ同率と働く人はインフレに対応できますが、資産運用をしていない高齢者などはインフレに対応できず徐々に貧しくなっていきます。
ある意味
高齢者→労働者への資産移動とも言えるでしょう。
インフレは働いている人に有利とも言えます。
まとめ
働いていないセミリタイア組にとってインフレはある意味キツイ時代かもしれませんが、私はそれでもいいと思っています。
なぜなら私は常に労働者の味方であるからです。
労働者の人々の賃金が上がり経済が活性化して、それで回り回って私のようなセミリタイア民も豊かになると思っているからです。
今後、インフレが続くか分かりませんが、もし続くようだと何も考えないマネーリテラシーの低い人々が徐々に貧しくなっていくことでしょう。
より一層マネーリテラシーをつけることが生きていくゆえで大切になると思います。
それでは。
コメント
こんばんは。金融機関に勤めている者ですが、実質金利の考え方をとてもわかりやすく解説してくださっていて感服しました。いろんな人に読んで欲しい記事です。ありがとうございます。
by 更新楽しみにしてます。 2023年3月28日 21:54
ブログ記事読んでいただきありがとうございます。
今後もよろしくお願いします。
by cub 2023年3月28日 22:44