2024/11/06
水曜日にダウが1000ドル以上急落したのにも関わらず週末の反発力は弱く、とても底を打った雰囲気はわりません。
この10年世界最高のパフォーマンスを上げた米国市場も今年は下落が続いています。
このペースだと世界の主要市場で最も弱い市場になる可能性もあります。
それではどうぞ
下落率の最も高い米国市場
先進国の中で最もパフォーマンスが悪くなっています。
主要先進国の株式指数
指数 | 終値(5/21) | 年初来(%) |
ナスダック | 11,354. | -28.28% |
SP500 | 3,901 | -18.66% |
ダウ30 | 31,261 | -14.55% |
ドイツ株価指数 | 13,981 | -12.73% |
ハンセン株価指数 | 20,717 | -10.99% |
日経225 | 26,739 | -8.75% |
TOPIX | 1,877 | -7.53% |
FTSE100 | 7,389 | -1.53% |
SP500は場中に-20%の下落を突破。
景気後退サインが点灯しました。(20%の下落で弱気相場入りと言われている)
ダウは8週連続下落。
米ダウ工業株30種平均の「●週連続安」記録の分布を数えてみました。1896年に算出が始まって以来、週間ベースで下落したのは2887回。4週を超えるとかなり珍しくなってくることが分かります。 pic.twitter.com/zFs931emQh
— 篠崎健太(日本経済新聞/Nikkei) (@k_shinozaki) May 21, 2022
8連続安は99年ぶりで9週連続安は1896年以来一度もないと言うことです。
そのくらい弱気な相場となっています。
なぜ米国株は下落しているか
米国株の下落にはいろいろな理由があると思いますが、私個人的な理由は
そもそも今までが高すぎた!
これに尽きるのではないかと思っています。
米国のGDPが世界に占める割合は25%弱に対して株式の時価総額の割合は60%。
2010年前後は40%ほどだったのを考えるとい高すぎますね。
どのくらいが適正かはわかりませんが、私は半分以下が普通だと思います。
特にナスダックはリーマンの底値から10数年で指数が10倍以上になっています。
米国最強と言ってもこのパフォーマンスが続くわけがありません(年利20%)
マーケットが一方的に上がったり下がったりするとそのトレンドの説明(上がっている時は上がる説明)が最もらしく聞こえるものですが、マーケットには回帰性があるものです。
つまり
高過ぎた価格は下がり低過ぎる価格は上がる
アップルは素晴らしい会社だと思いますが、それでも時価総額が3兆ドルは高過ぎると思います。
どこまで下がるか
それではどこまで下がると考えているのか・・・
私の予想
コロナ前の高値まで落ちると予想
指数 | 下落ライン | 高値からの下落率(%) |
ダウ30 | 28000 | -24 |
SP500 | 3300 | -32 |
ナスダック | 9000 | -44 |
個人的にはナスダック指数はリーマンや ITバブル並に深いと思っています。
まとめ
米国は不調ですが、それ以外・・特に欧州日本は米国ほどではありません。
もちろん今後米国並に下落をする可能性も高いですが、個人的には米国ほどの下落はないのではと思っています。
それでも米国が30、40%下落すれば20、30%の下落はあると思いますが・・・
と言っても
世界分散を心がげて投資を続けるだけなんですけどね。
次の10年は世界の株式のリターンが米国より高い可能性も十分あり得ると思っています。
それでは。