最近の株式市場についてとエネルギー株ETFの全損切りについてです。
それではどうぞ
日米の株式市場
大きな調整のなかった株式市場だったのですが、8月に入り軟調な局面が多く見られるようになっています。
割安感のある日本市場と割高感のある米国市場
日本の株式市場はここのところ軟調な局面が続いています。
しかし指数的にはかなり割安感があります。
指数的には割安感があるのにマーケットが軟調な時は景気後退をマーケットが織り込んでいるときに多く見られます。
この後、業績悪化の情報が出てくる。
日本市場は割安なのか?景気回復が遅れるのか?
判断が難しいですね。
反対に米国市場は割高感がずっと続いています。
ほとんど一本調子で上がっている米国市場ですが35,000ドルを超えたあたりからやや足踏みとなっています。
しかし米国市場はほとんど調整らしい調整がありません。
流石米国市場と考える人が多いでしょうが私はどんな市場でも必ず指数的に割高な時は注意が必要と思っています。
確かに米国市場は楽観的で将来も強いのかもしれません・・・しかし、もしその予測が外れた時は?
例えばアップルは中国市場から大きな利益を得ているが、それが不透明になってきたら・・・
など完璧ではありません。
日米の指数
指数 | 株価 | 一株利益 | PER | PBR | 配当利回り | 益利回り | 10年国債利回り |
S&P500 | 4,405 | 142 | 30.99倍 | 4.73倍 | 1.32% | 3.23% | 1.237% |
日経225 | 27,281 | 2,141 | 12.74倍 | 1.16倍 | 2.10% | 7.85 % | 0.010% |
指数的には日本はバリュー株市場、米国はグロース株市場と完全に分かれていますね。
日本は配当的見ても魅力が出てきたと思います。
大きな調整があれば躊躇なく投資をしてくつもりです。
指数的にはかなり割高感のある米国市場・・どう思います?
最近は米国株式の好調さのみ注目してレバレッジ型の投信やETFを勧める人が増えています。
バブルや景気拡大の最終局面では借金に対して甘くなると言う共通点があるので注意をしていきたい。
私はこの手の金融商品に投資をしていくつもりはありません・・・個人的には大きな調整があったとき(30%以上の暴落)に株価がどうなっているか・・そもそも金融商品が継続可能なのか確認してから投資をしても遅くはないと思う。
個人的には高値から20%ぐらいの調整はいつ入ってもおかしくないと思っています。
日本 30200→24,160円
米国 35,350ドル→28,280ドル
台湾市場が弱い
私の資産の親孝行市場だった台湾が日本と同様に軟調です。
米国市場並みに好調でしたが8月に一気に調整局面に入りました。
台湾市場は西側と中国市場のいいとこ取り市場だと勝手に思っているので、この不調は完全に中国市場の不調を織り込んでいますね。
中国は景気後退に入る可能性が高いと思う。
流石に調整局面に入ると思ったのですが・・・8/20現在、米国市場はあまり下がりません強い!!
ただし、私は総資産に対するリスク資産の割合が高いので容赦無く株式の割合を減らしていきます。
エネルギー株全損
エネルギー株ETF(IXC)を全て売却しました。
ティッカー | 商品名 | 枚数 | 価格(ドル) | 価格(円) |
IXC | iシェアーズ グローバル エネルギー ETF | 400 | 9,226.8ドル | 1,012,500円 |
-15万円ほど損切りしました。最終売却価格は損益分散があるので少し増えると思います。
これでやっと長年の含み損資産を全て売却しました。
・・・もしや、ど底で売却したかもw
しかし、これでリスク資産の割合がかなり減らすことができました。
売却資金は全てiシェアーズ 米国物価連動国債 ETFに投資をします。
株式とその他の資産の割合
偶然ですがこれで株式65%、株式以外35%と事前に目標にしていた株と株以外の資産の割合、65:35にすることができました。
総資産は25,244,268円。
7月末が25,908,129だったので7月の-70万円、8月の-60万円と寝ているだけでお金がドンドン減っていく悲しいターンが続いています。
やはりアーリーリタイヤなど夢だったんだ・・・・
まとめ
株式の売却がかなり進んだので、売却していくのもこの辺で終了となります。
今後の資産配分はこのようになっていきます。
詳細な資産運用は月末の記事で話させていただきます。
今回は日米のマーケットの雑感とエネルギー株ETF全損の話でした。
それでは。
コメント
先ほどは返信ありがとうございます。
レバレッジ型の投信やETF⇒ほとんど詐欺商品ですね。
恐らく、日々の変動率に対して変化し、レバレッジがかかっています。
10000円のものがその日、20%下がると、8000円です。
8000円のものが次の日、20%上がると(戻ると)8000円×1.2=9600円です。
この繰り返しになるため、長期で持っていると減価していくかと思います。
プロのデイトレーダが使うにしても、存在価値を疑うような商品だと思います。
あと貴金属以外の商品ETFは、先物を使っているため、ロールオーバーコスト
で減価していく可能性が高いです。(昨年の原油ETFで見事にやられました。高い勉強代でした)
これも、長期で持てる商品では無さそうです。
私自身は、50代に入り、ゴールド現物および積立をメインとして、株式や債券をトッピングしていく
スタイルになってきています。理由は『実質金利』です。同じ理由で、物価連動債(TIP)に
関心を持ちつつあります。ただ、実質金利の変動をどうやって元本の増減に反映させているのか
理屈がよくわからないため、多くは投資できずにいます。
もう、アーリーでは無いですが、リタイアしようと思い、色々、参考にさせて頂いております。
by nanashi 2021年8月22日 15:32
レバレッジ型の投信やETF⇒ほとんど詐欺商品ですね。
レバレッジ型などの新しい金融商品は次の不景気でほとんどなくなると思います。
それでも生き残った商品なら検討すればいいぐらいです。
私はいっさい投資するつもりはないですが・・・・
最近、ネットでリーマンやITバブルのような暴落はないなどと、レバレッジ系の金融商品へ投資をする人で言っている人が結構いますが
そんなことは絶対にないと思います。(投資の世界で絶対はないと思うので、まぁ100%ないは言い過ぎかもしれませんが)
これからも大きな調整は起こると思います、もちろんいつ起こるかわかりませんが・・・
物価連動債券に関してがプロの投資家の中には
「放火魔が火災保険を売るようなもの」
と欠陥商品と言う方もいます。
理由は物価連動債券が登場したのは1990年代以降で本格的なインフレを経験したいなので、本当にインフレに強い商品なのか不透明なところが商品にあるようです。
コメントありがとございました。
by cub 2021年8月22日 22:57
>総資産は2536430円
→一桁少ないのでは?
なかなか手動でのリバランスは難しいので、私は全て寝かせたままに
なっています。
寝ているだけで増えることも減ることもあるので難しいですね。
by さわ 2021年8月23日 00:26
本当ですね。訂正します。
ありがとございました。
by cub 2021年8月23日 13:53