2024/11/06
株式市場は空前の高値更新中ですが、実際は一部のハイテク株などが上がり続けてバリュー株の中には割安な銘柄が沢山あります。
その中で高配当銘柄の代表の一つに通信株があります。
電話会社ですね。
現在、ソフトバンクに投資をしていますが、米国のAT&Tと台湾の遠傳に投資をしようかと検討しています。
それではどうぞ
割安な世界の通信会社
IT時代の代表銘柄としてGAFA(Google・アップル・ファイスブック・アマゾン)があります。
これらの企業も通信環境がなくては全く役に立ちません。
そんな、今の世の中になくてはならない通信会社ですが、多くの企業が割安で高配当銘柄として放置されています。
ネット環境がなくてはGAFAもただのゴミ・・・までは言い過ぎですが、宝の持ち腐れのはずです。
日米台湾の高配当通信会社3社
投資を検討している銘柄として米国のAT&Tと大安の遠傳があります。
国 | 銘柄 | 配当利回り | PER | PBR | 時価総額 |
米国 | AT&T | 7.19% | 15.5 | 1.16 | 21兆8,400億円 |
日本 | ソフトバンク | 6.8% | 11.92 | 5.34 | 6兆6,700億円 |
台湾 | 遠傳 | 5.3% | 22.94 | 3.03 | 7,200億円 |
AT&T 利回り7%
時価総額では米国二位の巨大通信会社です。一位はベライゾンで現在は2500億ドルほどあります。
ここ20年株価はボックス圏ですが配当が高いので配当込みの株価は上昇しています。
現在7%の高配当利回りです。しかしダウの好調の中、株価は完全に出遅れ銘柄となっています。
遠傳 配当5.3%
台湾の通信業界では第三位です。日本のソフトバンク的な感じの会社です。
こちらも長く株価が60〜80元のボックス圏相場でしたが、最近60元割れの水準まで落ちてきました。
今年からダラダラと下げ続けてリーマンショックの株価まで落ちてきています。
こちらは台湾の証券口座で銘柄入れ替えとして購入しようか検討中です。
ソフトバンク 6.8%
現在200株ほど所有しているソフトバンクです。
事実上仲良く談合していた通信価格ですが、政府からの値下げ圧力にいち早く対応してドコモが激安料金で参入してきました。
参考記事
当然対抗策を出してくると思いますが、それによって業績悪化、株価下落、減配リスクもあると思います。
消費者としてはありがたいですが投資家としては悩みどころですね。
どれも高配当で放置されています。
なぜ上がらない世界の通信会社
IT時代なくてはならない通信会社ですが、どの国の通信会社も割安に放置されています、なぜでしょうか?
結局、5Gへの巨額の投資と公共性が高いがゆえに値段の引き上げが難しい、この二点に尽きると思います。
通信を利用した付加価値の高い分野へ参入したいのでしょうが、当然そこには手強い競争相手もいます。
コンテンツにはネットフリックスやディズニー、ケーブル業界の雄、コムキャストなどもいます。
AT&TはディレクTVという、まだあったの(笑)という会社に500億ドルの投資をしています・・・いや高いでしょw
通信のみで戦うのか多角化して収入アップもしていくのかどの会社もはっきりしないのが割安に放置されている理由だと思います。
ただし配当的には大変魅力のある銘柄・・・悩みますね。
遠傳は投資へ
台湾株は現在銀行株ばかり持っているのでそれを一部売って別の業界会社に投資をしようか、それとも簡単に台湾のETFへ投資をしようか迷っていました。
そんな中、出てきたのが遠傳です。
それにしても三カ国の通信会社が同時に下がっているのはどうしてだろうか?
何か表に出てきていない大きなリスクが通信会社に潜んでいるのか?
ちょっと待った方がいいのか悩みどころです。
AT&Tも利回り7%、税金があるので実際のリターンは低くなるのですが、配当再投資をすれば10年で二倍になる高配当ぶりです・・・ただし利回りが高すぎるので、もしかしたら減配リスクがある可能性があります。
現代社会になくてはならいい通信会社ですが、株価は見捨てられた水準となっています。
投資をするか、見送るか悩みどころの水準です。
それではまた!