私の友人である水瀬ケンイチ さんが個人投資家の立場からインデックス投資に関する本
「お金は寝かせて増やしなさい」を出しました。(勝手に友人認定しました!)
発売日からkindle本が購入可能です。
専門家の立場でなく、日本で一個人投資家として15年間インデックス投資を行ってきた立場から書かれていて非常に有益な本だと思います。
特にリーマンショック後の低迷期からアベノミクス後の急上昇、そして現在のユーフォリア感のある相場を体験している人こそ一度落ち着いてじっくりと読むべき本ではないかと思います。
個人投資家の立場からインデックス投資を続けて行く
私がインデックス投資を本格的に始めたのは2009年1月からです。この時は相場がどん底の時でインデックス投資など無意味、もう株式など上がらないのだから投資など無意味だ、などと言われています。
2011年ごろまでインデックス投資家は辛い立場にありました。
しかし知っての通りその後のアベノミクスの急上昇、今年は仮想通貨の爆上げで投資をしない奴は時代遅れと言わんばかりの様変わりです。
私自身も投資をすることは大賛成です。特に低所得な人や不安定な人こそ投資をすべきだと思っています。
しかし、今のようなネットに流れている相場感には到底賛成しません。
地道に20年節約して5000万円貯めても、仮想通貨でウェイウェイしている奴に一瞬で抜かれるわけだから、「お金を貯める意味ってなんだろう?」ってなるよね。
— PuANDA (@shoichirosm) 2017年12月9日
ケンイチ さんは深い谷のリーマンショックから現在の急上昇を体験しているだけあって、本の中でインデックス投資を続けていく上で特に大切なこととして次の2つを上げています。
- 自分のリスク許容度を知ること
- 資産配分の「キモ」は以外にも国内債券
そしてブログの中でいつも言っていることが本でも書かれています。
ポートフォリオのリスクが自分のリスク許容度の範囲内に収まっているかの確認は、株価が好調なときにこそ行うべきです。
リスクは、この振り子の「揺れ幅」のことだと考えればイメージしやすいでしょう。振り子の揺れ幅なので、右方向にだけ大きく揺れて、左方向にはまったく揺れないということはありません。高いリターンを期待できる資産は、同時に大きなマイナスを被る可能性と表裏一体であることも表しています。
相場が急上昇しているときは振り子が右方向(プラスに)にずっと揺れているように見えるかもしれませんが、振り子は左右に揺れるものです。必ずマイナスに揺れるときが来るものです。
それがリスク資産に投資をするということなのです。
リスクを抑える「キモ」は国内債券(貯金)であり株式や仮想通貨ではありません。
貯蓄に勝る資産運用はありません。
リーマンショックを経験した個人投資家だからこそ簡単なインデックス投資の難しさをこれからインデックス投資を始める人々に一番伝えたいのだと思います。
インデックス投資は簡単だけど続けるのは難しい
だからこそ正しい投資の知識が必要なのです。
この本にはその基本的なことが書かれています。
これからインデックス投資で資産形成を始めようと考えている人、そして現在の相場のユーフォリアに酔っている人こそ読むべき本ではないかと思います。
資産形成を考えている人は正しい本を読んで基本的な知識を得てから投資を始めるべきだと思っています。
そうしないと市場が暴落した時に資本主義が終わりだと言う人々の言葉を信じて底値で売却をし、反対に相場が絶好長野の時にインデックス投資のリターンなんてショボいと言って怪しげな商品に投資をしてしまうものだからです。
オススメの本はこちらの記事で紹介しています。
最後に
あなたのポートフォリオは好調な相場の中知らず知らずの内にリスクを取りすぎていませんか?
@minasek さん
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