インデックス投資信託のコスト競争により、各アセットの投資信託が0.2%台まで低下して数年前には考えられないような低コスト投信がネット証券などから購入できるようになりました。
それによりインデックス投信を組み合わせた、バランスファンドも低コストで購入できるようになり、個人がコツコツ積立を行い、購入する金融商品にぴったりではないかと考えるようになりました。
来年から始まる積立NISA(年40万円、20年間)にぴったりなバランスファンドを3本紹介したいと思います。
バランス型ファンドをおすすめする3つに理由
- 投資信託一本で全世界の株・債券・REITに幅広く低コスト投資ができる
- 面倒なリバランスをする必要がない、究極のほったらかし投資
- 過去の期待リターンも5%ほどと十分満足できる
cubおすすめの3本のバランスファンド
商品名 | 決算日 | 信託報酬 | 実質コスト |
iFree8資産バランス | 9月7日 | 0.248% | 初年度決算まだです |
Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 | 9月6日 | 0.54% | 0.597% |
ニッセイ・インデックスバランスファンド (4資産均等型) | 11月20日 | 0.367% | 0.45% |
その1 バランスファンド一本で全世界の株式・債券・REIT(不動産)に低コスト投資ができる
投資信託一本で世界中の資産にほどよく分散投資ができるのが一番の魅力です。
iFree8資産バランス
大和投信から去年の年末に発売されたiFree8資産バランスはバランスファンドでは最大の低コスト、信託報酬が税込みで0.248%と驚きの価格。
投信ブロガーが選ぶFund of the year 2016でも今年の第4位に入るなど注目されている投資信託です。
参考サイト
実質コストはまだわからないのですが、多分0.3%〜0.4%内になると思う。
個人的には一番のおすすめです。
私は積立NISA制度が始まったらこれに投資をしていこうと思う。
Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型
野村から発売されているFunds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型、コストは他のバランス型ファンドよりやや高い0.6%。しかし2013年9月6日に発売され順調に資金も流入、実績もしっかり出しているファンドです。
外貨建て資産に為替ヘッジをしていることが特徴、ただし新興国株式ファンドはなし、新興国債券はあるのだが、為替ヘッジを出すのが難しいのかな。
iFree8資産バランスと半々ずつ積立るのも面白いと思うのですが、これだとリバランスをしなくてはならなく少し面倒かも。
ニッセイ・インデックスバランスファンド
シンプルに日本・先進国の株と債券に4分の一ずつ投資するバランスファンド。
コストも安く実質コストが0.45%
ただ、これなら個人でも十分管理できそうかな?新興国の株・債券が含まれてるといいのだが。
その2 面倒なリバランスをする必要がない、究極のほったらかし投資
バランスファンドの魅力は面倒なリバランスをする必要がないこと。
リバランスとは目標としたポートフォリオの資産の割合が相場の増減で崩れた時、増えた資産を売却して減った資産を購入して目標のポートフォリオの割合にすること
例 株5割 債券5割のポートフォリオ
株式が上昇して割合が株6割・債券4割になった時、株式を売って債券を購入することによって、株・債券、5割にすること。
頻繁なリバランスは面倒なだけでなく、税金などのコストがかかり実質リターンの減少になります。
リバランスが必要がないことはある意味、究極のほったらかし投資になります。
その3 過去の期待リターンも5%〜6%台と悪くない
商品名 | 過去の平均年利リターン | リスク |
iFree8資産バランス | 6.5% | 13.0% |
Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型 | 6.9% | 10.1% |
ニッセイ・インデックスバランスファンド (4資産均等型) | 4.5% | 10.1% |
注意
リターン平均はiFree、ニッセイバランスは過去20年の平均リターン、野村fund-iのみ2013年3月〜の13年間の平均リターンです。
過去のリターンが将来も続く保証は絶対にありません!
参考サイト
あくまで過去のリターンですが、ニッセイの4.5%からfund-iの6.9%と手数料や税コストを考慮すれば実質5%ほどのリターンを上げている優秀なファンドです。
特に野村Funds-i 内外7資産バランス・為替ヘッジ型はリターン6.9%と高いだけでなくリスクも10.1%と大変低い程リスクファンドとなっています。
大雑把ですが、市場の調整が始まればリスクの2倍〜2.5倍の下落を考えておくといいです。
このファンドなら20%〜25% 平均リターン6.9%として
最大下落予想は
20%-6.9%〜25%-6.9%=13.1%〜18.1%
15%〜20%ぐらいに下落を最悪予想していく・・・・ただしファンドの過去のリターンが13年ほどと他のファンドより短いことは注意が必要です。
バランスファンドに年40万円投資して20年運用すると・・・
積立NISA で月33,000円(年間約40万円) 年利5%のバランスファンドに20年投資を続ける
大体1,400万円ほどになる計算になります。
足りない分は更はiDeCo(確定拠出年金)に投資をするなどすればいいと思います。
個人的には投資資金は月5万円ほどはほしいと考えている。
(20年で2,000万円ほどの資産を作るために)
この5万円をどのように生み出すのかが稼ぐ力・節約することになるのですが、それらについても今後はブログで記事にしていきます。
おすすめのバランスファンドが購入可能な証券会社はネット証券です。
特に低コストファンドが発表されるとほぼ間違いなく販売するSBI証券と楽天証券がおすすめです。
配当・売却益に税金がかからないだけでなく、積立資金額が全額税控除になるiDeCoも利用して効率的に積立を行いましょう。
おすすめはやはりネット証券です。
積立投資は「iDeCo」口座を利用しましょう
個人型確定拠出年金(iDeCo)口座を開くなら次の2社がオススメです
オススメの確定拠出年金口座はこちらの記事を参考にしてください
ネット証券と同様にネット銀行を利用していな方はこの機会に口座を開いてはどうでしょうか?
投資の基本を学ぶのにぴったりな本はこちらです。