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過去10年の国別株式リターンを調べると日本が言われているほど悪くないことがわかる。

[記事公開日]2019/11/16

過去10年の国別株式リターンを調べると日本が言われているほど悪くないことがわかる。

久しぶりの投資についての記事です。

私は時々日本の未来について呟くことがあるのですが、呟く内容はやや悲観的なことが多いです。

現在の日本を見ていると未来に悲観的になる人も多いです。

しかし本当に日本の未来がダメなのか?

実は株式市場は見ると、そうでもないのではないか?

と思えることがあります。

株式投資=米国株と考えている個人投資家も多いですが、実は日本も悪くないという記事です。

それではどうぞ

アジア各国の過去10年の株式リターン

成長著しいアジアの過去10年と主要先進国の株式のリターンの比較です。

これを見ると意外なことがわかります。

国名リターン
ダウ10.1%
フィリピン10.0%
日経9.1%
ドイツ8.9%
タイ8.8%
ベトナム6.4%
台湾4.2%
英国3.4%
韓国3.1%
香港1.9%
シンガポール1.8%
中国-0.8%

この10年米国市場が絶好調なため10年平均のリターンが高いことは想像できると思います。

しかし・・・

よく見てください。

日本のこの10年の平均リターンを!!

なんと年間9.1%と全然悪くないリターンを上げています。

反対にこの10年米国に匹敵する経済規模になり、もうすぐ追い越すだろうとも言われてる中国のこの10年の平均リターンは何と

マイナスのリターンとなっています。

中国は株式市場に関しては失われて10年となっています。

中国だけでなく中華圏の国はどこもリターンがよくありません。

香港のリターンが悪いのは何となく想像できると思いますが、シンガポールのリターンが大変悪い。

そうアジアの中で株式のリターンが悪くないのです。

日本は!!

同様にREITのリターンを見ると・・・

地域リターン
日本8.9%
米国8.6%
豪州6.1%
アジア5.0%
欧州3.4%

REITの平均リターンは米国を上回っています。

(このリターンは全て円建てのリターンとなっています)

日本の不動産と言えば

少子高齢化でGDPも成長しない衰退する国の不動産というイメージを持っていると思いますが、実査のリターンは主要国でNo. 1のリターンとなっています。

日本のリターンは灯台下暗し

そうなんです。

日本の株式・REITのリターンはこの10年間に限って言えば全然悪くないのです。

マーケットは予測しているんです。

未来に日本は予想以上に悪くないのかも・・・と

反対に中国市場の停滞は中国経済の停滞を予言しているのかもしれません。

分散投資重要

ここで私が言いたいのは、米国や日本株のリターンがいいから株式投資は米国と日本だけでいいと言いたい訳ではありません。

10年前は米国市場に投資をしようと考える人はほとんどいませんでした。

この10年間は日本の衰退を予測して日本の株式やREITのリターンを低いと思われていましたが実際は予想以上にリターンが良かったのです。

それでは中国や香港・シンガポールがダメなのかと言えば・・・

よくわかりません。

しかし今、米国株個人投資家は沢山いますが中国株投資家はあまりいませんね。

次の灯台下暗しは・・・・

かもしれません。

できる限り色々な市場や国やアセットに分散投資を心がけて行きたいですね。

私は天邪鬼なのであえて中華圏をやや増やそうと考えています。

反対に中国や香港の株式が安すぎる可能性もあります・・・

ただし何度も言いますが分散投資をしていきます。一国や一銘柄に集中をするようなことはしません。

外れたら悲惨ですからね。

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