米債券の金利が順調に上がり続けて30年国債と10年国債の金利が3.5パーセントを超えてきました。
市場が徐々に見たくない現実を織り込み始めています。
米長期金利3.5%を超えてくる
米長期金利が3.5パーセントを超えて4%へ向かっています。
期間 | 金利(%) |
1年 | 4.05 |
2年 | 3.96 |
5年 | 3.73 |
10年 | 3.55 |
20年 | 3.81 |
30年 | 3.56 |
なぜかなかなか金利が上昇しなかった10年国債の利回りがここのところ急激に上がり3.5%を突破。
30年の超長期国債も3.5%を超えてきました。
本来20年・30年の超長期金利は米国の長期のインフレ率を表す指数となるので、金利が上昇を続けると長期には景気後退になり超長期金利は下がることが多いです。
しかし、この超長期金利が上がっていくのは、インフレが今後も続くのではないのか、と市場が織り込み始めている可能性もあります。
マーケットはインフレはなかなか落ちないで長期に続く・・・と織り込み始めている?
超長期債券ETF・EDVがえぐい下落
最もデュレーションの長くリスクの高い米国債券ETFの一つであるEDVの下げがえぐいことになっています。
年初来から-33%下落
これはS&P500の-20%、ナスダック指数-28%より下落率が大きいです。
株よりも下落が大きい債券ってどういうことよw
2008年の上場以来もマイナスとなっています。(ただし配当を含んだ実質リターンは年利5%ほどになります。)
ETFの価格で最安値値は2010/2の77ドルです。現在より更に-15%ほど下になります。
長期金利は4%まで上がる?
個人的にはもう一段金利が上昇して4%ぐらいになるのではと予想しています。
4パーセントで長短金利がフラット化して短期金利がもう一段上昇して5%・6%と上がり景気後退を織り込み始めて超長期金利が下がっていく。
インフレがCPI、コアCPI、8%。6%ある時に公定歩合が3%・4%で止まるはずがないって市場も織り込み始めたような気がします。
EDVの価格
金利が上昇するとEDVの価格がいくらになるかざっくり計算。
配当 | 債券価格 |
3% | 90ドル |
3.5% | 77ドル |
3.75% | 72ドル |
4% | 67ドル |
実際こんな単純ではないのですが、年間配当を2.7ドルで計算しています。
現在がおよそ3%です。
4%だと67ドルとなります。実際は債券自体が満期に向けて上昇をするロールダウンがあるので、もう少し債券価格は高くなると思います。
3.75%当たりだと77ドルになります。
これは前回の最安値あたりの価格と同じになります。
コロナ禍の最高値から-60%ほど下落することになります。
今回は
債券界のリーマンショックが起こっていますね
有名どころの金融機関がどこか潰れるかもしれないです。
余分なことをして損失を増やす個人投資家
相場がたまたま良かっただけで儲かっていた個人投資家・・・つまり
私です!!
円が安すぎるから円ヘッジしよう・・115年の時、
オプション取引、先物取引、レバナス、仮想通貨・・相場の調子が良いと市場のリターン以上をもしかして取れるのではと甘い誘惑にかられて余分な取引をしてしまう・・・そう
私です!!
今回は本来ならヘッジなどしないで普通に債券投信やETFを買っていれば債券価格以外の損失を受ける必要などありませんでした。
余分なことをして必要のないリスクを引き受けています・・・
世の中の大半のだめ投資家の特徴・・・そう
私です!!
ブログで偉そうに書いていながらヘッジ付き債券投信やETFなどを買ってしまい損失を拡大しています。
今後は円安だけでなく米短期金利上昇でヘッジコストも大きくなりそうです。
現在のドルヘッジコストは多分3%ぐらいあると思いますが、今後上昇していけば4%・5%と上がっていくと思います。
更に損失が拡大するでしょう。
私のようなダメ投資家が損切りをする頃が相場の底なのだと思います。
ヘッジ付き商品全損して損切り検討中です。
どうせ、その頃には債券以上に株式も暴落していると思うので、債券に投資している資金を株式へ向けたい。
まとめ
どんな時代も複雑な商品、新しい商品は所詮バブルのあだ花なんだと思いますね。
現金・株式・債券・リート・金ぐらいでやめとけばいいのに余分な物がついた商品を購入して無駄な損失を増やしています。
今回は違う・・・は投資の世界では禁句を身をもって証明しています。
そろそろ債券損切りを検討するほど債券で無駄な損失を抱えています。
それでは。