2024/09/14
米国の中央情報局(CIA)が22日までに発表した年次報告書の「2021年の国・地域別の合計特殊出生率予測を発表。
その中で台湾は世界一低い出生率になると予測。
日本の少子化が問題になっていますが、台湾だけでなく東アジアは日本以上の少子化国家群となっています。
少子化時代の生き方について
それではどうぞ
台湾の出生率1.07
米国の中央情報局(CIA)が22日までに発表した年次報告書の「2021年の国・地域別の合計特殊出生率予測」の項目で、台湾は世界で最も低い1・07となった。台湾メディアは「うれしくない世界一」
2020年には出生数約16万5000人で、死者数の約17万3000人となり初の人口減少となりました。
今年に入っても少子化は止まらず、今年一月の出生数は一万人割れとなっています。
台湾、人口減少続く 今年1~3月で1万2700人減 https://t.co/9ElrQQuVGL
内政部の最新の人口に関する統計がこのほど発表され、今年1~3月で人口の減少数が1万2709人となったことが分かった。台湾では昨年、出生数が死亡数を下回る自然減に初めて転じ、その傾向が今年に入ってからも続いた。
— 台湾ニュース@中央社フォーカス台湾 (@focustaiwanjapa) April 11, 2021
年間出生数を去年の16.5万人、平均寿命80歳とすると台湾の人口は
16.5万人✖️80歳=1320万人
現在の台湾の人口は2300万人ほどなので1000万人人口が減ることになります。
東アジアは全部少子化
CIAの報告では世界の出生率の低い国ワースト5は全て東アジアの国と地域となっています。
- 台湾 1.07
- 韓国 1.09
- シンガポール 1.15
- マカオ 1.21
- 香港 1.23
これだけでなく東アジアの大国中国も去年の出生数が1000万人と少子化進行中です。
中国も平均寿命80歳とすると人口8億人で今の14億人の半分になってしまいます。
日本の出生率は1.34で87万人生まれています。
このペースだと東アジアの人口はほぼ半分になると考えた方がいいですね。
少子化社会で良くなること
少子化で問題になることは他で沢山書かれていると思うので、私のブログで良くなることを書いていこうと思います。
最大のプラス要員は
労働者の地位が上がる
労働人口が減るので慢性的に人手不足になると思います。
しばらくは外国人労働者を受け入れれば人手は余るかもしれませんが、いずれ中国も少子高齢化で人手不足になるとそうは行かなくなるでしょう。
そこそも外国人労働者の中心である東南アジアの国でも少子化が始まっています。
タイはすでに日本とほぼ同水準の出生率です。
今の台湾は完全に外国人労働者に頼っていくつもりでいるようです。
不動産価格が下落
パンパンに膨れ上がっている不動産価格が下落をしていくことでしょう。
台湾では特に地方都市の不動産価格は下がっていくと思います。
日本では知っての通り1995年ごろに人口がピークアウトをしましたが、その後不動産価格が下がっていきます。
台湾の馬鹿げた不動産価格も地方から下がっていくと思います。
人口減少で生産性が上がる
人手不足により労働者を集めることができなくなれば必然的に自動化やロボット化などを行い生産性が上がっていく可能性があります。そうすると安価な製品やサービスが今より更に受けやすくなる可能性があります。
賃金上昇と生産性上昇で物価があまり上がらなくなるとプラス面が出てくるかもしれません。
セミリタイアがしやすくなる
最後に人口減少で慢性的人手不足と不動産価格が下がっていく、物価上昇が起こらなくなるとまさに今の日本のようにセミリタイアがやりやすい国になっていくと思います。
台湾も近い将来セミリタイアの拠点となっていくことでしょう。
少子化問題は日本特有のものではない
このように少子化は日本だけの問題ではありません。
経済が急上昇している国、賃金の男女差が日本より少ないと言われている台湾や中国でも少子化は思っています。
反対に出生率の高い国はほぼアフリカ諸国と貧しい国が多いです。
つまり少子化は必然であり止めることはできないと考えるのが自然なことでしょう。
少子化をネガティブに捉えるだけでなく、少子化によってプラスになること。
最大のプラス面は
台湾もセミリタイア最適国になっていく。
これに尽きます。
さぁアジアでセミリタイアを楽しんでいきましょう。
それでは!