2024/11/06
私の台湾に滞在して二年以上が経ち大概のことで驚かなくなりましたがそれでも台湾の日常で驚くことが時々あります。
去年の10月から半年以上無職だった私の台湾人の彼女が三月から就職活動をすると言って、特に何もする様子もなく、私のニート生活に影響されて働く意欲がなくなったのかな?と思っていた母ですが、一週間ほど帰国して台湾に戻ると就職が決まって来週から働くとあっさり仕事が決まっていました。
その時に書いた履歴書を見せてもらって物凄く驚いたので記事にします。
台湾の就活は驚くほど簡単
台湾の就活は簡単と言っても大企業や名門の会社などはやはり大変のようです。
ただし、零細企業で働く時の就職活動は適当な私でもびっくりするぐらい簡単・・・
特に履歴書!
台湾に戻ったら彼女が半年のニートを卒業して来週から働くらしい。履歴書がめちゃ簡単で台湾いいなw これでいいらしい。 pic.twitter.com/yHpzjfEnod
— cub (@cub_nomad) 2018年3月3日
住所・氏名・年齢・電話番号ぐらいしか記入欄がなくてハガキ大の手紙のような一枚に記入するだけです。
近所のコンビニに普通に売っていました。
私はこれを見た時、すごくびっくりして・・・
「履歴書ってこれだけでいいの?」と聞くと・・・向こうも、それが当たり前のようでなぜそんなことで驚くのか?とびっくりしていました(笑)
あっさり就職決定!
面接に行って二日後に決まるとのことですが、あっさりと就職決定。今週の月曜日から仕事に行っています。
ちなみに今回もパン屋さん・・・
どんだけパンが好きなんだよと思いますが、家の近くにあるなぜか変な日本語が沢山書いてあるパン屋さんです。
日本人から見るとこんな適当な日本語で店大丈夫かな?と思うのですが普通に美味しいパン屋さんです。
オススメパン屋さんなのでまたブログで紹介しますので台中に訪れた際は「可愛いcubおじさんの彼女が働いている店」ですから訪れてくださいw
就職も簡単な台湾
大企業ならともかく中小企業の就職は物凄く簡単な台湾でびっくりしました。
保証人も親兄弟のことも聞くことなく簡単な履歴書と面接で決定。
それだけ台湾も人手不足なんだろうけど、この辺は住居などと一緒で台湾物凄く簡単で羨ましいです。
ただし台湾の労働環境は恵まれいるわけでなく日本と同様ブラック企業多いです。
パン屋の店員ですから給料も高くありません。
大体3万元ほど・・・日本円で10万8,000円です。1台湾ドル3.6円で計算。
やはり転職多いからでしょうが一年働くと日本などの近場のチケットを会社がプレゼントしたり色々あるようです。
日本で働く?台湾で働く?
台湾の単純労働の低賃金化・・・というかこれはアジア全体だと思うけど、給料面ではまだ日本は恵まれていると思いますね。
台湾人が大阪で働いた記事
「大阪は台北と物価は同じ給料は二倍!」
大阪での収入と支出 1台湾ドル3.6円
給料 6万9,000元 (248,000円)
家賃+光熱費 15,000元 (54,000円)
交通費 2200元 (8,000円)
食費その他 18,000元 (65,000円)
貯金 33,000元 (120,000円)
給料が7万元弱で貯金が毎月33,000元できると書かれています。
台北で同じ仕事なら
給料 41,000元 (147,000円)
家賃 11,000元 (40,000円)
交通費 1440元 (5,000円)
食費他 15,000元 (54,000円)
貯金 15,000元 (54,000円)
筆者は台湾の賃金の安さを嘆いています。台北でこれだけ貯金できるなら大したものだと思うけど。
日本は単純労働の賃金はまだ高いですね。反対に高度な専門職は安いんだと思う。
日本の介護職で私も働いていましたがフルタイムで台湾ドルで月8万元〜9万元・・当時は掛け持ちでバイトもしていましたから日本円で月40万円、12万元ぐらい収入があった時もありましたが、台湾人が聞くと驚かれますね。
「私も日本で介護やりたい」・・と
一部ネットで台湾の介護の方が日本より給料が高いとあったのですが・・・
そんなこと絶対ありません。
日本より高かったら私が台湾で働きますw
大体安いから台湾の介護はインドネシア人やベトナム人がやっているわけでどこからそんな上手い話が出ているのか聞いてみたいですね。
日本人からすれば台湾で働くか日本で働くかは悩ましいですね。
特に専門知識や技術のない私のような人間にとっては、台湾で一年働くなら同じ労働なら日本は半年でいい訳ですからね。
台湾人は単純労働で日本、専門職は中国?
台湾のニュースでも日本のワーホリが話題に上がります。ワーホリで日本が稼げると・・・今後円高になり1ドル100円割れの円高が起こるとオーストラリアから日本へワーホリをする人が増えるかもしれません。
また台湾人にとって悩ましいのは同じ中華圏に中国が巨大なマーケットとしてあることです。
中国政府もなぜか台湾人にはビザが甘くて5年滞在ビザが無条件で取れます。
その為優秀な台湾人は中国や香港に出て行ったしまうことです。台湾のなかなか大変です。
個人的には彼女に台湾で働くんじゃなくて中国で働いてみたら面白いのにって提案するのですが、拒否されますね・
「トイレ汚いし単純労働は安いから行きたくない」・・と
言いたいことはわかるけど、せっかく中国で働けるチャンスがあるんだから働けばいいのにって思うのですが・・
小商い+α
彼女には一緒に屋台でもやろうよと言っていたのですが、屋台なんてリスクがあるし働けば確実に収入があるから私は働く方がいいとあっさり就職してしまいました。
私、一人で小さなビジネスは台湾で可能なので彼女には労働収入という確実な収入源を持ってもらうのは悪いことではないかなと今は思っています。
彼女の労働+ブログ+アフィリエイト+台湾のスモールビジネス+私が時々日本へ出稼ぎ
こんな感じで小さな収入源をいくつか持って楽しく生活できればと思っています。
台中の生活費は月3万元
台中の生活費は二人で3万元(108,000円)です。二人で折半しています。
つまり一人15,000元(55,000円)
特に彼女から不満もなく、反対に私がお金がなくて困っていないか心配されるほどです。
どんだけ貧乏な日本人だと思われているのか・・・
台中をはじめ台湾の地方都市は台北ほどお金がかかりませんから生活は楽ですね。