海外で長期滞在が簡単になった理由はいくつかあります。
特に世界中でネットが簡単に利用できるようになった。格安のLCCが増えたなどありますが、もう一つ生活費にあたる現金の扱いが簡単になったのもあります。
今回は海外で長期滞在をする上での現金の扱い方法を紹介します。
海外での生活費の扱い方について
数ヶ月や年単位で海外に長期滞在をするにはまとまったお金が必要です。
どのような方法でまとまったお金を海外で扱うのかと言われたら少し前までは現金の持ち出しがメインでした。
現金をそのまま持ち出す方法
しかし現金の持ち出しや持ち込みは国により規制があり、日本では持ち出し持ち込み共に100万円相当は申告が必要となっていました。
各国の現金の持ち出し持ち込み制限について
日本
持ち出し 100万円相当額の現金等を持出す方
持ち込み 100万円相当額の現金等を持込む方
台湾
持ち出し 6万台湾ドル以上 1万米国ドル相当以上
持ち込み 6万台湾ドル以上 1万米国ドル相当以上
タイ
持ち出し 5万バーツ以上 2万ドル相当以上
持ち込み 2万ドル相当以上
香港
持ち出し 無制限
持ち込み 無制限
日本のように自国通貨建てで100万円までと制限のある国もあれば、台湾やタイのように自国通貨については持ち出しについては厳しい制限をしている国あります。
その一方、香港のように持ち出し持ち込みが自由な地域もあります。
日本から台湾へも現金の持ち出しは実質100万円までとなっています。
このように現金の持ち出しについてはほとんどの国で規制があります。
しかし実際にはクレジットのキャッシングを使えばほとんど無制限に海外に現金を持ち出しが可能となっています。
クレジットカードのキャッシングで外貨を引き出す方法
例えば台湾では一日あたりコンビニのATMで2万台湾ドル(およそ77,000円)までキャッシングが可能です。
クレジットを複数枚持っていれば、一日で6万台湾ドルや10万台湾ドル引き出せます。
更に早期返済をしてキャッシングをすれば一週間に一回以上はATMで引き出しが可能です。
このようにすれば月に100万円ぐらいは簡単に引き出せます。
それこそキャッシング枠の大きいクレジットを複数枚持っていけばそれ以上引き出せるのも簡単、年単位なら1,000万円以上は可能。
2,000万円ぐらいなら日本に一度も戻らないで2年ぐらいあればキャッシングで実質海外に持ち出すことも可能と現金の持ち出しに比べて明らかに緩い。
このようにクレジットカードを使えば外貨持ち出しはあまり意味のない規制となっています。
(一度に何億も持ち出そうとしている人には大きい問題ですが)
私は現在はクレジットカードのキャッシングと早期返済で海外生活費はほとんど問題なくクリアーしています。
キャッシングの早期返済は為替の手数料やコストも含めて現在は最安値で外貨に交換ができる方法でとても便利です。
将来はクレジットカードで海外キャッシングを利用制限するルールが出てくる可能性はありますが。
将来は仮想通貨で外貨交換か?
将来的にはビットコインなど仮想通貨で外貨交換や金貨購入などが可能になれば新しい外貨持ち出しの方法になって面白いと思いますが、もう少し時間がかかりそうな気がします。
(その前に仮想通貨でそのまま商品が購入できる時代になるかもしれませんが)
まとめ
長期滞在や海外セミリタイアの現金調達方法
現金も日本から持ち出す
最も簡単だが100万円までと上限の規制がある
紛失や盗難などのリスクがある。
クレジットカードでキャッシングをして早期返済を繰り返す。
この方法が為替コスト含めて最も簡単。
現金に比べて盗難や紛失リスクを小さい。ただしスキミングなどのリスクはあり。
将来は仮想通貨などが直接・間接的に利用ができるか?
海外でもどこにもあるコンビニのATMでキャッシングができるようになったのは実はかなり凄いことなんじゃないかと思っています。
現金調達が簡単になったのも海外セミリタイヤが容易になった理由の一つですね。