三週間ほど滞在していたコタキナバルですが最初に来た時は「三日で飽きる」などと言っていましたが気づいたら三週間それなりに楽しく過ごしていました。
コタキナバルが低コストな外こもりの滞在場所として相応しいか今回記事にしてみました。
海外セミリタイア先としてコタキナバルの可能性
街の大きさや雰囲気はタイのチェンマイに似ています。
チェンマイとコタキナバルの人口
チェンマイ 23万人 チェンマイ県 170万人
コタキナバル 47万人 サバ州 354万人
コタキナバルの方が倍近い人口ですが、実際に訪れてみるとチェンマイの方が大きく感じます。
コタキナバルの魅力
場所
日本からの直行便はありませんが台北or香港oマニラからLCCが出ています。
日本から上記の都市から乗り換えて行くのが一番簡単です。
台湾からですと桃園國際空港かたコタキナバル行きがあります。
値段は時期にもよりますが片道一万円前後です。
ビザが90日
やはり最大の魅力は観光ビザで90日滞在できるところです。東南アジアではダントツに長期滞在が簡単です。
ビザランも隣の国のブルネイに100リンギットほどで行くことが可能です。
往復で200リンギット(5,400円)ほど。1リンギット27円で計算。
お金が小さくて扱い易い
マレーシアのお札は小さくて扱い易くて便利です。この辺は香港・マカオ圏は見習って欲しいです(笑)
1リンギット=27円〜28円(2017円12月現在)
ネット環境も安くてまずまず。
コタキナバルのネット環境は今回は空港でDIGIという通信業者を選択利用しました。
一週間 5GB 40リンギット
二週間 10GB 60リンギット
二週間のタイプを購入しました。期限が切れてもDIGIショップで2GB 10リンギットで容量を購入できて継続できました。
1ヶ月20GB利用したとして 通信費は大体100リンギット(2700円)ほどになります。
速度は特に不満もありませんでした。
安宿やカフェのネット環境はやや不満ですね。正直あまり早くありません。素直にマレーシアのSIMを契約した方がいいと思います。
言葉
マレーシアは英語が通じる国として有名ですが、中国語も普通に通じます・・・というかここは中国語の方が通じるかもしれませんね。
街が小さく飛行場からも近い
街は「Gaya Street」中心に安宿が沢山あり移動にとても便利です。ここを拠点にすれば生活に困ることもありません。
住居・宿
宿はダブルルームで65リンギット(1,750円)ドミトリーで25リンギット(675円)ぐらいからありました。
ただし個室の場合、宿泊税10リンギットを取るところが多かったので確認してください。
参考記事
65リンギット+観光税10リンギットのようなところが多いです。
オススメの宿は「レッドパームホステル」です。二週間ぐらい滞在しました。
一泊68リンギットですが3日以上の連泊で65リンギットにしてくれます。
(別途宿泊税を払うことはありませんでした良心的な価格だと思います)
シングルルームで一番安いところは30リンギット(810円)でした。
正直、クォリティーはタイに遠く及びません。この辺が残念ですね。
それから短期に借りる家をホームステイとこちらでは呼ぶようでいくつかホテルを月極めで借りるサービスをしていました。大体1,000リンギットぐらいからです。
シングル 30リンギット×30日=900リンギット(24,300円)
住居は小まめに探せばもう少し安いところがあると思います。
食事
コタキナバルも観光客向けの店と地元人向けの飲食店の価格差が大きくありました。ガヤストリート中心には高い店も多くて最初はコタキナバル物価高いなぁと思っていましたが慣れてくると安い地元の人向けの店を沢山あります。
大体一食7リンギット(190円)ぐらいあれば食べられると思います。
コーヒー代など入れて1日20リンギット(540円)ぐらいあればやっていけますね。
ただし日本食がないと生活できない人には苦しいかも・・日本食はショッピングモールに行けばありますが高いですね。
20リンギット×30日=600リンギット(16,200円)
コタキナバルの食費は台中と同じくらいかなぁと考えていたのですが、まだ安いですね。
参考記事
【コタキナバルノマド編】長期滞在者向けのコスパの良い飲食店とカフェを紹介
コタキナバルは地元向けの安いカフェが少なかったのですがオススメのカフェ「Old Town White Coffee」はコーヒー一杯4.5リンギットほど。夜も深夜一時頃までオープンしていてとても便利でした。
地元資本のカフェはあまりなかったです。これはチェンマイと比べると見劣りします。
スタバはトールサイズのアメリカンが税込で11リンギット、タンブラー割が2リンギットで9リンギット(243円)となります。
マック・スタバ・ケンタッキーなどのチェーン店は地元店に比べて高い国が多いのですが、マレーシアはやや安いです。
その隣に自助飯店があり(こちらでは経済飯というのかな)安くて利用していました。
これで17リンギット。二人で食べてお腹一杯になりました。実際は半分の8リンギットも払えば十分だと思います。
交通・移動手段
地元の人のメインは自家用車とバスです。ここがタイと違い不便なところです。
バスは一回1リンギットでした。しかし路線がわかりにくくて遠回りをするので移動に時間がかかります。
タイのようにバイタクやソンテウがないので不便です。中国や台湾のようなシェアバイクもまだありません。
ただし街自体は小さいので歩いて移動しても特に問題はありません。
そして何よりコタキナバルはUBERが安くて便利です。近距離はUBERで移動でいいかもしれません。
1ヶ月3000円
参考記事
【コタキナバルノマド編】コタキナバルではUber(ウーバー)を絶対利用しよう!安くてとても便利です。
物価
大まかな物価です。コタキナバルは街の大きさに比べて沢山のショッピングモールやスーパーがあったので長期滞在になればなるほど生活コストは安くなると思います。
水 500ml 1〜2リンギット
コーラ 250ml 2リンギット前後
ビール 8リンギット〜
米10k 25リンギット〜
ケンタッキーセット・マクドナルドセット10リンギット前後
スタバ アメリカンコーヒー 10.5リンギット
これに消費税の6%があります。
飲料水は安いですね。缶ジュース2リンギット。街のマンゴージュースなどは1リンギットから購入できます。
地元資本のオレンジコンビニとセブンイレブンが二強かな。でも品揃えは日本や台湾と比べるほどの物ではありません。タイより少ないと思います。香港といい勝負かな。
米はタイ米だと思いますが安いですね。10キロ600円ぐらいからあると思います。
お菓子やインスタントカップも手頃でした。
カップ麺は2リンギット以下から購入できます。
マクドナルドはコーラーフローズンが1リンギットと最安値。
ショッピングモールに行けばダイソーやマレーシア資本の「ゆびそう」もあるので日用品の購入にはこまらなかったです。
台湾はショッピングモールが少ないので最初は戸惑うんですよね。この辺は便利です。
街の大きさの割に商業施設が充実してるので日用品の購入で困ることはないと思います。
参考記事
自然豊かで海派も山派も満足できる
私は山には行かなかったのですが海が近くにあり楽しめます。
参考記事
【コタキナバルノマド編】トゥンク・アブドゥル・ラーマン国立公園の5つの島の中でオススメの島を紹介します。
船の往復代30リンギットと入島税10リンギットを払えば島へ行くことが可能。
2018年から税金が20リンギットに値上げされるとのこと。
治安
治安も危ないと感じることはほとんどありませんでした。台湾人小姐も一人で夜コンビニなどに行っていたのですが危ないと感じることはなかったです。ただしこの辺は個人差が大きいと思うので十分注意してください。
マレーシアのクアラルンプールは危ないなどと現地滞在者の話がネットで上がっているのですがコタキナバルは不安に感じたことはなかったです。
コタキナバルの残念なところ
一番残念なところはやはりタイと比べてしまう。
あらゆる面でタイと比べてしまうんですよね。正直、今勢いのある国はタイだと思う。コタキナバルの街はどこか停滞しているしショッピングモールもイマイチなところが多いです。
後、注意が必要なのは設備などが古いのかメンテナンスをしっかりしていないのか故障している所がとても多い。
直さないんですよね、こちらは。
ちょっと退屈な所が残念です。そのくらいの方が長期滞在には向いているのかもしれませんが。
ビールは8リンギットほどからと大変高いです。隣のタックスヘブン島「ラブアン島」へ行くと3リンギット前後からビールを購入できます。
銀行口座開設
銀行口座の開設はコタキナバルで3つの銀行、ラブアン島で一つの銀行に聞いて見たのですが全てダメでした。
経済
長期金利が4%ほどと高く、リンギット建ての定期貯金も4%近くあります。これを利点として説明している人がいますが、逆に言えばインフレ率の高い国であるので将来為替で調整されるリスクがあります。
つまり円高・リンギット安。
経済もお世辞にも良さそうには見せませんでした。この辺は注意が必要です。
コタキナバルは月5万円生活は可能か?
- 住居 30リンギット×30日=900リンギット(24,300円)
- 食費 20リンギット×30日=600リンギット(16,200円)
- 通信 1ヶ月20GB・100リンギット(2700円)
- 交通 3,000円
合計 46,200円
その他の出費がどのくらいかかるかはわかりませんが基礎生活費は5万円以下で生活できそうです。
海などへ行って楽しむなら余裕を持って月75,000円ぐらいの資金があれば楽しく生活できると思います。
やはりマレーシアの利点はビザが90日あることですね。
個人的には来年(2018年)の拠点は台中・マカオ・タイの三拠点を考えています。
ただコタキナバルはフィリピンから近いのでマニラーコタキナバルをセットとして滞在するのも面白いと思います。
台湾でも寒い1月・2月はコタキナバルで過ごすとか良さそうです。
それでは
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