2024/11/06
台湾人の彼女・・・通称「台湾小姐」さん。
9月は台湾での大切なイベント中秋節があります。
ここ台湾では月餅(ゆぇぴん)と言われているお饅頭のようなお菓子を食べる習慣があり、そのお菓子をパン屋で販売しているので、9月は毎年、激務となるそうです。
ちなみに春節最後の日曜日は焼肉を食べるらしいです。
日本はお月見を食べるので国により大きく違いますね。
パン屋の書き入れ時なので従業員は9月1日〜15日までは休みなしw
台湾の職場も日本に負けじのブラックぶりです。
今回は台湾の給料事情を記事にしました。
台湾では給料のことを「薪水」(しんしゅえ)と言う
台湾は日本以上の格差社会とも言われています。
ここ台中でも街中に似合わないような高級ドイツ車、ベンツやBMWがバンバン走っています。
きっと給料も高いのだろうと思われますが、決してそんなことはありません。
10月1日より最低賃金が120元→126元に値上げ
テレビで頻繁にニュースで流れていますが、台湾は来月、10月1日より最低賃金が上がり、来年1月から更に上がります。
- 2016年10月1日より120元(400円)→126元(415円)
- 2017年1月1日より126元(415円)→133元(460円)
1台湾ドル=3.3円で計算。
ただ、これでも生活は苦しく、時給177元(585円)月28,000元(92,400円)まで上げるようにと労働者側を訴えています。
日本の時給1,500円と同じようなものですね。
日本と同様、アルバイトの安さがニュースになっています。
コンビニで月90時間働いたとして、月11,970元(40,000円)です。
台湾の労働者の平均賃金は?
台湾の労働者の平均賃金はどのくらいかネットで調べてみると、いくつか出てくるのですが、大体このくらいです。
年齢 | 台湾人の平均給与 | 日本人の平均給与 |
20〜24歳 | 24,758元(81,700円) | 20万円 |
30〜34歳 | 31,830元(105,000円) | 32万円 |
40〜44歳 | 39,316元(130,000円) | 38万円 |
50〜54歳 | 39,516元(130,500円) | 41万円 |
平均 | 35,986円(118,800円) | 34万円 |
台湾は40歳で平均4万元(132,000円)で給料の上昇が頭打ちになりその後、ほとんど上がりません。
台湾の大学進学率はほぼ100%なので大卒の給料で初任給8万円といったところでしょうか。
手取りではないのですが、大体日本の4割ほどの水準です。
台湾も厳しいですね(ー ー;)
特に年齢が上がるにつれて給料が上げる日本に比べて台湾はあまり上昇しません。
実は台湾も日本と同様で賃金はここ10年ほど右肩下がりです。
10年ほど前の平均給料は4万5,000元あったとのことです。
実際はここに1ヶ月〜2ヶ月のボーナスがあり、旧正月の休み前にもらえることが多いそうです。
私の彼女がいうには月5万元(165,000円)あればそこそこ高級取りかなと言っています。
このため、台湾の働き方としては
- 共働きが日本以上に一般的
- 独立をを考えている方も多い。
- 給料が上がらないので転職が普通
このような特徴があります。
台湾の物価は日本に比べて安いのですが、賃金に比べたらさほど安くはありません。
次のような情報もあります。
台湾の時給115元、日本の時給850円でそれぞれどれだけの物が購入できるか
コンビニ時給、台湾105元、日本800円
台湾のコンビニは今はどこも最低120元ですからデーターは少し古いです。
商品価格はほぼ同じだと思います。
比べてみると台湾人の生活が決して楽ではないことがわかります。
台湾のコンビニの時給が日本円でおよそ400円、おにぎり、コーラが1つ25元(82.5円)は給料で比べると日本と変わりませんね。
リアルの台湾人の給料を公開
普通に生活している台湾人の給料はどのくらいか、あまり紹介されているサイトもないので、興味のある方もいると思います。
三十代前半の台湾人女性の給料(ショップ店員)
1月 | 記録なし |
2月 | 32120元 |
3月 | 31,820元 |
4月 | 25,740元 |
5月 | 33,860元 |
6月 | 32,080元 |
7月 | 25,820元 |
8月 | 34,260元 |
平均 | 30814元(101,687円) |
彼女がいうには台湾も男女の給料差があって女性の方が安いそうです。
ちなみに彼女の妹は看護師で4万元ほどもらっているとのこと。
仕事がキツくて台湾でも不人気職業とのこと。
介護は外国人労働者が労働の担い手で台湾人は看護師より更に働きたがらないとのこと。
生活費はここから毎月2万元を出して、1万元(33,000円)を貯金していく感じになります。
参考記事
自分でいうのもなんですが、少ない給料から生活費を出すのですから、いい子です。
まとめ
日本の格差やブラックも大きな問題ですが、ここ台湾もなかなか辛いものがあります。
ただ、この収入でも無理をしなければ貯金も出来るし海外旅行も年一回ぐらいは十分可能です。
日本の半分ほどの収入でも台湾人は結構、明るく生きていますから、日本ももう少し楽観的に生きていい気もしますね。
参考記事