2024/09/14
昨日から歯の治療を始めました。
日本に緊急帰国して歯の治療をしようか迷ったのですが、金額を聞いたら微妙だったので、ここは台湾の歯医者さんで治療してみようと思い、台湾の歯医者さんに通うことにしました。
金銭的に許せる範囲で台湾で治療をしていきたいと思います。
海外で病気になった時はオススメはクレジットカードの医療保険が有利です。
私の場合ですが、楽天プレミアムカードは300万円までですが保証されます。
ただ、虫歯は保証の範囲に入っていません( ; ; )
そうなると実費にするしかないのですが、知っての通り海外でも歯の治療はとても高いです。
そんな時知っていて得な制度があります。
それは「海外療養費制度」(かいがいりょうようひせいど)
これは海外での歯の治療日も請求できる便利な公的な仕組みです。
海外に行く人は必ず一度は読んで知って損はない制度です。
海外療養費制度とは
海外渡航中に病気やケガをして治療を受けた場合でも、国民健康保険の保険給付の対象になります。ただし、治療目的の渡航の場合や日本で保険適用されていない治療などは保険給付の対象とはなりません。
海外療養費対象外の治療
- 治療を目的に海外へ渡航し診療を受けた場合。人工授精などの不妊治療 、心臓や肺などの臓器移植など。
- 自然分娩も保険対象外ですが、申請をすれば出産育児一時金が支払われます。
- 救急車の料金。
- 差額ベッド。
- その他日本国内で保険適用となっていない医療行為。美容整形、インプラント、性転換手術など。
海外療養制度を利用するには
- 国民健康保険/社会保険(組合・共済・協会含む)加入者
- 日本在住(国外に約1年未満)
国民健康保険に加入をしていて、日本に在住している方。一年以上海外にいる方は不可。
手続きに必要なもの
- 診療内容明細書(海外で治療を受けた医師の作成したもの)
- 診療内容明細書の邦訳
- 領収明細書(海外で治療を受けた病院等で交付されたもの)
- 領収明細書の邦訳
- 海外渡航の証明になるもの(パスポート等)
- 保険証
- 印鑑(朱肉で押印する印)
- 世帯主名義の通帳
「診療内容明細書」 「領収明細書」を病院で発行してもらわなくてはならない。
書類は一ヶ月単位で発行が必要。
海外療養費の支給申請に対する審査の強化について
厚生労働省通知により、名古屋市では海外療養費の不正請求防止のために、支給申請に対する審査の強化を進めてまいります。
つきましては、下記のとおり対応を実施しますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
- 申請の際の提出書類について
◎パスポート等の写しの提出をお願いします。
(パスポート原本の提示があった場合は、窓口で写しをとらせていただきます。)
◎現地医療機関へ受診確認を行うことについての同意書の提出をお願いします。 - 不正請求と判明したもの、あるいは不正請求の疑いがあると判断した場合は、警察と連携して厳正な対応を行います。
また、海外療養費の審査(渡航、翻訳文、医療機関、受診の確認等)には多くの時間を要しますので、支給・不支給の決定までには期間がかかることをご了承ください。
名古屋市の場合です。
この海外療養費制度はあくまで日本に在住している被保険者が海外旅行に行って病気になった時に支払われる制度で長期滞在者・・・特に住民票だけ日本に置いて実際は日本にいない人、制度上ではグレーだった人には厳格化して利用不可になっているようです。
私ですが、ビザを持っているのでもしかしたら支払いは無理かもしれませんね。
この海外療養費の支払いで注意をすること
- 日本で治療した時の値段で支払いが行われる。現地の治療日の3割になるわけではない
- 書類は一ヶ月単。翌月も治療が必要な時は新しい書類を提出
- 外国語で書かれている時は翻訳が必要。翻訳は本人でも可
- 申請猶予期間は医療費を払った翌日から2年
参考記事
台湾・台中の歯科医院で歯の治療
今回、歯が痛み始めたのは一番奥歯の歯で完全に銀歯を被してある歯・・・ようはもうボロボロの歯なんですけど。
治療に関しては素人なんですが、もしその歯が虫歯なら銀歯を取って治療してまた被せると面倒な作業になるだろう、治療費も高いだろうとは直感的にわかります。
学校は9月から始まり、通学を始めたら帰国が難しくなります。帰国して通院するにしても数回に分けて治療をするはずですから、一週間で済むなんてことはないと思う。
判断するなら8月の間の一ヶ月です。
取り敢えず、一度、台湾の歯科医に行って、歯の病状と値段を聞いてから判断しようと思い、行ってみることにしました。
「前回の記事」
歯科医は台湾にどこにでもある街の歯医者さん
大きな病院だとか外国人に評判の歯医者ではなく、どこにでもある普通の歯医者さんです。
選んだ基準は家から近いそれだけです。
場所は原子街という凄そうな場所にあります。(別に凄くもないが)
中の雰囲気はこんな感じです。日本とそんなにかわりません。ただ、台湾って普通の家もそうですが、何か物が多い気がしますね、ごちゃごちゃした感じ・・自分がそんなに物を持たない生活をしているから、そんな風に感じるだけかもしれませんが。
名前は保安牙醫診所。
今回は予約して行ったのですが、ノートには予約がびっしり入っていました!
暇そうな診療所と言ってすいません。
待機室から中が丸見えなのはご愛嬌。台湾人は気にもしませんね。
治療台も日本と同じですが、古臭く感じますね。後、やっぱり物が多い(笑)
治療内容は
先生が話すには奥歯は虫歯ではなく、周辺が歯周病になっていて、それで痛いのでないかとやはり話されました。
中国語で
虫歯→蛀牙
歯周病→牙周病
医療などの専門用語だと英語より漢字のほうがわかりやすいですね。
レントゲンを見せてもらいましたが、虫歯のようなところはないと言っていました。
先生が「ここ、痛い?」と器具で触ると痛いのですが、そこが歯周病らしいです。
説明される先生
歯周病の周りを入念にクリーニングする(むっちゃ痛い)
しばらく歯周病の治療をしてそれでも痛みが取れないなら、銀歯を取って歯を見てみるとのことでした。
銀歯の治療は11,000元〜15,000元ほどかかりと言われました。
日本円で35,000円〜50,000円ほどです。
次回は8月4日に来てくださいとのこと。
台湾・台中で無保険で歯周病の治療費は
- 治療費
- 薬
- 薬用歯磨き粉
料金はなんと300元・・日本円で1,000円ほどです。
筆談交えて面倒な患者にも嫌な顔一つせず説明してくれ1,000円って、台湾の歯科、安くないですか?
前回もレントゲン代入れて初診で600元(2,000円)ほどです。
営業時間も
- 午前9時〜12時
- 午後2時〜6時
- 夜7時〜9時半
一日9時間半も営業していることになります。夜も9時半までやっているのって日本の普通の歯科ではあまりないと思うのですが、休みも日曜・休日のみです。
この値段なら、台湾旅行のついでに歯のクリーニングをしてもらのも可能の値段です。
ただ、予約なしでクリーニングしてくれるかは微妙でしょうし、全部が全部良心的とは限らないのでオススメとまでは言わないですが・・・
予想外に安くてホッとしています。
8月5日(金)三回目の治療
5日に三回目の治療へ行きました。実は予約は4日だったのですが、機械が故障しているかれ今日は診察できないから明日来てくれと言われて次の日となりました。
治療は前回と同じでゴリゴリ掃除?をしてもらう。
薬を3日分貰って終了です。
治療と薬用歯磨きで歯の痛みは大分とれました。
熱い食べ物を口に含んだ時の染みるような痛みはほとんどなくなりました。
先生が言うように虫歯ではなく歯周病のようです。
治療費は今回も300元(1,000円)でした。
来週も治療があります。
台湾歯医者日記は今後もこの記事で追加記事を書いていきます。
8月13日(土)四回目の治療 最終日
歯周病の痛みもほぼなくなり、今回で治療の最終日となりました。
いつもと同じように歯の周辺をクリーニングして薬を塗って終了。
時間にして10分ほど、
次回は一ヶ月後ほどに来て、次は二ヶ月、その後は三ヶ月ごとに検査にきてくださいっとのこと
治療費も300元
治療費
- 一回目600元(2,000円)
- 二回目300元(1,000元)
- 三回目300元(1,000円)
- 四回目300元(1,000円)
合計1,200元(5,000円)
台湾の歯歯医者さんは予想以上に安くて快適でした。
日本とほぼ変わりません。
海外の医療費は高いというイメージがあるけど、初期治療なら日本の保険料価格と変わらないぐらいです。
下手に我慢して悪化させるよりすぐに診療所に行った方が絶対良いと思いました。
先生ありがとうございました。