
株式やETFの過去のリターンを調べるのに便利なサイトとして
があります。
しかし、これは米国ETFや株のみ、ドル建てリターンで表示されるので日本人には少し不便なところがあります。
それでも素晴らしいサイトに違いはありません。
最近、日本市場の Topixや日経225で同様の積立リターンを調べることができるサイトを知りました。
日本での積立リターンが詳細に表示され大変便利なサイトです。
株価指数連動定額積立投資シミュレーション
このサイトは1998年2月から現在(この記事の時点で2021年12月まで)の最大23年11ヶ月のTOPIXと日経225のリターンを調べることができます。
1998年2月〜2021年12月までのリターン
このサイトで最長期間である株式投資のリターンを調べてみます。
毎月1万円を23年11ヶ月積立。
積立金額287万円に対して評価額600万円となっています。
年間リターン5.92%
ITバブル・ライブドアショック・リーマンショック・3/11ショック・チャイナショック・そしてコロナショック。
停滞の時期と思われていますがTOPIXの積立リターンはおよそ6%と言われているほど悪くはありません。
もう少し短期で区切ってみます。
2002年1月〜2021年12月まで直近20年のリターン
今度は直近20年の積立リターンです。
毎月1万円の積立で累計積立240万円に対して評価額495万円
今度は年間リターン7%と円建て7%と十分なリターンを得ています。
2012年1月〜2021年12月まで直近10年のリターン
最後は直近10年のリターンです。
毎月1万円を積立て累計120万円に対して評価額197万円
年間リターン10.65%
直近10年では年利10%となっています。
過去のリターン
期間 | 年数 | 積立平均リターン | 一括平均リターン |
1998年2月〜2021年12月 | 23年11ヶ月 | 5.92% | 3.51% |
2002年1月〜2021年12月 | 20年 | 7.07% | 5.11% |
2012年1月〜2021年12月 | 10年 | 10.65% | 12.68% |
失われた20年・30年と言われていますが、実際の投資のリターンは決して悪いものではありません。
また一括投資と積立投資の年平均リターンですが、20年以上だと積立投資・直近10年だと一括投資のリターンの方が高いのが面白いデータですね。
ボックス圏や下落の大きい時期があるときは積立投資。右肩上がりで上がっていく時は一括投資の方がリターンが高いと理論通りに実践でも証明されています。
日本株の長期リターンは決して悪くない
ここ10年は米国株のリターンが良すぎるので日本株は全く注目がされていません。
しかし実際のリターンは投資家が思っているほど悪くはありません。
20年間の平均リターンが7%、それも円建てです。
これだけあれば十分ではないでしょうか。
よく言われる・・
見捨てられた市場ほどリターンが高い
投資とは誰も注目されていない時に買って、みんなが買っている時に売っていく。
これをリアルに体感しているのが日本市場の気がします。
日本市場は悲観され過ぎているのではないか?
過去のリターンから見えてきますね。
まとめ 分散投資に日本もしっかり入れるべき
今後のリターンがどうなるかはもちろん分かりません。
しかし過去20年のリターンは世間で思われているほど悪いリターンではありません。
悪いどころは十分良いリターンだったのです。
現状も日本株は色々な株式指数的には割高感はありません。
次の10年も個人的には決して悪いリターンは出ないのではないかと考えています。
日本株オンリーもリスクがあると思いますが日本株に全く投資をしないのは逆にリスクがあると思います。
分散投資で日本株を入れておけばきっと
「ああ・・・あの時日本株に投資をしてよかった」
と思える時が来ると思いますよ。
総悲観は買い
それでは!
コメント
そうそう。
予測できないから全部買うわけですが、
「日本株は要らない」とか「米国株だけでいい」とか
予測しようとする人が多いですよね。
by にし 2022年1月14日 11:30
迷ったら「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」
意外にいいと思うのですが、人気がありません(涙
コメントありがとうございます。
by cub 2022年1月14日 12:08