四半期ごとに運用成績をチェックしているオールシーズンズポートフォリオです。
不況や暴落にも強いと言われている全天候型PFですが、本当なのか定点観測をずっとしています。
今回はどうだったのか?
それではどうぞ
2021年3月のオールシーズンズPFの運用成績
私がチェックしているPFは株式・米長期債券、金の3つのシンプルなものです。
運用しているETF
証券番号 | 商品名 | ポートフォリオ1 | ポートフォリオ2 |
SPY | SPDR S&P 500 ETF Trust | 100% | 50% |
EDV | Vanguard Extended Duration Trs ETF | 45% | |
IAU | iShares Gold Trust | 5% |
レイダリオ氏が一般人向けに推奨しているポートフォリオはやや違います。
レイダリオ氏のPF
彼のポートフォリオについての考え方についてはこちらの本に書かれています。
今年3月までの運用成績
今年は株式は好調でしたが金利上昇のため長期債券のリターンが大幅に悪化しています。
S&P500に連動するETFであるSPYは3ヶ月で6.35%の上昇と絶好調ですが、20年以上の米国割引債券に投資をするEDVは-17%の下落と株式並に下落、金も大方の予想を裏切り今年に入り-10%の下落となっています。
オールシーズンズポートフォリオの今年のリターンは-5.3%と下落中。
2008年からのリターン
2008年のリーマンショックの時ですからプラスのリターンでしたが、今年は過去最悪の運用成績を更新しています。
過去最悪のリターンは2018年の-3.89%。
リターンもSPYとほぼ並び、年利10.6%となりました。
各アセットのリターン
SPY +11.58%
4月に入り米国の景気回復の期待が上がり更に上昇しています。
一体どこまで上がるのでしょうか?
前回はこんな記事を書きましたが・・・・
EDV-16.8%
一時期より金利上昇が止まっているのでやや戻しているEDV。
今年に入って-17%となっています。去年の8月から-25%ほど下落をしています。
瞬間最高値の3月の高値190ドルからは-35%とまさに債券版リーマンショック並の下落です。
年間の最大下落は2009年の-35%でしたが、今年はこれを超える可能性もありますね。
IAU-10.46%
金も今年に入り-10%の下落。
インフレになれば価格が上がると言われている金ですが上がっていませんね。
金はインフレに強いは投資の世界の迷信なので注意しましょう。
投資概要
コロナショックの暴落で株式の投資割合を増やしていきましたが、今後は売却をしていき債券の割合を増やしていきます。
最大の投資先は今最も下落をしているEDVです。
将来のインフレ懸念の中、誰も長期債券へ投資をしようと考えていないでしょうが、こう言う時にコツコツ投資をしていきたいと思います。
債券は株式が大幅調整をした時にありがたく思える存在です。
まさかの時に持っていて良かったのが債券。
株式の成績が良いからと全ての資産を株式にする予定は今も今後もありません。
逆に今は株式の割合が高すぎると思っています。
まとめ
金利が上昇を始めているのでEDVのリターンがとても悪くなっているのでオールシーズンズポートフォリオのリターンが悪くなっています。
長期祭の割合が高いので仕方がないポートフォリオです。
インフレ局面のリターン成績は貴重な時期だと思っていますので、今後も3ヶ月に一回運用成績を報告していきたいと思っています。
それでは。