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【ポートフォリオ再考】株式投資のリターンが好調過ぎる今こそ冷静になるために投資の基本に立ち返ります。

[記事公開日]2017/10/29
[最終更新日]2018/04/09

【ポートフォリオ再考】株式投資のリターンが好調過ぎる今こそ冷静になるために投資の基本に立ち返ります。

株式投資の好調がここ近年ないほど高まっています。

私自身、資金の6割ほどしかリスク資産に投資をしていない、ここ2年ほど新たに資金をほとんど投資をしていない、

かつ、毎月数万円ほど資金を引き出している現状にありながら資産が少しずつ増えているという好調さ。

はっきり言いますが・・・

インデックス投資のリターン高過ぎませんか?

この5年・・・いや6年ほどのリターンは好調過ぎて正直、怖いです。

根がクズな私はこのままこのリターンが当たり前のように続くと錯覚をしてしまうので、気を引きしまて、過去、年度も読んだ投資の本を今更ながら読み返しています。

そして、思ったことは

やっぱりマルキール爺さんやエリスおじいちゃんは偉大だった!

人生を全うした偉大な人は素晴らしいですね。年配者の声にはしっかりと傾けるべきだと思います。

今読み返している「ウォール街のランダムウォーカー」は改めて読み返すと単なる投資本ではなく、マーケットを生き続けた一人の偉大な人物の人生教本です。

何度読んでも新しい発見があります、いや、絶好調の死角のないように見える時だからこそ新たに感じる部分があるんだと思います。

株式のボラティリティーが低くなることはやはりありえない

最近、米国株式市場のボラティリティーが低くなっていると言われています。

米国というより今年は株式のボラティリティーが低くなっています。

これが永遠に続くような錯覚に私は物凄く違和感があります。

そこそも株式投資のリスクが下がることなんてありえるのか?

株式投資のリターンが他のアセットよりリターンが高いのはリスクが高い(ボラティリティーが高い)からです。

投資の世界でボラティリティーとは資産がプラスにもマイナスにも動くブレのことですが、私はよりわかりやすく損することとしてブログでは書いていきます。

ボラティリティー=損失の幅

これは正確にいうと間違った認識かもしれませんが、個人的には理解しやす考えだと思っているので。

つまり株式投資とは損する可能性が他の資産より高いからそのリスクを取った者の報酬として高いリターンが保証される。

もし株式のボラティリティーが低くなっているのな今後の株式のリターンは下がっていなくては理屈にあいません。

ボラティリティーが下がって株式のリターンが上がるなどありえないと考えるべきでしょう。

(これこそが自分の投資法が市場より優れていると思う危険な考えです)

つまり

ボラティリティーが下がるなら株式のリターンも下げる・・・もし株式のリターンが下がらないならボラティリティーはやはり高い。

つまり、今のようなボラティリティーが低い相場は例外的に考え、いつしかボラティリティーという巨大な波が襲ってくる可能性も十分にあると考えた方理屈にあうと思います。

最近、昔見たようなブログが増えてきた。

最近見たようなブログとは相場が一方通行になると出てくるブログです。

昔は相場の下落が続いた時に見ましたが、簡単にいうと投資の手方を次々と変えるブログです。

昔はインデックスブログだったのがインデックス投資否定派になり高金利通過のFX投資を始めたりするブログもありました。

(当時はオーストラリアなどの先進国でも金利が5%ぐらいあったのでFXが魅力的に見えた)

最近の注目は(批判めいた記事になるのでブログは紹介しないですが)

米国株式投資ブログだったのが個別株はリスクが高いということでETFなどのインデックス投資を始めるといい、最近では資産の1割ほどですが仮想通貨に投資をすると言い始めている。

書いていることはそれなりに立派なのですが、ようは相場の後追いという昔の消えていったブログとの共通点もあります。

このようなブログが増える時は相場の転換点の可能性もあり注意が必要と思っています。

私のブログ相場過熱指数です。

今こそ偉大な人(バートンマルキール氏)の声に耳を傾けよう

私は無能なので偉大な人の声に謙虚に声を傾けることにします。

もちろん、投資は自己責任。自分はバートンマルキールよりも優秀、あんなの老害のたわごとと思うのは自由です。

“私の個人的経験から言うと、市場で常に損をする人たちというのは、大小様々のチューリップ・バブルの魅力に抵抗できないタイプの人たちである。株式市場で金儲けをすることは、実際、それほど難しいことではない。むしろ難しいのは、短期間に手っ取り早くお金を儲けられそうな投機に、お金をつぎ込みたくなる誘惑を振り払うことのほうである。この教訓は全く自明なことなのだが、忘れ去ることもまたたやすい”

相場の好調な時は市場平均以上にリターンを上げる人が続出しますからね。高いリターンは高いリスクを追っているということを忘れないでいたい。

“もう一つ、肝に銘ずべき教訓は、投資家はその時々もてはやされる「新規公開株」を買う時には、よくよく用心すべきだという点である。ほとんどの新規公開銘柄の投資パフォーマンスは、市場平均を下回っているのだ。もしこれらの銘柄を、株価が上がった後で市場から買う場合には、もっとひどいことになる。新規公開銘柄に関しては、基本的に疑いの目で見ることをお勧めしたい。”

株式の新規公開すら怪しいのに最近は仮想通貨の新規公開をICOと言いもてはやす風潮があります、でも私はマルキール爺さんの言葉を信じてあんなものに投資するようなことは絶対にしません。

手っ取り早く儲けようと考える欲豚が生き残れるほどマーケットは甘くないです。

“株式投資にとって重要なのは、新しい産業が経済や社会をどのように変えるかとか、どれだけ規模的に大きくなるかということではない。大事なのは、その産業や企業が利益を生み出し、それを維持していく能力なのだ。歴史に照らしてみれば、行き過ぎた株式ブームというものは、遅かれ早かれ重力の法則に屈してついえる。私の個人的経験に照らしてみても、一貫して株式市場で負け続けているのは、チューリップ・バブルの時代から繰り返される、相場の過熱に身を任せてしまうタイプの投資家なのである”

熱狂から距離を置けるようになるには冷静でいられること、それは正しい知識を身につけることと歴史から学べるようになること・・・どちらも難しいですけどね。

“幅広く分散された株式ポートフォリオを買ってじっと持っているだけで、長期平均的にはかなり高いリターンを享受することができる。ただ気をつけなければいけないのは、一夜にして大金持ちになれるかもしれないという投機の馬鹿騒ぎの中で、大切な財産を賭けたくなる誘惑に負けないことだ。

高いリターンを得ていることは自分の相場観や投資法が正しいのではなく高いリスクを取っているということは忘れないでいたい。

“フォーブズ誌の発行責任者であるスティーブ・フォーブズはこのことの本質をよくわきまえた人物で、小さい時に祖父の膝で聞いた忠告を実践している。「投資アドバイスはもらうより売るほうが、はるかに儲かる」というものだ。

これは投資に限った話ではないですね(笑)正にカモにならないための人生本です。

やはり、良書とは何度読み返してもいいですね。私はこのようなほんに二十代で出会いたかった。

割とマジな話。人生を変える本です。

マルキールおじいちゃんありがとう!

100歳になっても「ウォール街のランダムウォーカー」の改正本を書い続けてください。

リターン3%が取れれば十分

私の場合、投資のリターンは3%ほどでこれくらいあれば十分です。(これだってリスクは高いです)

資産を短期間に何倍にする必要もないし、今の私に何億の資産を作る必要もない。

相場にも人生にも常に謙虚でいることが結局、投資を続けられることだと思います。

自分のポートフォリオがリスク過剰になっていないか、好調な今だからこそ冷静に判断したいですね。

冷静でいられることは正しい投資本を読むことです。私の紹介している本は参考になると思います。

参考記事

2018年から注目も「つみたてNISA」も始まるし次の10年も投資が続かれるようにしたいですね。

ポートフォリオ自体も少し保守的な資産割合にしたいと思います。私のポートフォリオについては別の記事にします。

投資関係の記事は週末などに積極的に書いていく予定です。

参考になれば幸いです。

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