
高配当銘柄が多く実質利回りが世界的に見ても高い台湾株。
美味しい銘柄も沢山あるのに誰も注目されない台湾株。
そんな未開の地の株式投資をして外こもりの資金にしようというのがコンセプト
「台湾株に投資して家賃を払おう」
実際の投資はどうなっているのか途中報告です。
2018年8月の台湾株投資報告
ティッカー | 商品名 | 株式数 | 時価 | 利益 |
---|---|---|---|---|
0050 | 元大台灣50 | 1000株 | 85,743元 | +12,376元 |
0051 | 元大中型100 | 2000株 | 68,376元 | +12,936元 |
0056 | 元大高股息 | 5000株 | 137,620元 | +12,218元 |
006201 | 元大富櫃50 | 1000株 | 13,966元 | +2,296元 |
2105 | 正新 | 1000株 | 48,635元 | +441元 |
2301 | 光寶科 | 1000株 | 36,987元 | -5,200元 |
2324 | 仁寶 | 1000株 | 18,867元 | +897元 |
2880 | 華南金 | 1050株 | 19,531元 | +2,534元 |
2887 | 台新金 | 1042株 | 15,595元 | +2,423元 |
2890 | 永豐金 | 1035株 | 11,827元 | +3,073元 |
2892 | 第一金 | 1020株 | 20,799元 | +1,634元 |
4938 | 和碩 | 1000株 | 68,298元 | -1,667元 |
5880 | 合庫金 | 1030株 | 19,465元 | +4,018元 |
合計 | 13銘柄 (内4銘柄ETF) | 565,709元 | +47,079元 (+9.26%) |
投資している銘柄は台湾の株式に投資をするETF4銘柄と個別株9銘柄です。
個別株の選別方法は台湾加権指数50から利回りの高い上記10社に単純に1000株ずつ投資をしています
(1銘柄だけ単価が高いので投資をしていません)
毎年一月にその時の利回りの高い銘柄10社に入れ替えを行う。
株数に1030株や1050株など端数がありますが台湾では配当は現金だけでなく株式を配るところが多いので端数があります(自社株買いでいいと思うのに・・・)
ダウ採用銘柄30社から利回りの高い銘柄10社に投資する投資法が長年高いリターン上げてきたことから名付けられた
「ダウの犬投資法」
その台湾株式版「加権の犬投資法」が私の台湾株投資法です。
参考記事
台湾の上場株式数は
集中市場(日本の一部上場のようなところ) 897社
櫃臺市場(日本の二部や店頭のようなところ) 755社
総数 1652社
時価総額 31兆7610億元(116兆円)
株価収益率 13.9倍
利回り 4.2%
台湾のGDPがおよそ5800億米ドル(64兆円)ですから時価総額は対GDPで1.8倍と大変大きな市場です。
台湾版パフェット指数のようなものがあり台湾のGDPに対して時価総額が160%を越えると割高100%を下回ると割安となり考え方があるようです。最新のデータでは186%と割高の水準となっています。
参考サイト
台湾の株式市場の特徴としてはハイテク銘柄の割合が多く米国などの景気やスマホ市場に大きく影響する特徴があります。また中国への投資が大きいので中国の影響も大きいと思うのですが現段階では中国の株式市場の軟調が台湾市場に特に影響を及ぼしてはいません。
米国市場の方が影響力があるのかいずれ中国市場の影響が台湾にも来るのかはよくわかりません。
台湾の配当利回りとインフレ率
海外では銀行金利などが高い国も多く日本の低金利と比較して海外の方が得だと言う人がいますが
全くナンセンスな話です。
これらは名目と実質の違いがわからない人の発言なので鵜呑みにするのは止めましょう。
銀行金利や株式の配当が日本よりいくら高くてもインフレ率がそれを上回っていれば全然美味しい以上ではありません。
例えば、トルコなどは銀行の金利が17%ほどあると言われていますが同様にインフレ率も25%あると言われています。
これでは銀行の金利17%-インフレ率25%=-8%
実質8%ずつお金の価値が落ちていくことになります。またこのような通貨は必ず為替で調整されます(通貨が安くなる)ので注意が必要です。
その国のインフレ率を見る目安は10年国債の利回りが大体の目安になります。
台湾の10年物国債の利回り 0.83%
台湾は日本の次にアジアではインフレ率の低い国になっています。(本当かなぁ〜w)
結構物価上がっているような気もするのですが・・・
マーケットでは台湾のインフレ率は年利1%以下と予想しています。
大体台湾の銀行の一年定期も1%前後となっています。
それでいて配当は平均で4%ほどあるのですから台湾株はとてつもなく高配当な国なのです。
それなのに誰も注目しない不思議な市場
私が投資している個別銘柄は平均利回り6%ほどあります。実質利回り5%!
いや凄いですね台湾。
長期的な目標
今の投資額は55万元ほど日本円で200万円ほどです。
これを200万元ほど(日本円で720万円)ぐらいまで投資をして配当だけで10万元を受け取り台湾の家賃の支払いに当てたいですね。
台湾株の配当金で家賃を払う戦略です。
台湾ETFと個別株と中国ETFや個別株辺りを三分の一ずつ投資をしていきたいです。
海外証券の魅力
海外・・特にアジアの株式市場はまだ未整備なところが多く実際口座を開いて投資をしてみると日本と違うことが多く戸惑うことが多いのですが、その反面、日本の投資尺度で測ると非常に割安な水準に放置されている銘柄も結構あります。
それらをまとめて購入して配当だけ受け取って生活費の一部にすることも可能です。
個人的に投資をしたい国は
「タイ」と「ベトナム」です。
SBI証券などで一部投資が可能なのですが手数料が高くて手が出しづらいのげ現状・・ならば海外の証券口座を直接開いて投資をすればいいのではと言う考えなのですが、実際はなかなか難しいようです。
現地人の知り合いがいないと簡単に口座が開けそうもありません。
また台湾の証券口座を開いて思ったのですが小さなトラブルや知らないことがあるのでそう言う意味でもちょっと面倒なんですよね・・海外口座って。
タイはちょっと相場が加熱している気がするのですがベトナムは個人的に熱い国です。
長年のインフレがここ数年収まりつつあり、経常収支も大幅な黒字化になっていると新興国にありがちなインフレと経常収支赤字がなくなりつつあります。
ベトナムはまだエマージング市場にも入っていないフロンティア市場の分類のため世界の機関投資家の資金がほとんど入ってきていません。個人的には過小評価されている市場だと思います。
ダイレクトにベトナム株を買う方法があれば台湾株と違った意味で美味しいのではないかと考えています。
台湾の次はベトナムかな?
台湾とベトナムって人的にも繋がりが多い国ですし投資をしてみたい国です。
まとめ
外国株を海外で口座を開いて直接買う魅力を書いて見ますたが何度も言いますが日本で株を買うのとは違うルールがあり戸惑うこともあります。
また制度変更などがいきなりあり資金の持ち出しが不可になったり金融機関の倒産リスクも日本以上に高いと思います。その辺のリスクがあるので絶対やろう!と他人に勧めることはありませんが私個人は資金の一部を海外証券口座で運用していきたいと考えています。
台湾だけでなくタイ版ダウの犬投資やベトナム版ダウの犬投資をやってみたいと考えています。
台湾では台湾などで稼いだ資金を少しずつ入れて資産を増やしていければと考えています。
(まだ全然稼いでいないけどw)
10年ぐらい前はアジア株に投資をしようと言う本が沢山あったのですが今は全然ないんですよね。
米国株より割安だと思うんだけどなぁ〜不思議です。
台湾株に関しては今も昔も解説らしい本はないですね、ブログも同様です。
今後はインデックス投資は脇に置いて(笑)日本一の台湾株の解説ブログにしようか考え中です。