2024/11/06
台湾のガソリンスタンドへ行ったことはありますか?
雰囲気はとても似ているのですが、ガソリン価格の表示が日本と違い少し戸惑います。
でも、実はすごく単純で親切な表示になっています。
今回は台湾ガソリンの表示の意味と価格を記事にしました。
台湾の加油站(ガソリンスタンド)に表示されている98・95・92・柴油って何?
ガソリンスタンドは中国語で加油站(じゃーよぉーざぁん)、油價(よーちゃあー)はガソリン、公升(こんさぁん)はリットルです。
台湾のガソリンスタンドはこのような表示されています。
この98・95・92って何の数字なんでしょうか?
日本だとハイオク、レギュラー・ディーゼルと表示されているから、上から98=ハイオク、95=レギュラー、92=でディーゼルでしょうか?
そうすると柴油=灯油?
惜しい、ちょっと違います。
数字は実は単純にオクタン価を表示しているだけです。
そもそもオクタン価(オクタンか)って何?
ガソリンのエンジン内での自己着火のしにくさ、ノッキングの起こりにくさ(耐ノック性・アンチノック性)を示す数値である。オクタン価が高いほどノッキングが起こりにくい。軽油等のディーゼル燃料においては、耐ディーゼルノック性を示す数値としてセタン価が利用される。
物凄く簡単に言えば、この数値が高いほどエンジンの消耗を防いくれる品質のいいガソリンと思っておけばいい。
日本では法律で
レギュラーガソリンは89以上、ハイオクは96以上と決められているが、実際はハイオクは98、レギュラーは91〜92ほどになっています。欧米ではレギュラーガソリンのオクタン価は95以上とのことなので
日本風に書けば
- 98=ハイオク
- 95=欧米のレギュラー値
- 92=レギュラー
柴油は軽油(ディーゼル・オイル)になります。
台湾のガソリン価格と日本のガソリン価格
台湾の石油会社は国営の中油油價と民間会社の台塑油價の2社のほぼ独占となっています。
台湾のガソリン価格を見ると(2016年8月11日現在)
- 98=25.3元(84円)
- 95=23.3元(77円)
- 92=21.8元(72円)
- 柴油=19.2元(63円)
軽油は中国語で超級柴油(ちゃうちぃーさぁいよー)と書きます。略して柴油や超柴と書かれていることが多いです。
日本のガソリン価格
- ハイオク=123円
- レギュラー=112円
- 軽油=89円
台湾のガソリンの値段は日本の7割ほどとなっています。
少し安いですね。台湾の所得を考えると同じくらいかなあと思います。
ガソリン車に軽油は絶対に入れないように
軽油が安いからとガソリン車に軽油は入れるとノッキングが起こり、エンジンが停止して事故のもとになります。
事故にならなくても故障になれば高額な修理がかかることがあるようです。
間違ってもガソリン車に軽油、ディーゼルエンジン車にガソリンを入れることのないように。
ハイオク車にレギュラーガソリンを入れてもエンジンの性能が発揮できないだけで故障の原因にはならないとのことです。
燃料の入れ間違いには注意しましょうね。
台湾はスクーターが今での中心の社会です。台湾はまだセルフ式のところは少なくて店員がガソリンを入れてくれるところが多いです。
間違っていれることは少ないようですね。
台湾は車の値段が高くて購入は大変です。
日本は車に関しては価格帯がバラエティーに富んでいて恵まれてますね。