2024/11/06
貧BPさんとのやり取りで国民健康保険の支払いをどうするか話題になったのでそのことについて
いざとなれば生活保護と言ってるのに、国保未加入!?制度で生きていくつもりなら、国保を払えないと手続きし、減免が認められないなら、ちゃんと払ってお金を使い切り生保をもらうべきだと思う。
国民保険に入らなければ月収5万で生活できる https://t.co/zUmazGgc7H
— hin-BP『自分探しの成れの果て』発売 (@hin_BP) 2016年8月7日
国民健康保険も国民年金も会社員の時はほとんど気にもしなかったのが、フリーターや自営業者になると気になりますよね
はっきり言って高いですから!
国民年金は収入に関わらず同じ金額、健康保険は前年度の所得税を基準にして計算するので無職になり、やっと貰える失業保険をも全部、保険・年金・税金の支払いに消える。
まぁ、ぶっちゃけ踏み倒ししたくなる気持ちもすごーくわかります。
結論から言うと国民健康保険は払っておいた方がいい。
払いたくないなら生活が厳しいと役所に相談に行くといいです。
役所のイメージというと何となく冷たくて、時々マスコミなどで役所の差別的な対応の報道を見聞きすると、役所って冷たいイメージがありますが、実はそんなことはありません。
少なくとも、こちらが高圧的な態度を取らなければ、役所の対応は事務的で必要なことしか聞いてきません。
生活が厳しいので保険の支払いが難しいですと言えば、言い方は悪いですが喜んで相談にのってくれます。
保険の未納の世帯など連絡しても返事がないのがほとんどですから、こちらから役所に伺えば、少なくとも追い返すようなことはほぼありません。
でもやっはり何となく嫌ですよね。
私は始めての保険の免除の申請へ行った時は何となく嫌でしたから。
国保の減免や国民年金の免除相談など申込ば、役所はほぼ間違いなく調べてくれて、減免になる時は申請を受け付けてくれます。
実際、やってみるとこんなに安くなるんだと思うこともあります。
私は今回、住民票を抜くとどうなるか相談に行ったのですが、特に細かく聞かれることなく調べてくれたりしました。
収入が少ないと保険は予想以上に安い
国民健康保険は収入が低いとびっくりするぐらい安くなります。
名古屋市の例をすると
前年度年収33万円以下だと保険料の7割減免が受けられれ大体月1,400円 年間17,000円ぐらいの保険料になります。
国保の基礎控除が33万円で給与所得控除の65万円を足した98万円以下の年収なら国保は月1400円ほどで済むことになります。
ここで注意点。
市町村によって保険料の差がとても大きい
国保は市町村ごとによって支払うのですがその差がとても大きいです。
「参考記事」
- 2016年10月〜始まる106万円の壁って知っています?93万・98万円・103万円・130万円、税・社会保障の壁をしっかり知っておこう。
- 月収20万円からの税・社会保障問題。低所得者は住民税・所得税より年々増える社会保障の重圧に対してもっと声を上げよ!
月収20万円 独身39歳以下の場合
名古屋市 年間170,000円ほどですが、一番安い、大府市になると
大府市 年間90,000円ほどでおよそ半分で済みます。
名古屋市緑区に住むなら隣の大府市に住んだ方が保険料が半分近くになります。安い賃貸住宅に住んだら、家賃の半分ぐらい支払いに充てられるかもしれません。
ただし、国保は2018年度から市町村から都道府県単位に変わるため、安い地域は値上げされる可能性があります。
今回も保険料の実質値上げをされると思うので覚悟した方がいい。
持ち家だと保険料が高くなる
もう一つの注意点は保険料の計算方法に資産割がある市町村だと持ち家があると保険料が高くなります。
保険料の計算方法に資産割がある市町村とない市町村があるのですが、ある市町村は持ち家だと必ず保険料が高くなると考えてください。
2018年度から都道府県ごとになるのですが、もしかしたらすべての都道府県で資産割が導入される可能性があります、そうしますと持ち家の方は実質保険料の値上げになります。
これも意外に知られていないことです。
自営業や派遣などで持ち家がないと老後が不安と考えている方で無理に家を購入すると保険料が上がり益々生活が苦しくなることも考えられますので注意してください。
一番安くなるのは月8万円の収入に抑えること。
名古屋市の場合ですがセミリタイアをして副収入を得たい時に保険料を安く押さえられる収入の上限は大体月8万円と考えればいいです。
ちなみに、住民税を完全にゼロにしたければ、住民税の均等割控除額28万に給与所得控除の65万円を足して年間93円に抑えればいいことになります。
大雑把ですが月75,000円の収入以下になれば国のお墨付きの貧乏世帯になります。
そんな貧乏人いないだろうと思われますが、年金生活者を含めると大体2,000万人ぐらいが年収93万円以下になります。
ちなみに確定拠出年金は税金は減らせても保険料は減らせません。
数年前までは住民税に対して保険料が課税される方式だったので、住民税を減らせることができる確定拠出年金はとても美味しい制度だったのですが、今は基礎控除後の所得に保険料が課税されるようになったので、確定拠出年金を利用する人間からすれば大幅な保険料の値上げとなってしまいました。
保険や社会福祉サービスは賢く利用
税金や保険は知らないと損することが沢山あります、制度を知って賢く利用しましょう。
別に不正なことではありません。
海外長期滞在組はどうするか?
ここまでは国内で生活するだけの話ですが、海外と日本の両方で生活をしようと考えている私のような人間はどうすべきか。
国内国外で稼ぐ
国内であまり沢山稼がないで海外でも収入を得るようにする、これで保険や税金が安くなる。
海外の国保に加入する
台湾は居留ビザ取得後4ヶ月で台湾の健康保険に加入できるようです。居留ビザが6ヶ月後に取得できて、その後4ヶ月後なら10ヶ月後に台湾の保険に加入できることになります。
台湾の保険加入後に日本の住民票を抜いて保険の支払いを合法的にやめる?
・・・と言ってもその時は保険料が最低限になっているのでそのまま払い続けてもいいと考えているが・・・
これからちょっとだけ収入があるけど、複数国で生活するような人も増えるだろうから、いろいろなやり方があるんだろうなぁと思っています。