2024/09/14
2017年1月から基本的に誰でも加入出来るようになった個人型確定拠出年金。
注目すべき新規加入になった第3号被保険者
通称、専業主婦と言われている方々です。
専業主婦は確定拠出年金の最大の利点、拠出金がすべて課税控除の対象になる利点を十分に活かせません。
そのため、加入しても仕方がないと考えている方もいると思います。
しかし考え方によっては加入をした方が得の場合があります。
知っていて損のない専業主婦の確定拠出年金加入問題を今回は記事にします。
専業主婦(夫)でも加入すべきか?
今の日本で完全に専業主婦が出来る家庭は夫の収入が高くて豊かな世帯なのかもしれません。
そのため金銭的な心配が少ないため確定拠出年金などは必要ないとお考えの方もいると思いますが、制度を熟知して利用すると得になる場合があります。
家系収入リスクに備える
今日の日経に「「ニート率」日本は10.1%」の記事。OECD平均の14.7%を下回るが、興味深いのは日本の基準が「15~34歳で家事も通学もしていない男女」に対して、OECDの定義は専業主婦を含むこと。専業主婦というのは、世界基準ではニートなんですね。
— 橘 玲 (@ak_tch) 2017年5月30日
橘さんのツイートで知ったのですが、OECDの基準では専業主婦はニートになるとのこと。
つまり専業はニートなんです。
言葉遊びだけでなく、今の時代収入を夫一人に頼り切るのはリスクがあります。
極論ですが、破産や生活保護リスクに備えることができる
ほとんど知られていないことですが、iDeCoは破産をしたり生活保護を受け取っても運用したお金を失うことはありません。
これが銀行貯金や証券だとそのようなわけにはいきません。
参考記事
結婚生活が安定している時は生活保護にお世話になるなど考えもしないと思いますが、女性が貧困に落ちる大きな原因の一つが
離婚です。
実は離婚リスクに備えることが出来るのが確定拠出年金です。
離婚時の年金分割について
離婚をすると夫婦の年金が分割できることを何となく知っている人は多いと思います。
しかしすべての年金が分割できるわけではありません。
実は年金が分割されるのは厚生年金の部分だけです。
日本の年金制度は三階建で出来ていると言われています。
- 一階部分の基礎年金(国民年金)
- 二階部分の厚生年金
- 三階部分の企業年金や確定拠出年金
企業が加入している企業年金や夫が会社で積立ているor個人で積立ている確定拠出年金は分割の対象になりません。
確定拠出年金は三階部分になります。一階部分の国民年金しか払っていない自営業や非正規社員も確定拠出年金は二階になりません、あくまで三階になります。
つまり、専業主婦の場合、年金が分割可能と言ってもほとんどの場合、完全に半分になるわけではありません。
そして離婚後にシングルマザーになり貧困に落ちることも多いのが現実です。
シングルマザーの平均年収は220万円ほど
もし、旦那さんだけが個人型確定拠出年金を掛けているなら、奥さんも掛けてくれるように話をしてみてはいかがでしょうか?
別に離婚に備えるわけではありませんよ(笑)
これからは一生専業をする人の方が少なくなると思います。
そのためにも一時、専業主婦になっても個人型確定拠出年金に加入を続けることは単純な税控除の利点だけでなく、様々な人生のリスクを考えても悪いことではないと思います。
専業主婦もiDeCO加入の選択は十分にあると思います。
つみたてNISAを活用するなら大手ネット証券がオススメです。
個人型確定拠出年金(iDeCo)口座を開くならやはり、この3社がオススメです
ちなみに私は
つみたてNISAは
iDeCo口座は
で運用しています。
ネット証券と同様にネット銀行を利用していな方はこの機会に口座を開いてはどうでしょうか?
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