2021/03/03

インデックス投資家の間で時々ホットな話題が上がります。
ずっと話題な
インデックス投資VSアクティブ投資
少し前に話題の
債券国際分散投資VS国内債券のみ
新興国株市場必要VS新興国株市場不要
そして今ホットな話題は
米国市場オンリー派VS国際分散投資派
過去最も高いリターンを上げてきた米国市場のみに投資をする人がここ数年急激に増えています。
過去25年リターンの芳しくない日本市場やその他の先進国・新興国株市場に分散せず米国市場のみに投資をする方法は正しいのでしょうか?
cubさんがズバリお答えします。
Contents
米国市場のみに投資をする方法は正しいか?
結論から言うと
投資法としては十分にありです。
ただし私は国際分散等を支持しています、今後も続けていく予定です。
過去最も高いリターンを上げてきた米国市場
1900年〜2013年の過去113年の平均リターンはどの市場よりも高い。
米国のリターンは年6.5%
日本のリターは年4.5%、ただし戦争により破壊的なダメージがあり。
米国以外のグローバル市場(22ヶ国)の平均リターンも年4.5%
米国を上回るリターンを上げてきた市場はたったの2市場
オーストラリアと南アフリカ市場のみ 共に年7.4%
たった2%の差と侮るなかれ、113年の間2%の複利の差は巨大になる。
100万円を113年間運用するとする。
年4.5%だと およそ1億4454万円
年6.5%だと およそ12億3133万円
なんと!8.5倍の差になって現れるのだ。
もし過去113年間米国市場のみに投資をしてきた投資家と米国市場以外のグローバル市場に投資をしてきた投資家、二人の投資家がいたらこの差に愕然とするだろう。
天才投資家、ウォーレン・バフェットも個人投資家にはS&P500に連動しているインデックス投資を進めているのは有名な話です、更に
最近では、バンガートの創業者ジョン・ボーグルも同様な意見を言っている。
- 「群衆は常に間違い」-バンガード創業の88歳投資家、米証券に固執(ロイターより)
過去のデータから見れば、米国市場に投資をするやり方は素晴らしいリターンを上げてきました。
米国株式市場に集中する投資法は理にかなうやり方ですし十分にありな投資法だと思います。
ただし、注意点があります。
米国株式市場に集中する投資をする上での注意点
インデックス投資を本格的に投資をして私は9年が経ちました。個人的には満足できるリターンになっています。
米国株式市場のみに投資をする投資法は過去のデータから見て魅力的に思えますが、幾つか注意点があります。
まずは
米国株に投資するブログがここ数年の間に急に増えきた。
詳しくは私も把握していないのですがここ2〜3年ぐらいの間だと思います。
これは株式市場の好調な時期と見事に重なります。
株式市場はここ5年ほどありえないほど好調!
米国市場に関わらず株式市場はここ5年ほどはありえないほどの好調さです。
直近の5年のリターンは年平均20%!
更にS&P500やナスダック総合指数のリターンに限って言えば年25%近いリターンを過去5年間の間に出しています。
これは天才投資家、ウォーレン・バフェットの40年間の平均リターンが20%
あの伝説のマゼランファンドのファンドマネージャー、ピータリンチの15年のリターンが30%とほどです。
それが現在インデックスの平均で出ている
ある意味、異常な状態だと意識することです。
市場の好調さは年ごとにかなりぶれる
これは2004年〜2016年までの主要市場の年間のリターンの順位ですが、これを見ると一目瞭然ですが、米国市場は前半の2004年〜2011年まではパフォーマンスが低迷していました。
2011年はリターン一位ですが、マイナスとこの年はマーケット全体が不調でした。
10年単位で不調が続くこともある(米国市場もITバブルの高値も抜くのに15年かかっている)
そして低迷時期は得てして不況時と重なり、マーケットは総悲観になりがちです。
2010年ごろまでは米国市場に投資をするなどという人はほとんどいませんでした。
当時はマスコミも評論家も米国型資本主義は終わった、ドルは紙切れになるなど
紫髪おばさんみたいなのが沢山メディアに出てきて不安を煽っていました。
参考記事
こういうしょーもない連中が一杯出てくる。今だから鼻で笑えるけど当時は結構本気にしている人多かったです。
もし今回、暴落が起きたら
トランプ政権によって米国型民主主義は死んだ、マネーゲーム型資本主義の終焉だの、ここぞとばかりにそんな連中がワラワラとどこからともなくやってきます。
そんな時、あなたは投資を続けられますか?
そして、そんな時に必ず使う魔法の言葉がこれです。
今回は違う・・・
(悪い方に・・)
今回の暴落は過去100年とは違う新しい現象だ、今回は違うステージの暴落だ、今までとは違う・・
仮に調整が10年続くと流石の投資家も心が折れて撤退していきます。
(ほら見ろ、言った通りだろ、資本主義は終わったのに今更投資なんてしてるのバカじゃないの?)
なんて、コメントもブログ蘭に沢山書かれます。
2011年頃まではインデックス投資不要論が幅を効かせていましたね。
もう右肩上がりの時代は終わったのだからインデックス投資はダメな投資法だと。
しかしこの頃に投資を続けた投資家がリターンは上げています。
どんな投資でも成功する人の大半はこのような不調時に投資を止めない人です。ブームに乗るような人はちょっと調整が来ると、あーだ、こーだと言って投資を止めてしまいす。
2016年の前半あたりはそんな人多かったですね。
今後もそんなことがないとは言えません。リーマンが正にそうだった。
私はそんな大きな調整はいずれやってくると思います。
これは米国市場に投資する投資家だけでなく全ての投資家に言えることです。
個人投資家は暴落の時こそ進化が問われる
-50%の暴落はないとは言えない。
どんな投資方でも暴落を生き残れるかが個人投資の力量だと私は考えています。
自分は暴落は逃れることができると本気に考えているなら、あなたは立派な
投資の鴨の仲間入りです!
まぁ、私は暴落起きたら海外セミリタイヤどうなるか分からないですけどね。
米国は凄く高くはないが割高圏
他の市場と比べても割高感あり、反対に割安感があるのが、日本を含めた東アジア圏(日本・中国・台湾・香港・韓国)
次の10年は米国市場の低迷、アジア圏の株価が好調・・・になっているかもしれません。
まぁ、予測ですからどうなるかは自信はありません。
だから
私は世界の市場にできるだけ分散していく国際分散投資をこれからも続けていきます
どっちかと言うと私は新興国株の割合をもっと増やしていきたい派なんですよね。
なぜなら今そんなこと言う人はいないからです。
後から振り返ってみるとこのように見捨てられた時が絶好の投資時期だったりするからです。
米国株に投資をするにもコスト意識を忘れないように
米国株に投資をするにしてもこ手数料を意識することが大切です。
そして非課税枠を利用して複利で資産を増やしていくことを意識していこう。
参考サイトJPモルガンGuide to the Markets
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