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「投資家の視点から」10年国債がマイナスとは、日本では元本保証でリターンを上げる商品がないということ。

[記事公開日]2016/09/04
[最終更新日]2018/04/09

「投資家の視点から」10年国債がマイナスとは、日本では元本保証でリターンを上げる商品がないということ。

10年国債の利回りがマイナスになり、プラス圏に浮上しません。

現在の10年国債の利回り

  • 10年国債 -0.02%
  • 個人向け変動10年国債 0.05%

10年国債のリターンとは簡単に言えば

円建てで最もローリスク・ハイリターンな商品

投資家として知っていなければならない基本的なことです。

10年国債利回りがマイナスということは

現在、10年国債の利回りがマイナスなのは日本だけでなく、数カ国あります。

世界的な低金利傾向を続いています

2016年9月4日現在

10年国債利回りがマイナスな国

  • スイス -0.46%
  • ドイツ -0.05%
  • 日本        -0.02%

10年国債の利回りが1%以下の国

  • オランダ 0.07%
  • フランス 0.19%
  • 英国   0.72%
  • 香港   0.99%

10年国債の利回りが2%以下の国

  • スペイン 1.03%
  • カナダ  1.06 %
  • イタリア 1.17%
  • 米国   1.61%
  • シンガポール 1.76%
  • 豪州   1.03%

数年前に財政危機が叫ばれていたスペイン・イタリアでさえ1%割目前の水準にまで利回りが低下してきている。

話を戻すが、国債利回りがマイナスになるということは、理論的に日本では元本保障でリターンを上げる商品がないということである。

唯一、リターンがプラスになっている商品は個人向け国債のみ0.05%である。

お金を運用して利益を上げようと思ったら元本が毀損するリスクがあるということを忘れてはいけません。

今はリターンを上げることがとても難しい時代になっています。

投資の儲け話には必ず裏があると思って気をつけてください。

そして、忘れがちで大切なこと。

株式などの投資もコストに今まで以上に敏感になってください。

投資のコストとは

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投資のコストとは、株式の売買手数料、投資信託の売買手数料や信託報酬、そして各種の税金です。

現在、先進国では国の国債で2%以上のリターンを上げることが困難になっています。

日本では国債のリターンはゼロです。

そんな中、元本の数%の手数料を無自覚に払っているようでは投資で成功する以前の問題です。

偶然見つけたブログがあったのですが、

ブログ「散るろぐ」さんより

高い手数料を無リスクで手に入れられることが出来る!

ただし金融機関が!

買い付け手数料が2%、信託報酬が1.5%もあることは金融機関から見れば、得しようが損しようが最初に購入額の2%の手数料、毎年、運用がプラスだろうがマイナスだろうが1.5%の手数料が入ってくることになります。

数万円だとピンとこないでしょうが、高額だととてもなく多額になります。

1000万円運用していれば

購入時に20万円手数料がかかり、毎年15万円手数料が引かれていくことになります。

信託報酬が1.5%なら毎年15万円。10年で150万円です。

儲からないと商品を売却すれば売却手数料が取られ、ブログ先の商品は0.5%取られる、つまり5万円。

新しい高コスト投資を購入すればその都度、購入手数料がかかることになる。

高い高いと言われている国民年金の月の支払いが月16,260円 年間195,120円

これに匹敵するぐらいの手数用を払っていることになる。

参考記事

金融機関にとってこんな美味しい商売はない

参考本

インデックス投資信託は買い付け手数料や売却手数料が無料(これをノーロードという)信託報酬も0.1%〜0.3%と数年前には考えられないような低コスト商品が誕生しています。

参考記事

ですから、このような低コストな金融商品を金融機関がオススメすることは

絶対にない!

しかし資産形成をリスク資産で運用しようと考えるなら難しく考えることはない、低コストなインデックス投信やETFを積み立てていくor購入していくだけで十分だ。

余分なことなど考えて、売買をしたり商品をあれこれ変えればその都度手数料がかかってしまうからだ。

下手な売買より放置の方がずっとリターンはいい、断言しよう!

私が経験者なのだから( ;  ; )

税コストの重さも忘れずに

コストは金融機関に払う手数料だけでなく、お国に払う税金も重い、基本は利益の20%がかかる。

現在TOPIXの配当利回りは2%となっているが、2%の20%の税金は0.4%だ。

これを払わないようにするだけで国債のリターンを遥かに上回ってしまう。

これら税金を合法的に払わない方法がしっかりと用意されている。

それは非課税口座で運用すること

現在は制度上問題はあるがNISA口座と401k口座の二つの口座がある。

私はリスク資産を運用するならこの二つの非課税口座中心で運用をするべきと考えています。

これでタックスフリーだ。

このように税金のコストや金融機関の手数料は長期的なリターンを確実に引き下げるものだ、反対にこれらのコストを引き下げれば長期のリターンは確実に上げる。

世の中にはこんな簡単な真理も分からず無駄でコストを沢山払っているものが多い。

こんなことではセミリタイヤからもほど遠いだろう。

最初に話したように現在は元本してリターンを上げる方法はない時代なのである。

個人が簡単に運用成績を上げることができるなら世の中の社会問題は解決する。

難しい時代だからこそ投資の基本を忘れるべきではないだろう。

運用成績は不安的だが、コストは個人が確実に引き下げられるものだと

参考記事

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