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レイ・ダリオの「オール・ウェザー(全天候型)」ポートフォリオをシンプルに作る。

[記事公開日]2018/09/14
[最終更新日]2018/11/22

レイ・ダリオの「オール・ウェザー(全天候型)」ポートフォリオをシンプルに作る。

セミリタイアをして新規投資をしていないので大幅な下落による一発退場だけは避けなくなてなりません。

それにはできるだけ株式などのリスク資産を減らしすことです。しかしそうするとリターンを下がるそんなジレンマから偶然発見したのがレイダリオの「オールウェザーポートフォリオ」という考え方です。

参考記事

レイダリオの考え方が書かれた本で大変参考になるので読むことをオススメします。

また色々なサイトで紹介されていたサイトで「PORTFOLIO VISUALIZER」というサイトが過去のETFのデータからポートフォリオを作ることが出来て大変便利なので活用させてもらいました。

全部英語で書かれていますがそれほど難しくないと思うのでみなさんも活用してください。滅茶苦茶便利です。

たった三本のETFでレイダリオのオールシーズンポートフォリオを作って過去のデータからリスクとリターンを読み取ってみました。

それではどうぞ。

オールウェザーシーズンポートフォリオの過去のリスクとリターン

レイ・ダリオ氏は経済には四つの季節がありその季節にあった金融商品は必ず値上がりする。そしてどんな商品も必ず暴落がありそれを避けることは出来ないと訴えています。

レイダリオの唱える四つの季節

季節概要対応商品
経済成長想定成長より高いIVV
IAU
経済停滞想定成長より低いTLT
インフレ想定インフレ率より高いIAU
デフレ想定インフレ率より低いIVV
TLT

またレイダリオの考える経済の流れを解説している動画もとても参考になるので視聴をオススメします。

この四つの季節に対応する商品として米国の3つのETFを選びました。

ティッカー銘柄手数料
IVViシェアーズ S&P 500 ETF0.04%
TLTiシェアーズ 米国国債 20年超 ETF0.15%
IAUiシェアーズ ゴールド トラストETF 0.25%

ポートフォリオ

ポートフォリオはシンプルにIVV40%・TLT40%・IAU20%です。

IVVはS&P500に連動する株式ETF

TLTは20年以上の米国長期債券に投資をするETF

IAUは金に投資をするETF

特徴は金をポートフォリオの20%入れていることと株式の割合が40%と個人投資家のポートフォリオではかなり低い割合となっています。

これはレイダリオが株式は債券の3倍リスクがあると話していること、個人投資家のリスク許容量は自分が思っているよりずっと低いという考えから割合を40%としました。(レイダリオは更に低く30%となっています。)

比べるポートフォリオは

IVV100%のポートフォリオと個人投資家に多い株式60%、債券40%のタイプの3つで比較します。

比較する3つのポートフォリオ

運用機関は2005年1月〜2018年8月の12年8ヶ月

投資機関は2005年1月〜2018年8月の12年8ヶ月です。

理由はIAUのリターンのデータが2005年1月からとなっているからです。

3つのポートフォリオのリスクとリターン

PF平均リターンリスク最大上昇年最大下落年最大下落率
IVV100%9.04%13.59%32.3% -37.02%-50.78%
IVV100%
TLT40%
8.79%8.23%19.06%-8.64%-24.58%
IVV40%
TLT40%
IAU20%
8.55%7.92%16.24%-2.31%-14.89%

このように長期債40%と金20%を入れることにより、ボラティリティーが大きく下がります。

特に注目をするのが大幅下落が抑えられている。

リーマンショック時にIVV単体のポートフォリオが37%の下落の時にたったの0.21%しか下落をしていません。

(ただしドル建てですので注意してください)

最大下落年は2015年の-2.31%と驚きのデータです。

大きく下落すると回復に時間がかかる

特に新規積立投資のほとんどない私のような人間は大幅下落は必ず避けなければなりません。

例えば-50%下落して+50%上昇したら元本はいくらになるでしょうか?

100→50→75と四分の1しか戻りません。50%暴落したら100%の上昇をしないと元に戻りません。

同様に90%暴落して90%上昇してもたったの19にしかなりません。90%暴落したら10倍にならないと元に戻らないのです。このように大幅な下落に直面すると原状回復に時間がかかります。

 

この10年米国株の成績はとてもいいのですが、リーマンショックの大幅下落を経験しているIVVはその後とても運用成績がいいのですが、運用リターンを長期債や金を入れているポートフォリオを上回るのは2018年の今年になってからです。

運用からみる大切なこと

このレイダリオが提唱しているどんな経済の季節にも耐えることができるポートフォリオ「オールシーズン戦略」という考え方ですが、とても重要なヒントを私たちに教えてくれます。

それは

リスクが高い商品でも別々に動く商品を組み合わせることによってリスクを下げることができる

例えばリーマンショックにより米国株は暴落しますが、長期債券と金というリスクは高いが株式とは別の動きをすることが多い商品を所有することにより下落を下げることができました。同様に2013年〜2015年の三年間は金がトータル40%と大暴落をしましたがその間は株式の調子がよかったためトータルリターンの大幅悪化を避けることができています。

勿論この時に金に投資などしなければいいだろうとい考えもありますが結果論に過ぎません。

このように株・長期債券・金と3つのボラティリティーの高くリスクの高い商品ですが、価格が大きく動く局面が違うことが多いので長い目でみるとリスクを避けることができることが多いのです。

私は投資を初めて10年以上経ちますが長い間金投資には否定的な考えでしたが、このインフレ局面に強い商品としての金の役割を考えるようになって金投資も悪くないと思うようになりました。

ただし次の下落局面で金が下がらない保証はどこにもありませんので注意してください。

株式→金利低下、景気拡大局面に強い

長期債→金利低下、景気後退局面に強い

金→インフレに特に強い

このように経済の季節により有利・不利な商品がありそれらを分散投資することによりリスクを避けてほどほどにリターンをあげるポートフォリオは私にぴったりな考え方です。

注意事項としてのこの10年の米国株の環境

ただし比較した3つのポートフォリオに共通する注意事項があります。

それは

この10年の米国株式市場の環境がやはり良すぎる!

12年8ヶ月の米国株のボラティリティー、リスクが13.59%しかありません。これは長期債券のリスク13%とほぼ同じ金の17.9%より遥かに小さい。

リスクが低いことはいいことではないか!と思う方もいるでしょうが、過去の歴史から株式のリスクは大体20%ほどと言われています、それを考えるとどう考えても米国株式市場のこの12年のリスクは低すぎます。

バンガードを創設したジョンボーグル氏は本の中で株式には回帰性があり上がりすぎたものは必ず下がり、下がりすぎたものは必ず上がりほどほどの水準になると本の中で何度も話しています。

この本はブログで紹介していないですがとてもオススメです。

そのように考えると今後の米国株式市場が今後もこのようにリスクが少ないままだと考えて投資をすると必ず痛い目に会うと思います。

今後のリターンはどのポートフォリオも大幅に下がると考えるのが妥当だと思います。

(株式のリターンが下げる可能性があるため)

もう一つが円高リスクです。

日本人にとって頭が痛いのは円高のリスクです。リーマンショックのダメージが大きかったのは株安と円高が同時に起こり円建ての下落が米国人より大きなものになったことです。

これは米国株式市場が最も下がった月の円建ての下落率の比較と最も円高の時の下落率の比較です。

2005年1月に1万ドルをIVVに投資をしたと過程した下落率です。

 ダウ平均ドル円相場ドル建て下落率円建て下落率
2009年2月6,777ドル92円-34%-42%
2012年1月12,805ドル77.1円+26%-8%

こちらは2007年10月のダウの最高値13,770ドルからの下落率

 ドル建て円建て
2009年2月-49%-61%
2012年1月-8%-38%

最高値から円建てだと米国市場が60%も下落をしたのです!

こればかりはどうしようもありません。ただし次の下落局面で必ず円高になる保証はどこにもないので注意してください。

まとめ cub版オールウェザーポートフォリオ

金や長期債券の株式と別に動く商品を組み入れるのは長期的にポートフォリオのリスクを下げる可能性があるので、今後は金にも一部投資をしていこうと思います。

ポートフォリオの入れ替えは「積立NISA」と「iDeCo」口座を中心に行う。

株式は日本株・先進国株・新興国株を1:1:1とIVVより、より分散投資を行う。

金はIAUとリアルの金を一部所有することにより行う

こんな感じでポートフォリオを作っていきます。

金の割合に関しては一割ぐらい入れていいかなと考えています。

今回のように20%入れるのはちょっと悩みますね。流石に入れすぎのような気がして・・・

その辺は難しいところです。どうなんでしょうか?

それではまた!

リスク資産は非課税口座で運用していくことが基本となります。

参考記事

資産運用にはオススメの本を紹介しています、参考にどうぞ

基本的な考え方はこちらの記事を参考に

 

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