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cub版「オール・ウェザー(全天候型)」ポートフォリオの紹介【最新版】

[記事公開日]2018/05/19
[最終更新日]2020/06/14

cub版「オール・ウェザー(全天候型)」ポートフォリオの紹介【最新版】

私が最近読んだ投資本の中で一押しにしている「世界のエリート投資家は何を考えているのか」

この本は上下巻二冊で発売されていて、「世界のエリート投資家は何を考えているのか」は下巻に当たります。

私は今までキンドル版は出ていないものだとばかり思っていたのですが、上下巻ワンセットで発売されていることを最近知りました。

おまけに現在50%オフで1512円で購入できます。

ダブってしまうのですが早速購入しました。

ちょっと前まで3,000円したのですが半額なのでお得です。

現在、私の確定拠出年金口座は琉球銀行からマネックス証券に移行中で一度全部売却されてしまいます。

その機会にちょっとポートフォリオを変更しようと思い、変更後のポートフォリオを紹介したいと思います。

名付けて「cub版オールウエザーポートフォリオ」です。

それではどうぞ!

レイダリオ氏のオールウェザー(全天候型)ポートフォリオとは

レイダリオ氏は経済には四つの季節があり、その四つの季節に対応した金融商品で構成した米国個人投資家のためのシンプルなポートフォリオです。

HeartRails Graph

アセット 割合
株式30%
中期米国債15%
長期米国債40%
7.5%
商品7.5%

レイダリオ氏の話す四つの季節とは

季節概要購入商品
経済成長想定成長より高い株式
社債
商品取引
経済停滞想定成長より低い長期米国債
物価連動債
インフレ想定インフレ率より高い商品取引

物価連動債
デフレ想定インフレ率より低い長期米国債
株式

参考記事

山崎氏の提案する日本型オールウェザーポートフォリオ

実はこの本の最後に山崎元氏が日本版オールウェザーポートフォリオを紹介しています。

アセット割合
日本株15%
先進国株
(為替ヘッジなし)
5%
先進国株
(為替ヘッジあり)
10%
長期国債20%
外国債券
(為替ヘッジあり)
15%
個人向け国債
(変動10年)
20%
金(ETF)10%
J-REIT5%

レイダリオ氏のポートフォリオの特徴

  • 一般に提案されているPFに比べて株式の割合が低い
  • 商品・金の割合が高い

特徴的なことは株式の割合が一般的なポートフォリオに比べて低く設定されていることです。

その理由は本の中では

「一般の個人投資家は自分のリスク耐久は自分が思っているほど高くない」事実を認めてほしい

と語っています。

2013年以降、大きな調整もない今こそこの一文には耳を傾けるべきだと思います。

もう一つは一般的に長期投資には否定的に取られている金や商品への投資です。

あのウォーレン・バフェット氏でさえ不要と行っている金の比率が予想以上に高い。

この辺は意見が別れるところですね。

レイダリオ氏はインフレの季節に対応するためにポートフォリオの一部に金などを入れることを推薦しています。

cub版オールウェザー・ポートフォリオ

アセット割合
日本株15%
先進国株15%
新興国株15%
日本債券35%
先進国債券5%
新興国債券5%
10%

cub版オールウェザー・ポートフォリオの特徴

株式(全体の45%)

今までは株式の割合60%、債券の割合40%としてポートフォリオを組んでいましたが、株式の割合を45%と大幅に低くしました。また株式の割合も日本株・先進国株・新興国株をそれぞれ15%ずつと均等に割り振る。

運用口座はつみたてNISAとiDeCo口座と全て非課税口座で運用していく。

当ポートフォリオの利益を生み出す源である。

規定リターン5%、ボラティリティー20%、最大損失50%は覚悟する。

運用商品

つみたてNISA

  • eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)

確定拠出年金

  • DIAM DC国内株式インデックスファンド

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド

  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックスファンド

できるだけ購入商品は少なくシンプルでいきます。

ブログ主の運用先の金融機関は

積立NISA

確定拠出年金(iDeCo)

インフレ関連(全体の10%)

ここでは金としていますが、実際は金鉱株ETFと石油株ETFに投資をします

購入銘柄

  • ヴァンエック ベクトル 金鉱株ETF(GDX)
  • iシェアーズ グローバル エネルギー ETF(IXC) 

この二つのETFに半分ずつ投資。また一部金のインゴットを所有。

インゴットの投資・購入についてはこちらの記事を参考に

外国債券(全体の10%)

先進国債券と新興国債券に5%ずつ投資

運用商品

  • eMAXIS Slim先進国債券
  • ifree新興国債券

残りの35%は現金と日本債券で運用。

円資産・外貨資産が半々として円高・円安どちらにもいく可能性にかけています。

個人的には予想外の超円高は十分あり得ると思っています。

過去の暴落時

 期間下落率下落額
アジア通貨危機1997年7月-1998年10月 (16か月)-7.4%-148万円
ITバブル崩壊2000年3月-2003年3月 (37か月)-12.1%-242万円
世界金融危機2007年7月-2009年2月 (20か月)-30.1%-602万円

リターンは3%ほどを想定、ボラティリティーは10%ほど、最大下落はリーマンショック時のような超円高・株安が来ると三分の一は下落すると想定。

日本版オールウェザー・ポートフォリオの問題点

一言で言うと円高に対応できていないこと。

円高は全体の三分の一ほどの円債券で対応するしかありません。

ここが日本の投資家にとっての悩みどころです。

またインフレ時の対応として石油や金株ETFを一部取り入れました。

まとめ

株式の割合を半分以下にしました。

(実際は金鉱ETFや石油株ETFがあるので50%を超えます)

これが次の10年のセミリタイア・オールウェザー・ポートフォリオです。

結果は10年後の楽しみです。

個人的には年間50万円ほど使っていく予定なのでよくて現状維持だと思っています。

この辺の取り崩しロードマップはまた別記事で紹介します。

それでは

参考記事

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