
先週暴落した世界の株式市場ですが、日本市場はプラスから始まっています。
そんな暴落した株式市場ですが、今年のリターンがプラスのポートフォリオがあります。
それがあらゆる景気に対応する全天候型PF「オールシーズンポートフォリオ」です。
米国株一点買いやレバレッジ型ETFを勧めるブログが多い中、数少ないオールシーズンPF押しの我がブログですが、暴落の今その強みは発揮しています。
今年のリターン速報値です。
それではどうぞ
ダウ暴落の中プラスのリターンは叩き出すオールシーズンポートフォリオ
3つのポートフォリオのリターン
- IVV
- cubのオールシーズン
- PFRPAR
3つのPFの紹介
その1 IVV(iShares Core S&P 500 ETF)
S&P500に投資をするETFです。
その2 cubのFP
レイダリオの紹介した全天候型ETFを参考に私が作ったポートフォリオです。
- IVV50%
- EDV40%
- IAU 5%
- IXC5%
参考記事
その3 RPAR(The RPAR Risk Parity ETF)
去年12月に米国で上場されて注目の全天候型ETF
米国で上場されたオールシーズンPFのETFです。
参考記事
この暴落時に全天候型投資は強みを発揮したのか!!
それでは今年のリターンをどうぞ
2020年2月リスクリターン
PF | IVV | cub | RPAR |
---|---|---|---|
1月 | 0.00% | 3.89% | 2.56% |
2月 | -8.46% | -1.18% | -0.57% |
2009年 | -8.46% | 2.66% | 1.97% |
2月のIVVが8.46%の下落をする中、cubのポートフォリオが-1.18%、RPARが-0.57%の下落に止まっています。
年初のリターンは暴落の中プラスのリターンを叩き出しています。
全天候型ETF強し!!!
各アセットのリターン
IVV | EDV | IAU | IXC | RPAR | |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 0.00% | 10.32% | 4.62% | -9.44% | 2.56% |
2月 | -8.46% | 8.24% | -0.66% | -13.14% | -0.57% |
2020年 | -8.46% | 19.40% | 3.93% | -21.34% | 1.97% |
各アセットのリターンを比べると、株式の暴落以上に長期債券のリターンが高いことが分かります。
S&Pが二ヶ月で-8.46%の中EDVが19.4%と驚異的なリターンを上げています。
残念ですがインフレ対応として投資をしたIXC、エネルギー株ETFは-21.34%と大幅下落、ポートフォリオの足を引っ張っている形となっています。それでも長期債の割合が高いので3つのポートフォリオの中で一番高いリターンを上げています。
暴落に強みを発揮するポートフォリオ
個人的に注目をしているETFはRAPAです。
まだ始まったばかりのETFですか、いきなり強みを発揮する形となっています。
株式市場が暴落をすると強みを発揮すると言われている全天候型ETFですが、今回の暴落でもしっかりリターンを叩き出してくれます。
個人投資家にとって
上昇時のリターン向上より下落率を下げてくれるポートフォリオの方が絶対に安定感があると思います。
このくらいの暴落なら損をしないETFというのはとても貴重な存在です。
リターンだけを目指すレバレッジ方のETFなどより下落時に防御のしっかりあるETFの方が私は良いですね。
皆さんはどちらが好みですか?
全天候型ETFの注意点
ここで暴落に万能に思われるオースシーズンポートフォリオですが、見逃せないリスクがあるので注意点として紹介します。
その1 長期債券はとてもリスクが高い
今回金利が急低下して債券価格が上場していますが、金利が上昇すると価格が急落するリスクがあります。
短期間に20%上昇するということは-20%下落するリスクもあるということです。
リスクはほの株式並にあるということは頭に入れてください。
その2リターンはあくまでドル建て
このリターンはドル建てです。急激な円高になるとドル建てでプラスのリターンでも円建てでもマイナスになることが多々あります。
個人的には全世界長期債ETFなどが出てくれると嬉しいですね。
まとめ
先週の暴落でしっかり結果を出してくれたオースシーズンポートフォリオ、今後もリスクとリターンのチェックを続けたいと思います。