
中国・深センには城中村と言う下町がまだ沢山あります。
城中村とは
決して裕福ではないけど普通に生活している庶民が暮らしている場所です。
私は深センの最先端テクノロジーやITよりこういうところが好きで深センに行くと必ずこの辺に滞在しています。
物価も深センの中では激安。
今回は城中村の中でも都心にある崗廈村を紹介します。
深センの下町「崗廈村」について
場所は深センの地下鉄一号線・緑色の線の「崗廈」を降りて一番出口を出るとすぐにあります。
城中村の特徴として入り口にこのような大きな門があるところが多いです。
場所
深センの中心部で有名な電気街「華強北」も次の駅にあります。
門の手前などに警備員などがいる事がありますが、特に何か聞かれる事もなく普通に入ることが出来ます。
中心部でありながら物価や家賃がグッと下がるのが城中村の魅力です。
周辺は高層ビルが立ち並び家賃も高いのですが、崗廈村は家賃も安いです。
1000人民元から2000人民元ぐらいで賃貸があります。1人民元16円と計算して16000円から32000円ぐらいです。
このように掲示板があり賃貸や従業員募集の掲示もあります。
台湾にも同じような掲示板がありますね。これだと直接取引で手数料がかからないのだと思う。
共同住宅・・ドミトリー月550元8800円。
これは女性専用ですがドミ安いですね・・・・
と言いたいところですが、夕方涼む為に入り口のドアを開けっ放しにして中が丸見えなところがいくつかあったのですがとても住めるような下手ではないですね。なかなか大変そうです。
飲食店も沢山あり料金も大変安いです。
ほとんどが一食10元前後160円で食べることが出来ます。
包子専門店一個2元ほど32円
台中ではあまり見かけないタイのお菓子「バナナロッティ」が売ってました。
台湾では中国語で「泰式香蕉煎餅」と書くのですが、こっちでは「飛餅」と書くのですね・・・中国語難しいw
一個注文・・・注文すると作ってくれます。作り方はタイと同じ。
ただしタイはチョコレートや練乳をたっぷりとかけますが、中国はなし。
あっさり味ですね・・・でも美味しいです。
今回食べ忘れたザリガニ。台湾人はあまり食べないのですが中国人はザリガニ大好きですよね。
一皿50元800円ぐらいから売っていました。次回訪問したら食べてみます。
暇そうにしているお肉屋さんw
底辺セミリタイアの必需飯「自助餐」も沢山あります。
肉料理2品・野菜料理2品でたったの10元160円。
おまけに台湾ではありえないぐらい量が多いです。
多分同規模のお店の二倍ぐらいあると思います。
一日二食でも多いくらいです。1.5食でいいかも(笑)大盛りのご飯にどっさりとおかずをのせてくれます。
庶民・労働者の味方!
おっちゃんもみんなQRコードで払います。
ちなみに深センでは現金使えない神話がなぜかありますが、別に普通に使えます。
拒否されたことは一度もありません。
ただお釣りがないと言われたことが何度かありますが
「じゃぁおまけしてよ」
というとしゃーないなと言いつつおまけしてくれます(笑)
実は今の中国は現金支払いの方が良かったりしてw
どっさり自助飯!ホント量多すぎます。
昼間からビールを飲む中国のおっちゃん・・・台湾人はこういうところであまりアルコール飲まないのですが中国人はどこでもビール飲みますね。
道端で賭けトランプをする中国人。ホントギャンブル好きですよね。
飛び込みで安宿へ
深センのホテルは全く予約をしてないくて飛び込みでいけるだろうと思っていたのですが・・・
やはり難しいですね。
何軒か回ったのですが、全て外国人はダメと断られました。
この辺もっと沢山あると思ったのですが、ホテル意外に少ない・・そしてあまり安くない。
シングルで98元1600円〜。中も見せてもらったのですが正直クオリティーも大したことない。
結局、アゴダで急遽宿をとりました。
一泊1000円ほどで最近増えている宇宙船をイメージしたカプセルホテルタイプのドミトリーです。
ドミ内部は清潔で悪くないのですが、水回りが汚いのが難点。
特にトイレの数が少なくてこれ絶対足りないだろうと思っていたのですが案の定朝は全く空いていません。
トイレは大が二つのみ。
ホテルの隣にネットカフェがあるのですがそこでトイレを借りるくらいです。
24時間のネカフェが隣にあり。広くて結構人がいました。
アゴダでホテルを検索する。
値段が安いのですが私は今後はこちらの宿を利用すると思います。
クオリティーが違いすぎます。
デリバリーサービスが大流行り
前回訪れた時はシェア自転車が流行っていて、そこら中にシェア自転車がありました。
あの時は「便利だけどこれ続かないだろうなぁ」と内心思っていましたが、やはりというはシェア自転車の数はずっと減っていましたね。
やはり放置自転車問題とメンテナンスがしっかり出来ていないから結局使わなくなるんだと思う。
電動自転車(日本の基準でいうと電動バイクになると思うが)や電動バイクが年々増えていますね。
これ最初はゴミ箱かと思っていたのですがバイクの充電スタンドです。
今回、物凄く流行っていたのが中国版ウーバーイーツです。
急に雨が降ってきて近くのジューススタンドで雨宿りをしてのですが、次々とデリバリースタッフが注文商品を取りに来ます。
小さなジューススタンド屋さん・レモンティーを頼む。一つ12元190円
雨の中電動バイクで次々と来る。
写真に写っているバイク全部デリバリーです。
お客さんは全然来ないのですがデリバリースタッフは沢山来ます(笑)
ジュース一個など配達しても全然儲からないと思うのですが、今はシェア拡大のためか何かのキャンペーンでもしているのですかね?
本当に1分に一台ぐらいのペースでデリバリースタッフが店に来ます。こんなに流行っているのは初めて見ましたね。
スーパーや日用品が安い
このエリアには小規模スーパーが沢山あり値段も安いです。
野菜が人束5元、スイカなどの果物も0.5kg2.88元ですから45円とか激安です。
飲料品などもこのくらいの値段でした。
- 水1-2
- コーラ3
- お茶3
- ビール3.5-5
- カップラーメン4.5
香港も含めて中華圏は酒税が安い為か缶ビールの値段とジュースの値段はほぼ同じです。
スーパーが至るところにある(おまけに24時間営業のところが多い)ので中国で自炊をする人は食費が激安になると思います。
月1万円ぐらい十分可能ですね。
大通り沿いに自転車で待機している廃品回収業者
若い中国人はデリバリーをやって、中高年のおっさんは廃品回収をしている人が多い感じです。
道端に沢山いるのですがお客さん来るのかな。
団地沿いに洗濯物を干す
あまり天気がよくなかったのですが晴れると道沿いにずらっと洗濯物を干していました。
中国の団地ってベランダあまり無いようなのでこうなるんだと思います。
中国人から見たらなんの事のない日常でしょうが面白いですね。
軍艦巻きカー
カバーで囲っている車が結構ありました。高級車が多かったので傷がつかないようにしていると思ったのですが、ねずみ対策とのことです。
床屋さんの値段は10元160円〜
床屋さんは競争が激しいのか髪を切るだけなら10元160円〜ってところが結構ありました。私が見つけた最安値は8元気120円です。
普通の床屋さんは20元340円〜、それでも安いですね。
中国・深センのバイトは時給20元
お店のバイト料はほぼ横並びで20元340円がほとんどでした。1日8時間労働で160元2500円ぐらい。
月160時間で3200元51200円。この値段で深セン生活は厳しいと思います。
フルタイムで4500元72000円スタート。外住补贴とは住宅手当のことだと思います。
家賃の高い深センですから必然的に城中村などの安いエリアで住むことになります。
共同生活が厳しい
裏路地に住宅の入り口があるのですが、夕方から夜になるとドアを前回にして涼んでいる部屋が結構ありました。
共同部屋がドミトリーとかそんなものではなく完全なタコ部屋。
六畳ぐらいの広さに二段ベットが3つ、6人の共同生活です。それに共同のシャワーとトイレが一つ。正直劣悪な環境です。とても底辺セミリタイアなどと言って住めるようなところではないです。
流石の私でもちょっと引くレベルです。
中国の底辺生活の厳しさが感じられます。
裏路地に立ちんぼ発見
また裏路地周辺に数人の立ちんばがいました。時間等はっきりしないのですが昼から夕方に多いです。
夜になるとこの辺は真っ暗になるので誰だかわからなくなる。
三十前後ぐらいのそこそこ可愛い子とかもいました。
いくらか聞こうと思って戻るとすぐいなくなっていましたw
四十代のおばさんに値段を聞いてみると
80元と・・・・
え!と耳を疑いました
もう一度聞くと
やはり80元1250円です。
マッサージ代かと聞くと
マッサージしたいならそこらのお店へ行来な。といい最後までの料金とのこと。
風俗代も私の知っている限り最安値です(笑)
こんな値段でやるとか怖すぎますw
ただ夕方になると警備員などが見回っているようなのですぐにいなくなります。
中国の厳しい底辺生活が垣間見れますね。
まとめ
最近の深センと言えばハイテクというイメージが強いですが、ちょと街を歩くとこのような庶民の生活が見ることができます。
私はこのような下町の雰囲気がどの国へ行っても好きです。
中国も最先端ハイテク・キラキラ企業家wより小汚いgrabおじさんドライバー系中国に魅力を感じます(笑)
写真だとイマイチ雰囲気が伝わらないと思いますが、動画だとこんな感じのところです。
深センの下町の様子。こういう感じの中国は大好きです。 pic.twitter.com/RFc6EQj1GY
— cub/底辺セミリタイア (@cub_nomad) 2019年6月24日
このような場所も中国が発展していくといずれなくなっていくのだと思います。
ハイテク都市などいつでも見られます。
しかし崗廈村のようなところはいずれ消えていく場所だと思うので中国に興味のある人は是非訪れて見てください。
知らない中国が沢山あって楽しいところですよ。
今後、深センを訪れたら色々な城中村へ訪れて行きたいですね。
城中村シリーズをお楽しみに!
それでは!