
最近一部のネットでは
「お金がないと資産運用は意味がない」
このような主張を見かけるのですが・・
これは大きな間違いです!
たった2万円でも毎月積立ていると立派な老後資産になります。
今回は少額積立でも立派な資産運用になる話です。
Contents
少額積立運用は立派な資産運用
最近、意図的にハイリスクな金融商品に誘導するためなのか粗悪なブロガーやインフルエンザーが少額投資など意味がない、お金がない時はハイリスクな投資をすべきだなどと主張する人がいますが、私のブログを読むような人は真似をする必要はありません。
そもそも平均以下の盆人である「底辺セミリタイアー」な私などは半端なマネーゲームは金融界の亡者どもに餌食になるだけです。
そんなことより毎月積立を行う方がずっとましです。
月2万円の積立投資が3000万円になる。
毎月2万円を株式投信に積立をしたと仮定します。
株式市場の平均リターンを5%とする。
すると40年後には3000万円になっている計算になります。
積立元本が960万円ですから2040万円がリターンとなります。
3000万円あれば大概の人であれば一人分の老後資産には十分だと思います。
25歳から積立を開始すれば65際には3000万円。
ハイリスクな投資や自己投資はこの2万円積立を続けながらでも可能ですよね?
別に全てのお金を積立投資でコツコツ投資をしろ!とは言いません。
若い時は自分が人と違う優秀だと思いがちです。ですから月2万円だけを積立に回して残りをハイリスクな投資や自己投資に回せば良いのです。
これが出来る人が資産形成に若くして成功出来るのだと思います。
積立NISAに毎月33000円投資をする
次はつみたてNISAに毎月33000円投資をして20年運用したとします。
リターンは同様に5%
20年間積立を行うと1350万円になっています。
運用はこれだけで終わりません。
次は毎月積立なしで20年間1350万円を運用し続けたとしましょう。
なんと3580万円になっています。
最初に20年間に800万円投資をしただけで合計40年後には3600万円近い資産になっています。
ここで重要なことがわかると思います。
積立投資は早く開始して長い期間続けるほど複利のリターンが大きくなる
ごちゃごちゃ短期売買などしないでどっしり構えて積立を行うことがどれだけ大切か。
25歳から積立NISAを初めて45歳で終了。その後は積立を中止して運用を行うだけで良いのです。
まさに底辺セミリタイアな資産運用ですね。
底辺セミリタイアを目指す盆人向けのおすすめのプランです。
iDeCo+積立NISAで毎月56000円積立を行う
次はイデコで月23000円、積立NISAで毎月33000円の投資を行なったパターンです。
正社員などの人が非課税口座をMaxに利用した場合です。
20年後には2300万円になっています。
25歳から初めて45歳になった頃です。
ここで積立を中止して資産運用だけを行うとします。丁度結婚して子供が中学生以降になってお金がかかる頃です。
運用に回すお金がないので今ある資産だけ運用したとしましょう。20年後にはいくらになるでしょうか?
20年後には6100万円になっています。これならほとんどのサラリーマンや労働者は老後に困らない資産だと思います。
重要な話
ここで大切は話です。
日本は格差だ衰退だと言われていますが、正しい資産運用を行えば比較的低額な積立で十分な資産運用を行うことができます。
ここで正しい運用を行うマネーリテラシーを早く知っているかどうかが盆人の人生の大きな分かれ道になります。
実際はちょっと景気がよくなるとバブルな金融商品が流行り一攫千金を狙いハイレバなマネーゲームを行い、市場が暴落すると大幅な損失になり撤退。反対に市場が暴落するとこの世の終わりのような予測に尻込みして投資ができなくなる。
ほとんどの人がこれを繰り返して資産運用などできません。
資産運用は相場が良くても悪くても変わらず続ける長期的な運用なのです。
これが出来るかできないかが大きな差になって現れます。
マネーリテラシーをつけるための本の紹介
他の記事に書いているのですが本数が多いのでもう少し少なく紹介します。
資産運用を行うに当たって絶対読むべき6冊の本を紹介します。
基本的なマネーリテラシーをつける。
基本的なお金について知識をつける本です。何も難しいことは書かれていないのですが、当たり前なことを続けることの重要性が書かれています。日本と米国の本ですが結局お金に関しては国など関係ないのだと思います。
もうずっと同じ本をおすすめしていますがこれ以上の本はないと思います。どちらも古い本ですが本質はいつの時代でも変わらないです。
積立投資・インデックス投資を学ぶ
洋書ではこの2冊がベストです。
どちらもインデックス投資を学ぶ本としては最適ですが「敗者のゲーム」の方が読みやすいと思うので最初の一冊ならこちらから読むことをおすすめします。
日本人の書いたおすすめの投資本
橘さんの臆病者のための株式投資は10年以上前に読んだ本なのですが投資は「日本人でここまで投資についてわかりやすく書かれた本はあるのか」と衝撃を受けたことを覚えています。そして当時書かれたことが当たり前の世にネットで書かれている今、著者の先見性の高さに頭が下がる思いです。
水瀬さんの本は今でも売れ続けているのですが、インデックス投資についてとてもわかりやすく書かれているので一番最初に読む本として最適です。日本人の書かれたこの2冊を読む→次に洋書の専門者を読むがいいかなと思います。
このような本をしっかり読めば世の中にある訳のわからない有料情報など買う必要など全くないです。
どれも古い本ですがそれだけ価値があるのです。
資産運用をするにはどうしたらいいか
次に資産運用・・そもそも5%上げるにはどうしたらいいのかですが。
次の二つのことを大切にしてください。
- 非課税口座で運用する
- 低コストのインデックスファンドで運用する。
リターンを上げる方法は不確実だが税金コストや手数料コストは確実にリターンを引き下げる!
シンプルですが投資の基本です。
非課税口座でおすすめの金融会社
私は次の二つの金融機関で運用をしています。
積立NISA
イデコ
積立NISAの運用はSBI証券で行なっていますが、今から新しく行うなら楽天証券が一番おすすめです。
楽天証券は楽天カードで積立投資を行うと1%のポイント還元など圧倒的に有利なサービスを行なっています。
楽天証券で積立NISAの口座開設→楽天カードで毎月投資信託の積立を行う。
毎月33000円の積立設定を行えばそれだけで330ポイントの楽天ポイントがもらえることになります。
今は楽天証券グループで積立NISAを行うのが一番おすすめです。
参考記事
イデコ口座はマネックス証券がオススメ
イデコ口座は口座を開設するだけで毎月口座手数料が取られるのですがネット証券は金融機関手数料が無料でどこも最安値となっています。その中で一押しはマネックス証券です。
理由は次に紹介するおすすめの投資信託「eMaxis slimシリーズ」がイデコ口座で唯一購入できる金融機関だからです。
ただし、それにこだわりがないのなら大手のネット証券「楽天証券」でも「SBI証券」でもいいと思います。
おすすめの投資信託は「eMAXIS Slimシリーズ」
「eMAXIS Slim」を勧める理由
投資信託の手数料である信託報酬を業界最安値にする戦略を取っており、ライバルが手数料値下げをするとそれに追随するので手数料最安値商品が新規に発売された時にその都度、乗り換える必要がないからです。
つみたてMISA・イデコ口座とも購入可能です。
イデコ口座で購入可能な金融機関は現状「マネックス証券」のみです。
常に手数料を下げる「eMAXIS Slim」
投資信託の種類
SBI証券より引用
私はeMAXIS slim 世界株式(三地域均等型)を積立NISAで投資しています。
しばらくはこの投信を購入していく予定です。
まとめ 誰でも資産形成ができる時代
日本はここ数年非課税口座が充実して誰でも資産形成ができる時代になったと思います。
月2万円も出せないと言うなら月100円でもいいので積立を行いましょう。そうすると無駄を減らして投資にお金を回したくなります。それが動機付けになって1000円・5000円・1万円と増えていくのです。
最初から完璧を求める必要なないが続けること。続けることが資産形成の近道なのです。
盆人以下の私のような人間でも底辺セミリタイアが可能になったのは、この低コストの投資信託やETFが非課税で購入できるようになったからだと思います。
正に底辺セミリタイアのための資産形成。
まだ10年ほどと始まったばかりの歴史ですが今後運用を成功する人が次々と出てくると思います。
これは知っているか知らないか、実行するかしないかの差だけだと思います。
あなたはどちらを選びます?
それでは。