
株式市場の軟調、仮想通貨の暴落が起きています。
私は新しいバブルな金融商品は景気の先行指数だと考えているので、仮想通貨で起こっていることはいずれ株式市場にも起こり実体経済にも波及してくると考えています。
つまり徐々に景気後退が起こる。
多分、今年・来年あたりがピークで景気は後退するのではと考えています。
そんな軟調な市場を経験して迷える投資家にオススメのポートフォリオがレイダリオが提唱している
「オールシーズンポートフォリオ」
迷える投資家と言うよりセミリタイアをしている私向けのポートフォリオです。
次の10年に向けて一部ポートフォリオを入れ替えています。
今回は来年に向けてのポートフォリオの紹介をしたいと思います。
それではどうぞ
レイダリオが提唱するオールシーズンポートフォリオとは
レイダリオが提唱しているポートフォリオの考え方については過去にいくつか記事にしています。
また私のブログを読むだけでなくポートフォリオの紹介とその考え方について書かれている本を一読することをオススメします。
最近キンドル版が出ているようです。
またこれから投資を始めようと考えている人は基本的な本を読むことをオススメします。
投資の基本的なことを知らないで投資を始めると予想外に相場が動いた時に狼狽売りなどをして結果的に高値で買って安値で売る、投資家として最悪な選択をしてしまう可能性があります。
セミリタイア向けのPFとは
セミリタイア向けのポートフォリオなどはありません。
ただし注意することは一撃撤退になるようなポジションは絶対取らないことです。
私はそうならないためにもどんなに長期的に株式のリターンが他の資産より高くても株式のみで運用をするようなことはしません。
またどんなに長期的にアメリカ市場のリターンが他の市場より高くても米国市場のみで運用をするようなことはしません。
十分分散された投資を心がけます。
今までのポートフォリオとの大きな違い
過去のポートフォリオとの大きな違いは「金」についての考え方です。
私は投資を始めた頃からずっと金投資については否定的でした。ウォーレンバフェットも金投資については否定的です。
ただし金は株式・債券とは違った動きをすることが多く、また今後経済がインフレ化するリスクに備えて一部金に投資をしてもいいのではないかと考えるようになりました。
金はリスクが高いがインフレ時や株式暴落時に株や債券と違った動きをする可能性が高い。
全体の10%〜20%ぐらい金などに投資をしてもいいのではと考え自分のポートフォリオに組み入れていきます。
米国株式S&P500に投資するIVV
米国長期債に投資をするTLT
金に投資をするIAU
それぞれ45%・45%・10%に分散したPFとIVVに100%投資したPF
リターンは年利8.45%・7.95%とそれほど変わりませんが、リスクが14%と8%と分散されたポートフォリオの方が半分ほどとなります。
2005年〜2018年の現在までの最大年間下落率もIVVが-32%に対して-3.3%と大幅に下落幅が小さい
この長い上昇相場でも分散されたPFの方が長い期間リターンが高かった。ここ数年にリターンで逆転しています。
投資で大切なことなのですがIVV・TLT・金と株式・米国長期債券・金とボラティリティの高いリスクの高い商品なのですが、違った局面で動くことが多くリスクを打ち消して結果的にリスクの低い分散されたポートフォリオになると理想の配分になります
それぞれのリスクは高いが違う局面で動くので結果的に低リスクになる可能性が高い。
ここがオールシーズンPFの利点だと思います。
株式は低金利・景気拡大局面に上昇。
長期債券は景気後退・金利低下局面
金はインフレ・経済不安定時期に上昇
cubのポートフォリオはどのようにするか
株式と日本債券インデックスを半分ずつ、金は全体の10%ほどにします。
金以外にエネルギー株ETFなどを入れていく予定です。
購入する商品
eMaxis slim 全世界株式(3地域均等型)
eMaxis slim 国内債券インデックス
iシェアーズ・ゴールド・トラスト
iシェアーズ・グローバル・エネルギー
過去のリスクとリターン
リターン | リスク | アジア通貨危機 | ITバブル | リーマンショック | |
---|---|---|---|---|---|
オールシーズンPF | 5.0% | 6.9% | -14.7% | -14.7% | -24.6% |
eMaxis slim 全世界株式(3地域均等型) | 6.7% | 18.3% | -22% | -40.9% | -49.3% |
eMaxis slim 全世界株式(3地域均等型)は最大下落率はリーマンショックの時のおよそ50%、この時のPFは25%ほどの下落でおよそ半分ほどで済んでいます。
日本は円高リスクがあるのでドル建てに比べると下落率が高い。
円高は海外資産に安く投資ができる、海外に安く生活できるので急激な円高が起こった時に生活費を外貨にしたりしたいですね。
過去20年のリターンもオールシーズンPFが年平均5%に対してeMaxis slim 全世界株式(3地域均等型)が6.7%とやや低いですがリスクが6.9%と18%とオールシーズンPFの方が大幅に低くなっています。
リーマンショック級の暴落が来たら最大25%の損失が起こると想定しておく。マイナス500万円
相場の調子が良い時は物足りなく感じるかもしれませんが不調の時にこのボラティリティの低さは安心になると思います。
とにかく一撃撤退、相場が下落して投資をやめるようなことがないポートフォリオを常に作っていることが大切だと考えています。
また大暴落をして今の半分ぐらいになって株式の利回りが魅力的になった時は個別株などに投資をするかもしれません。
タバコ株やダウの犬投資法などを始めるかもしれませんが今はまだまだやりません。このまま底打ちをして上がるかもしれませんがそれはそれで問題なし。このPFで十分リターンをあげてくれます。
大体長期的なリターンは2%〜3%ぐらいあれば十分です。
株式部分は日本の非課税制度を利用してつみたてNISAやイデコの口座で運用していく。
私のオススメで利用している金融口座はこちらになります。
つみたてNISAはSBI証券
イデコはマネックス証券
私は長い間SBI証券を利用していてそのまま利用をしていますが、これからつみたてNISAを行うなら絶対に楽天証券がお得です。
これからネット証券を利用する人は楽天証券一本だと思います。
楽天のクレジットカードで積立が可能でポイントも付くので他社の追随を許さないサービスをしています。
まとめ より分散してシンプルなポートフォリオ
株式は日本・先進国・新興国に均等に分散された投資信託一本。
後は債券インデックスファンドやゴールドETFなど数本で分散したポートフォリオを作ることは可能です。
シンプルで長続き可能な運用を今後もしていきます。
相場の急落に慌てることがないようリスクを取りすぎていないPFにしていきます。
それでは