
マーケットの変化は突然訪れるもの。
それは上がる時も下がる時も・・・・
そんな暴落にも強いと言われているETFがあります。
レイダリオのオールシーズンズ・ポートフォリオを参考にしたと言われる全天候型ETF。
その名は
RPAR Risk Parity ETF
上場が2019年12月だったのでコロナショックを経験して一年が経ちましたのでこの一年のデータを紹介します。
それではどうぞ
下落に強いETF!!その名はRPAR Risk Parity ETF
みんな大嫌いな市場の暴落。
そんな暴落に強いと言われているオールシーズンズポートフォリオが欲しい!!!
そして生まれたETFがRPAR Risk Parity ETFです。
RPAR Risk Parity ETFのアセット
アセットが100%ではなく120%なのは資料のミスではなく債券投資の部分にレバレッジがかかっているからです。
前回の記事で私はわからなくて間違えていました。ごめんなさい。
長期のアセット
- 世界株式 25%
- コモディティ 15%
- ゴールド 10%
- 米国長期債券 35%
- 米国インフレ債券 35%
ただし現在は目標のアセットとかなりズレています。
ゴールドや長期債券の割合が高くなっています。短期と長期のアセットをずらしているのはアクティブ投資ETFだからでしょうか?
株式への投資は全体の25%とかなり抑えられています。
各アセットのリスクとリターン
意外ですが株式のリターンが5%と最も低くなっています。
最も高いのがゴールドで9 %。
2000年以降の2年ごとのアセットのリターン
2年後の各アセットのリターンですが予想通りどの資産が一番リターンが良いか事前には全く分かりませんね。
米国株のリターンがこの10年物凄く良いので忘れがちですがこの20年だと世界の株式のリターンは大体5%ほどになっています。
この20年では金のリターンがとても良かったことになります(だからと言っても次の20年も金が良い保証はありません)
コロナショック下落率
コロナショックの時に世界株式は30%ほど下がっていますが、このETFは半分の15%に抑えられています。
とは言ってもやはり15%ほど下がっています。
株式の割合が25%ほどで15%の下落ですからやはりそれなりに下がっています。
この辺をどう感じるかは各個人にお任せします。
その後のリターン
2021年5月末までのSPY(S&P500)とリスクリバティETFのリターンです。
- RPAR Risk Parity ETF 12.8%
- SPY 23.5%
暴落後の急上昇で2021年2月にS &P500のリターンが上回り、その後大きく差がついています。
暴落に強いですが上昇局面には株式よりリターンが落ちてしまうのは仕方がないですね。
ただし月単位の最大下落率はRPAR Risk Parity ETF-6.9%、SPY-19%とかなり抑えられています。
ざっくりですがリスクは株式の半分ほどのETFと考えて良さそうです。
日本では購入できない
現状、このETFは日本の証券会社では購入できません。
私が持っている台湾の証券会社では購入可能ですが・・・・
いずれ日本でも購入できるようになるかもしれません。
次の暴落に備えて・・・
この記事は2021年5/12に書いていますが、株式市場に下落が起こっています。
次の暴落でも下落が強いETFなのか見極めていきたいと思います。
5年後・10年後もしっかり下落に強いETFなのか定点観測をしていく予定です。
それでは。