ちょっと遅くなりましたが3ヶ月に一回ごとにチェックしているポートフォリオの運用成績です。
不況や暴落にも強いと言われている全天候型PFですが、本当なのか定点観測をずっとしています。
今回は第二四半期の6月までの運用成績の紹介です。
それではどうぞ
2021年6月までのオールシーズンズPFの運用成績
私がチェックしているPFは株式・米長期債券、金の3つのシンプルなものです。
前回の第一四半期の運用成績はこちらの記事
運用しているETF
証券番号 | 商品名 | ポートフォリオ1 | ポートフォリオ2 |
SPY | SPDR S&P 500 ETF Trust | 100% | 50% |
EDV | Vanguard Extended Duration Trs ETF | 45% | |
IAU | iShares Gold Trust | 5% |
レイダリオ氏が一般人向けに推奨しているポートフォリオはやや違います。
レイダリオ氏のPF
彼のポートフォリオについての考え方についてはこちらの本に書かれています。
今年6月までの運用成績
2021年の運用成績
第二四半期(4月から6月まで)の運用成績
3月まで下落が続いていた米国長期債券のEDVと金が底を打ったように上昇しています。
特に米国長期債券は春以降に金利が下がり債券価格が上昇しています。
S &Pは高値もみ合いが続いている感じですね。
しかし2021年のリターンは S&P500がおよそ15%に対してオールシーズンズPFが2.47とS&Pが圧勝となっています。
米国の今年のインフレが年利4.31%と高い水準になっていることも注目です。
2021年のリターン
- S &P500 15.25%
- オールシーズンズPF 2.47%
2008年からのリターン
Portfolio 1=S &P500
Portfolio2=オールシーズンズポートフォリオ
3月まではデータが取れる2008年からの14年間で2021年は最悪の運用成績-5.25%でしたが、4月以降急速に回復して+2.47%までとなりました。
しかし
S&P500のリターンも15.25%と今年半年の成績は大変よく、オールシーズンズポートフォリオのリターンは大幅に下回っています。
今年の長期債券と金のリターンがまだマイナスとなったままです。
2008年からの長期リターンはどちらも年利11%と並んでいます。
2008年に1万ドルを投資したら4万ドルに増えている計算になります。
14年で4倍は大変良い成績です。
まとめ
前回の時点で長期債券はこのまま下落していくのではと思っていました。
このまま長期債券の利回りが3%まで上がっていき、EDVの価格は100ドルぐらいまで下落をすると思っていましたが、春以降、米国長期債券の利回りが下落を始めて、まさかの債券価格の上昇が起こっています。
120ドル付近まで下落を続けた価格が現在140ドルまで回復しています。
また7/20にダウが700ドル以上下落した日にEDVは大幅上昇となっています。
7/20
SPY -1.48%
EDV 2.84%
SPYが-1.5%ほど下落に対してEDVは2.8%の上昇と株が下落すると長期債券が大幅上昇と逆相関関係となって下落のクッションの役割を果たしてくれました。
債券はゴミとか言っている人、ちょっと前出てこい!!
このように下落が続くと思われた債券の価格が上昇を始めています。
これは将来のインフレ率が予想より低くなるという予想なのでしょうか?それとも一時的なことなのでしょうか?
もちろん、私にはその辺は全くわからないのでこのまま定点観測を続けていきます。
私のポートフォリオは米国長期債券を10%ぐらいにしてインフレ連動債券や先進国債券へ分散投資をしようと考えているのですが、やっぱり長期債券だけでいいのかなと迷いもありますね。
私のポートフォリオの記事についてはこちら
今回ちょっと遅くなりましたが、第三四半期の運用成績の紹介は9月となります。
それにしても米国株式調子がいいですね・・・いつまで上がることやら。
それでは。