
米国の債券利回りが上昇をしています。
そのため私の所有している米国長期債券ETFの価格の下落が続き、今月に入り評価額がマイナスに入ってきました。
今後の長期債券投資についての話です。
それではどうぞ
米国長期債券ETFマイナスへ
投資をしている米国長期債券ETF(EDV)の評価額がマイナスとなりました。
バンガード 超長期米国債 ETF(EDV)
現在価格 132ドル 69株所有 投資総額96万円 評価額-34,000円 利回り2.2%
コロナショックの時に一時的に急上昇して190ドルを突破しました。
最高値から30%ほど下落をしていることになります。
結構下がっていますね。
現在の米国債券利回り
10年国債利回りも1.3%と上昇しています。
30年国債利回りが2.17%となっています。
コロナショックの時は10年国債が0%近く30年国債も1%割れとなっていたので金利が上がって来ています。
今後どこまで下がるのか
ここでどこまで下がっていくと利回りがいくらになるか予想をしてみます。
債券の年間配当を3ドルと予想します。
ETF価格 | 利回り | 下落率 | 損失額 |
120ドル | 2.5% | -9% | -86,400円 |
100ドル | 3% | -24% | -230,000円 |
80ドル | 3.75% | -40% | -384,000円 |
60ドル | 5% | -45% | -432,000円 |
個人的にはETFの価格が100ドル前後、長期債券の利回りが3%ほどになるのは十分にあると思います。
4%を超えるとやや高い、5%だとインフレ懸念。
金利の予想は為替の予想と同様にプロでも難しいものです。私のような素人予想が安易に当たらないと思っているので機械的に運用していくのが一番良いと思っています。
長期債券が下がるのは問題ない
ちょっと金利が上がるとインフレと言う人が結構いますが、私個人的にはこのくらいの金利上昇は問題ないと思います。
日本政府もインフレ率2%が目標と言っているの10年国債利回りはいまだにゼロコンマ以下の世界。
正常化とは程遠いです。
また債券価格が下がりETFの損失が増えるのは気持ちのいいものではありませんが、これは景気が順調に回復している証拠とも言えます。
ある意味分散が効いている証拠とも言えます。(株が上昇して債券が下がる)
一番怖いことは全部の資産が上昇することです。
全部の資産が上がれば全部の資産が一気に下がることもある。
今のように債券から株などにお金が流れていき、結果として債券価格が下がっている。
これはある意味正常なことだと思います。
今後の債券投資
コロナショックでリスク資産である株式への投資を増やし、私の資産の中で株式の割合がとても多くなっています。
このまま債券価格が下がっていくようなことがあれば徐々に長期債券投資の割合を増やしていく予定です。
最終的には株を売って債券へ投資をしていく。
上昇した資産を売って下がっている資産を購入していく・・投資の基本です。
EDVへの投資額は300万円ぐらいはしていきたいですね。
今日明日すぐということではなく数年かけて長期債券への投資をしていきます。
私のポートフォリオも徐々に正常化していく予定です。
それでは!
コメント
私もEDV,TLTを所有し、値下がりするこの頃です。
一方、米国債(ストリップス債)も所有してますが、Fixed Incomeで購入時に利回りが確定してます。途中評価額が上下しようともFixed Income.
ずいぶんと性格が違う商品だなあと思う次第です。長期米国債ETFは、金利変動に対する投機性が強いですね。
LQDは、金利に対して変動が少ないです。
by matchan256 2021年2月25日 08:14
長期債券はボラ高いですね。デュレーションも20%以上あるので金利1%上昇で20%以上下落することになります。
それが逆に魅力で株の反対の動きをすることが多いのでこのまま所有していきます。
金利が上昇(価格が下落)していけば当然追加購入していきます。
コメントありがとうございます。
by cub 2021年2月25日 09:19