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2020年のオールシーズンズポートフォリオ(株式・長期債券・金)のリターン

[記事公開日]2021/01/10

2020年のオールシーズンズポートフォリオ(株式・長期債券・金)のリターン

下落に強くてリターンも良い夢のようなポートフォリオと言われてる、レイダリオが提唱しているオールシーズンズポートフォリオ。

株式に長期債券と金をアセットとして組み込むことによって下落に強いポートフォリオになっています。

2020年一年のリターンと2008年から13年間のリターンを紹介します。

それではどうぞ

2020年も強かったオールシーズンズポートフォリオ

株式に長期債券と金を組み入れたポートフォリオとなっています。

組み入れ銘柄を次の3商品です

証券番号商品名ポートフォリオ1ポートフォリオ2
SPYSPDR S&P 500 ETF Trust100%50%
EDV Vanguard Extended Duration Trs ETF45%
IAU iShares Gold Trust5%

Portfolio 1(SPY100%)

S&P500ETFが100%のポーフォリオです。

Portfolio 2(オールシーズンズポートフォリオ)

S&P500が50%、EDV、米国長期割引国債45%、金5%のファンドです。

2020年の一ヶ月ごとのリターン

2020年1月から12月までの一ヶ月ごとのリターン表です。

コロナショックが訪れた2月・3月の株式市場の急落をカバーするように長期債券が上昇しています。

株式と長期債券は綺麗な相関関係となっています。

月ごとの下落率もS&P500が3月の-12.4%の下落に対してオールシーズンズポートフォリオは1.3%。最大下落月は10月の-3.4%と大変低く抑えられています。

また金は夏前に急上昇をしてポートフォリオのリターンに貢献

年間のリターンは株式100%のポートフォリオがおよそ18%に対して長期債券と金を組み入れたオールシーズンズポートフォリオは21%と株式のリターンを上回って2020年は終了しました。

2008年から2020年の13年間のリターン

2008年からの年間リターンと13年間の平均リターンです。

S&P500の13年間の平均リターンは10.3%に対してオールシーズンズポートフォリオの平均リターンは11.3%とあの好調な米国株式のリターンを上回っています。

最も注目すべきことは下落率です。

最大下落と年間下落はS&P500が-32%・-46%に対して-3.9%・-19%と大変下落に強いことです。

これがオールシーズンポートフォリオの強みなのです。

年毎のリターンと下落

S&P500の最大下落は2008年の-32.7%に対してオールシーズンポートフォリオは2018年の-3.89%と大変低い下落に抑えられています。2008年はマイナスどころか+7.7%となっています!

この13年間はリーマンショックに始まり、東北震災・チャイナショック・ギリシャショック・コロナショックなど様々な危機がありましたが、このポートフォリはは一度も年間で-5%以上下落をしたことがありません。

このように危機に大変強いのが特徴となっています。

オールシーズンポートフォリオの注意点

ただしリスクが全くないわけではありません。

最大のリスクとは?

注意点はこの間はずっとインフレになることがなく、米国でもほぼ一貫して金利が下がり続けたことです。

これは債券、特に長期債券にとっては魅力のある投資時期でした。

米国長期債券ETFであるEDVの13年間の平均リターンはおよそ9.4%と大変良いリターンを出していた時期でした。

しかし、これが反転して金利が長期に上昇を始めた時に長期祭のリターンを大幅に下がってしまうことになります。

JPモルガンの予測によると米国長期債券の今後10年の平均リターンは0.3%と米国の平均インフレ率2%と比べても大幅に下回ると予想されています。債券はほぼマイナスのリターンになると予測。

バックテストとしてインフレ時代を本格的に経験していないと言う難しいリスクがあります。

ただしレイダリオ氏はインフレ時代であった1970年代でも十分リターンを上げていたと主張しています。

将来のインフレリスクに備えて

このポートフォリオは長期債券が45%と比率が高いので、この比率を下げて、レイダリオ氏のポートフォリオのように商品などの割合を上げていく。

TIP(物価連動債券)をアセットに組み入れる。

商品系の株式、石油株などの資源株を組み入れていく。

などの対策も一つの手だと思います。

ただしレイダリオ氏の個人向けのオールシーズンズポートフォリオも長期債券が40%あるのでこのままでもいいのかもしれません。

まとめ

オールシーズンズポートフォリオですが、コロナショックの起こった2020年も下落に強いポートフォリオとなりました。

2021年以降も三ヶ月に一回ぐらいの割合で定点観測をしていく予定です。

下落に強いポートフォリオが欲しいとお考えの人の参考になればと思います。

オールシーズンズポートフォリオについて書かれた本です。

ポートフォリオのリターンはこのサイトを参考にしました。

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