
二ヶ月と割と長く日雇い労働派遣を利用していたのですが、日々のお金の使い方が大きく違い驚くことがいくつかありました。
私自身がすでにまともな実社会から長く離れているのでお金に関してはかなり変人だと思うのですが、これが一般的なお金の使い方なのか!と改めて思うことがありました。
あなたはそれでも底辺労働者を目指しますか?
それとも底辺セミリタイアを目指しますか?
それではどうぞ
何気ない一言で気づいたラテマネーの使い方の違い
「あなたって男なのに毎日水筒持ってきてるのね・・」
同じ派遣で来ていた方から何気なくこう言われました。
私としては当たり前だと思っていたのですが、
「タンブラーどうして持ってこないのですか?」
と聞くと
「重たくて邪魔なのよね」
こう返事が返ってきました。
確かに少し邪魔かもしれませんが、暑い夏水分どうしているのかと聞くと自販機で購入しているとのこと。
私的には自販機でお茶や水を購入したら負けだと思っている(笑)
そう、派遣に限らず、スタッフの多くは当たり前のように自販機でお茶やらコーヒーを購入しています。
暑い今は一回どころか二回購入するなど当たり前・・・・
こられは通常「ラテマネー」と言われているお金です。
これが私と他の派遣とでは大きく違っているのでした。
ラテマネーとは
アメリカで人気の資産アドバイザーであるデヴィット・バック氏が考案した言葉です。 ラテとはコーヒーのことで、ラテマネーは、「普段から利用しているコーヒーショップに支払うお金。毎日何気なく使っているお金が長い目で見ると大きなお金となり貯蓄や資産形成の妨げとなっている。
底辺セミリタイアのラテマネーの使い方の違い
それでは、日雇い派遣と私のお金の使い方の違いをざっくりですが調べてみます。
収入は全員同じです。
月22日働いて手取り17万円ほどでした。
タバコ代500円
事務職で働いていたのですが、とにかく派遣社員に共通しているのが
喫煙率高過ぎです。
タバコを吸わない人間が少数派です。
多分10人中、私を含めて二人か三人ぐらいしかタバコを吸わない人はいませんでしたね。それも私以外は全員20代です。
三十代以上でタバコを吸わない人は誰もいないぐらい喫煙率高いです。
毎日タバコを1箱500円✖️22日=11,000円
私は0円です。
休みの日にもタバコを吸うでしょうから実際はもっとかかっているはずです。
自販機ジュース代200円
ほとんどの人は自販機でジュースやお茶を買っているようでした。
今の自販機は高いです・・・500mlのお茶160円、缶コーヒー130円もします。
仮に一日1本ないし2本毎日買っていたらどうなりますか?
毎日ジュース代200円✖️22日=4,400円
私は0円です。
私自身はこの辺は意外にお金を使います。知っての通り、結構マックたコメダなどへ行きます。
ただし自販機ではほとんど買いませんね。高過ぎます。
自販機で缶コーヒー買うぐらいなら、我慢してコメダでまったりしたい派です。
交通費500円
地下鉄で通う人がほとんどです往復500円としました。ただし中には岐阜方面から通っている人がいて交通費だけで1500円以上かかる人もいました。
私の派遣先は交通費は出ませんでした。
実際はもっとかかっている人も多そうでしたが少なめに500円としました。
私は電動チャリで毎日通っていました。
交通費0円・・・と言いたいところですが電動チャリは10万円ほどしました。
6年前に購入したので一ヶ月あたりにすると
10万円➗72ヶ月=1400円ほどになります。またパンクなどの修理もしているので大雑把に月2000円としましょう。
500円✖️22日=11,000円
私・・2000円
昼食代500円
私はほぼ毎日家からおにぎりを作って持ってきました。
弁当持参は一部女性以外ほぼなしですね。男性は近くの定食屋さんかコンビニで弁当購入。
弁当代500円としましたが、実際はもっと高いと思います。
私はおにぎり代一回100円・・・たまに面倒で作らなくてコンビニで週一ぐらいパンを購入していました。パン代400円
100円✖️17回=1,700円 パン400円✖️5回=2000円
500円✖️22日=11,000円
私 3700円
一ヶ月のラテマネーの価格
項目 | 底辺派遣 | 底辺セミリタイア |
タバコ代 | 11,000円 | 0 |
ジュース代 | 4,400円 | 0 |
交通費 | 11,000円 | 2,000円 |
昼食代 | 11,000円 | 3,700円 |
合計 | 37,400円 | 5,700円 |
私との一ヶ月の差が3万円以上となっています。個人的にはもっと差が開いていると思います。
タバコや交通費、昼食代はもっと使っていると思う。
この差が不安定な派遣から脱出できない大きな支出の差となっていると気づかないといけません。
更に広がる支出の差
手取り17万円から37,400円となると残り132,600円となります。
しかし手取りから大きく引かれる固定費を忘れてはいけません。
国民健康保険代と国民年金代です。
手取り17万円は年収にすると丁度200万円ほどとなります。
参考記事
正確な数字ではないのですが、名古屋市だと40歳以上で国民健康保険料14,500円ほど、国民年金は16,540円となり合計31,040円ほど支払う必要があります。
つまり132,600円から31,000円ほど引かれて実質10万円で生活をしなくてはなりません。
これでは貯金も資産形成もほとんどできていないでしょう。
こんなに楽な仕事でも辞める人が毎週のように出ていたのは、この収入では生活できないと考えていた人がいたのかもしれません。
ラテマネーの差を資産運用していたら
差はこれだけではありません。
もし毎日使っていたラテマネーの差、31,700円を資産運用をしていたらどうなるでしょうか?
仮に毎月31,700円を非課税口座である積立NISAで20年運用を続けたらいくらになると思いますか?
資産運用シミレーション
積立NISAで毎月31,700円を世界株インデックス投信で20年運用、株式のリターンは5%とする。
積立資金は総額780万円ほど、運用総額は1,280万円となります。
つまりラテマネーを節約するだけでセミリタイアへの道が開けることになります。
タバコを吸うのを止めて自販機でジュースを買わない、できるだけ自転車で通える範囲の職場にしてお弁当(私は面倒なのでおにぎりのみ)を持ってくる。
これだけの差で貯蓄ゼロの不安定な日雇い派遣からセミリタイア生活が見えてくるのです。
これこそがマネーリテラシーなのです。
相場の予測をしたり当てたりするのがお金のリテラシーではありません。
日々のちょっとした無駄を将来の運用資金にする・・・これでお金の不安、人生の不安が大きく和らぐ。
物凄く簡単なことですが、なぜほとんどの人ができないのか、今回の長期派遣で見えた気がしました。
まぁお金の近い方に関しては私の方がおかしいのかもしれませんが、ちょっとした工夫で底辺でも十分お金を貯めることは可能なのです。
そして私がなぜ底辺労働者でもセミリタイアができたかは、このちょっとしたお金の使い方と運用の差なのです。
それでは。